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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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2週間前にジョギング後左足に筋肉痛のような痛みを感じました。5日前坐骨神経に激痛があり整形外科クリニックの診察を受け

解決済みの質問:

2週間前にジョギング後左足に筋肉痛のよ うな痛みを感じました。5日前坐骨神経に激痛があり整形外科クリニックの診察を受けました。レントゲンでは腰の異常はなく、足を持ち上げる診察で椎間板ヘルニアだろうということで牽引、電気刺激の治療を受けています。MRIを薦められましたが、耳硬化症の手術を受けておりSUS製の部品が入っているため受けられません。腰の痛みはありませんが、坐骨の先端部が座っていられないくらい痛みます。かかと部分はしびれた状態です。古くから左足の弱いしびれ、坐骨痛はありました。梨状筋症候群ではないでしょうか?このまま治療をうけていていいものでしょうか?カイロプラクティクに行こうかとも考えています。電気刺激(マッサージ?)を受けると若干楽になります。歩行には違和感はありますが問題ありません。立ち座りするときにに痛みがあります。筋がが硬直した感じがあります。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
こんばんは。猫山と申します。神経内科医です。

坐骨神経痛は病名ではなく症状名で、坐骨神経が背骨を出るところから足を下り始めるところま でのどこかで圧迫されると臀部や、太腿の裏側、下肢の裏面・足の裏のだるさやしびれ、痛みな どが現れます。
http://www.oleg-oasis.com/zakotutuu/ZAK1.JPG

坐骨神経は4番目と5番目の腰椎の間から出て足の後面を下降する太い神経です。
http://www.ou-hari.com/jpg/a-zakotu.jpg

最も多い原因は腰椎の ヘルニアや脊柱管狭窄症、次にお尻の筋肉によって坐骨神経が挟まれる梨状筋症候群ですが、相談者様の場合、まだ原因が特定できるほどの検査が行われていないように思われます。

なぜ梨状筋症候群だと思われるのでしょう?

梨状筋症候群であれば、カイロプラクティックは効かないと思われますが、なぜカイロプラクティックに行こうと思われているのですか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 4 年 前.

椎間板ヘルニアの多くの場合、腰痛が伴うと聞いたので、腰痛が無く特に尻周りが痛いので、ならば梨状筋症候群ではないかと想像しました。また、カイロプラクティックは痛みを軽減する効果があるとインターネットなどから情報を得ましたので、行こうかと考えています。

質問者: 返答済み 4 年 前.
再投稿:回答が不完全.
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

まず、椎間板ヘルニアのすべてで腰痛を伴うわけではありません。
臀部痛は坐骨神経痛の症状のひとつですから、椎間板ヘルニアで坐骨神経痛が起きている場合でも臀部痛は起こります。臀部痛があるから梨状筋症候群と決めつけられるものではありません。

カイロプラクティックに関しましては、医学的にその効果が実証されたものではありません。
脊椎疾患がある場合はむしろ悪化させることがあることが知られています。
カイロプラクティックを行うのに国家資格は必要なく、これらは「医業類似行為」と呼ばれ、傷病への効果を宣伝することが法的に禁じられています。
ネット上で、多くのカイロプラクティック治療院が坐骨神経痛への効果を謳っていますが、これらは厳密にはすべて医師法違反であり、またその施術内容に関して厚生労働省から警告が発せられているほどです。

【医業類似行為に対する取扱いについて】
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1a.html

なにしろ神経のことですから、安易に自己診断したり民間療法に頼るのではなく、まずは専門医を受診されて坐骨神経痛の原因疾患を特定したうえで、適切な治療を受けられることをお勧めいたします(MRIが撮れなくとも、CTで椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の診断は付けられます)。
骨の中を脊髄が通っている脊椎は、整形外科の中でも専門性が高い領域です。脊椎・脊髄専門医を受診されることをお勧めいたします。
下記のサイトから、日本整形外科学会と日本脊椎脊髄病学会認定の専門医を検索することができますので、専門医が勤務している、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。

【日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医名簿】
http://www.joa.or.jp/jp/public/search_doctor/spine.html

【日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医】
https://www.jssr.gr.jp/jssr_sys/shidoi/listInitTop.do

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 4 年 前.

