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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14356
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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よろしくお願い致します。 85歳の父がもう5~6年前から帯状疱疹後の神経痛で悩まされてます。 部位は右肩から

質問者の質問

よろしくお願い致します。

85歳の父がもう5~6年前から帯状疱疹後の神経痛で悩まされてます。
部位は右肩から首に掛けてだと思われます 。現在治療法としてリリカカプセルを
6粒/日 他痛み止めを処方され飲用したり、気休めですが塗り薬を使用してますが
薬は一向に効き目がありません。横になってると少し楽なので、ほとんど寝たきりで
筋力も衰え、歩行も困難です(車いす状態)。近頃ネット検索で高周波熱凝固法・
パルス高周波法なるものを知りました。もう藁にもすがる思いで治療を行ってる病院に
電話を掛けましたが、診察をしてみないとはっきり効果があるのかまた、出来るのかは
判らないとの返答です。まず病院が遠い事と父を連れて行くのも大変な状態ですので
空振りに終わっては意味もなくご相談した次第です。行く価値はあるのでしょうか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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おはようございます。猫山と申します。神経内科医です。

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の原因ウイルスによって神経が傷つけられることで生じる痛みで、その損傷の程度にもよりますが、帯状疱疹後神経痛にまで発展してしまうと残念ながら完全な除痛は困難です。

【帯状疱疹後神経痛】
http://toutsu.jp/nerve_pain/type/taijouhoushin/index.html

薬物療法としては、リリカ、サインバルタ、三環系抗うつ薬や抗てんかん薬の一部が帯状疱疹後神経痛の治療に用いられます。
また、神経ブロック注射が有効な場合もあります。
高周波熱凝固法は、原理はブロック注射と似ていますが、神経の根元を焼き固めてしまうわけですので、より強い持続的な神経活動の阻害効果(=疼痛減弱効果)があります。パルス高周波法はこの高周波熱凝固法の副作用を軽減する目的で開発された治療法で、原理は高周波熱凝固法と同様です。
http://www.ntt-east.co.jp/kmc/guide/painclinic/15.html

しかし既にペインクリニックを2件受診され、麻薬性鎮痛薬まで試みられているということですから、上述したような治療は既にお試しになられているでしょう。

痛みは複雑なコンポーネントで構成されており、帯状疱疹後神経痛においても、神経損傷以外に、心理的な因子や加齢といった要因が痛みの増加に関与することが少なくありません。ご記載されているお父様の生活のご様子ですと、外に意識が向きづらく、常に痛みのことを考えている状態になってしまっているのではないでしょうか。痛みは意識を向ければ向けるほど強く感じられますし、その辛さのために抑うつ的になれば、さらに痛みに敏感になる……という悪循環が生じます。

帯状疱疹後神経痛の病態の複雑さのために、有効な治療方法は個々の患者様によって異なることがしばしばあります。「診察をしてみないとはっきり効果があるのかまた、出来るのかは判らない」という回答は、医療者としては誠実な回答であったと思います。
「空振りに終わっては意味もなく」とのお気持ちは理解いたしますが、帯状疱疹後神経痛に限らず、100%の効果は保証できないのが医学です。

これまでにずいぶんと色々な治療を試されてきたでしょうから、残されている治療選択肢は多くはありません。日本ペインクリニック学会のガイドラインに従えば、残された選択肢は脊髄電気刺激療法(硬膜外腔に電極を留置して脊髄を電気刺激することで痛みを緩和する治療)か、高周波熱凝固法・パルス高周波法ということになるであろうと考えます。
http://www.eisai.jp/medical/useful/consult/vol55/no571/04.html

空振りもありうることはご承知おきの上で、これらの治療を試みられる必要があるのではないかと愚考いたします。

以上、ご参考になれば幸いです。
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