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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14356
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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82歳の母親が変形性膝関節症で日常の歩行もままならず、痛みに苦しんでおります。 これまで、数か所の整形外科に通

解決済みの質問:

82歳の母親が変形性膝関節症で日常の歩行もままならず、痛みに苦しんでおります。

これまで、数か所の整形外科に通いま した。
現在、週に一度デイサービスで筋肉を鍛える運動と、整形外科によるヒアルロン酸注射、
電気治療とマッサージを受けており、デイサービスでは筋肉体操をしております。

手術も考えましたが、高年齢でもあり、術後の経過が良くない方からのお話もあり
積極的に考えておりません。

完治しないまでも、少しでも痛みを和らげる方法を教えていただきければと思っております。
よろしくお願いいたします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんばんは。猫山と申します。

変形性膝関節症は、加齢に伴い膝関節が軟骨がすり減って膝関節に炎症が生じ、関節が変形をきたして疼痛が生じる病気です。

鎮痛剤は炎症を鎮めるだけの対症療法ですし、ヒアルロン酸の関節内注入も、摩擦を減らすだけで、それによってすり減った軟骨が元に戻るわけではありません。
膝関節は体重がかかる「荷重関節」ですので、変形は日常生活の中で進行していきます。

根本的に痛みを取り除くには、手術が必要です。膝関節を人工関節に置換する必要があります。
非手術療法としてはお母様も行われているように、膝周囲の筋力を強化し、関節の安定性を高めるための運動療法がありますが、その効果は限定的です。

日常生活をする上で大きな支障が出ているようですので、主治医とよく相談され、手術治療も検討されてみることをお勧めします。
あくまで非手術療法で、ということであれば、麻薬性鎮痛剤くらいしか有効な手立てがありません。それをご希望の場合は整形外科の主治医に紹介状を書いてもらってペインクリニックを受診されるのがよいでしょう。

ただ、お母様のご年齢を考えますと、既に軟骨が消失して骨と骨が直接ぶつかり合っているような状態だと思われます。
http://www.takebe-seikeigeka.com/images/material/or7_hiza_03.gif
この場合、痛みが取れても、歩けば歩くほど骨が削れていきますので、根本的な解決にはなりません。

ちなみに、「膝に効くサプリメント」として喧伝されている、ヒアルロン酸やコンドロイチン、コラーゲンといったサプリメントの類の有効性は医学的には証明されておりません。
http://www.eisai.jp/medical/useful/consult/vol55/no571/03.html

以上、ご参考になれば幸いです。
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