梨状筋症候群の診断はどのように行われるのでしょうか?

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
梨状筋症候群の診断は原則的には徒手による診察によってなされます。
以下の徒手テストを行います。

◆屈曲させた股関節部を強引に内旋させる(フライバーグ操作)

◆座位で患側の脚を外転させる(ペース操作)

◆痛い方の臀部・脚を上にして診察台に横臥し、膝を台から数cm持ち上げること(ビーティ操作)

◆患者を前屈させ、臀部に圧力を加える(マーキン試験)

これらのテストによって坐骨神経痛が誘発・増強された場合に梨状筋症候群の可能性が高いと判断され、画像診断で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を除外することで診断が確定します。梨状筋症候群そのものをレントゲンやCTで診断することはできません。

ちなみに、相談者様に対して行われた「足を持ち上げる診察」はラセグ試験と呼ばれ、これで坐骨神経痛が誘発された場合には椎間板ヘルニアが疑われます。
質問者: 返答済み 4 年 前.

ありがとうございます。私の場合はラセグ試験では痛みは感じませんでした。これは椎間板ヘルニアの可能性は低いということではありませんか?

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
椎間板ヘルニアでラセグ試験が100%陽性になるわけでもありませんし、陰性だからといって梨状筋症候群の診断が確定するわけでもありません。

医業類似行為ではなく、専門医のもとでしかるべき検査に基づく診断を受けられることを重ねてお勧めしますが、その方針に何らかの不都合がおありなのでしょうか?
質問者: 返答済み 4 年 前.

医療類似行為と言われますが、カイロなどが巷にあふれるように存在する事実は、現在の整形外科診療では満たされない現実があるからではないでしょうか?すぐ手術を進める、牽引や電気マッサージなど、あまり効果が実感で きない合法治療方法よりも、心理的により効果を求める医療類似行為に魅かれてしまうような気がします。ご回答内容には不満はありませんが、整形外科業界と医療類似行為業界で壁を感じます。医療類似行為とは言わず、医療支援行為などと表現できないものでしょうか?両者と言うよりは、この様な場合、上位に立つ者つまり整形外科業界が歩み寄るような姿勢があれば、WinWinの関係が構築できるような気がします。患者はとにかく迷っているのです。長くなり申し訳ございませんでした。町のクリニックよりより高度な専門医の診断を受けることにします。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

「医療類似行為」は法律によって定められている用語ですので、回答内でもこれを用いさせていただきました。

念のため申し上げておきますと、私は、鍼灸や整体、カイロプラクティックなどの有効性や有用性、存在意義を頭から否定する立場にはありません。私もスポーツを行っていて古傷があることもあり、鍼灸やカイロには定期的にお世話になっています。

ただ、国家資格として定められている柔道整復師や鍼灸師とは異なり、誰でも、いかなる資格も認可も必要なくなれてしまうカイロプラクターには、その知識や技術にかなりの個人差があることも身をもって知っております。

相談者様の場合は、「原因が明確になっていない坐骨神経痛」という限定された条件において、カイロプラクティックの施術を受けることが望ましくないと判断し、専門医の受診をお勧めしました。
漫然と牽引や電気治療でお茶を濁す医師が少なくないことも承知していますが、そこに不満を感じられたからといって、医学的妥当性が確認されておらず、資格制度も確立していないカイロプラクティックに走られるのは、やはりお勧めできることではありません。

ちなみに国家資格者である柔道整復師や鍼灸師とのコラボレーションの制度は既に確立しており、医師(整形外科医に限りません)の発行した同意書又は診断書があればそれらの施術を保険診療で受けることができるようになっています。

【柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて|厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/jyuudou/index.html

柔道整復師や鍼灸師とwin-winの関係を構築している整形外科医は既にたくさん存在することを申し添えさせていただきます。

一日も早いご快癒を祈念しております。
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