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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14259
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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子供時代の性的虐待を含む虐待は、大人になってからPTSDになることはあり得ますか? 仮にPTSDだとして、PTSD

解決済みの質問:

子供時代の性的虐待を含む虐待は、大人になってからPTSDになることはあり得ますか?
仮にPTSDだとして、PTSDというのはそもそも「病気」ですか?それとも「ただの症状」ですか?

薬物 療法を中心としている心療内科医にかかっていますが、なかなか言えません。
手紙で伝えようかと思いましたが、手紙を書いていいかと尋ねたら断られました。
「自分には時間がない。あなたの診療時間で既にもう11分経っている」
「手紙を読んだからって次回の診察、どうなんだっていうことになる」と言われ、
ショックと動揺が酷く、主治医への信頼感が揺らぎ始めました。

もう既に何度も病院を変えてやっと今のところに来た為、さらにまた別の病院を探す気力がありません。
仮にPTSDだとしても「だからどうなんだ」「忘れなさい」で済ます心理療法士もいると聞きました。
医療関係者にも専門医にも、不信感をもっています。でも辛いのです。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

ご記載を拝読する限り、相談者様の病状は「複雑性PTSD」という概念に当てはまると思われます。

従来、PTSDは「危うく死ぬまたは重症を負うような出来事の後に起こる」疾患であるとされ、児童虐待があっても、それが言葉の暴力によるものであった場合や、性的虐待等、直接的に生命に危険が及ぶものではなかった場合、それをもってPTSDを発症するとは考えらえていませんでした。
つまり、モラルハラスメントやパワーハラスメント、DVやセクハラ程度ではPTSDは発症しないと考えられていたのです。これは、PTSDの研究が本格化したのが、ベトナム戦争従軍者の心のケアから始まっていることと無縁ではないでしょう。

しかし近年、長期の対人関係の外傷に起因する「複雑性PTSD」という概念が提唱されるようになり、認知されつつあります。
これには、「感情調整の障害、解離症状、身体愁訴、無力感、恥、絶望、希望のなさ、永久に傷を受けたという感じ、自己破壊的および衝動的行動、これまで持ち 続けてきた信念の喪失、敵意、社会的引きこもり、常に脅迫され続けているという感じ、他者との関係の障害、その人の以前の人格状態からの変化」といった症状が含まれるとされます。

病気か症状か、ということで申し上げるならば、従来のPTSDも複雑性PTSDも間違いなく病気です。むしろ、精神科領域では病気としての研究が進んでいる疾患で、PTSDの患者様では、脳の海馬という部位の体積が縮小するなど、脳の形態的・機能的な障害が生じていることが確かめられています。

治療においては、薬物療法と心理療法の併用が効果的とされています。

薬物療法は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬/抗不安薬の有効性が確かめられています。

次に心理療法としては、一般的なカウンセリングの他に、行動療法(曝露法)が有効な場合があります。
曝露法とは、段階的に外傷体験に近い状況に自分自身を曝していき、その時の不安やフラッシュバックに対する対処法を考えたり、捉え方(認知)を修正していく ものです。相談者様の場合は、性的虐待に自らを曝すわけにはいきませんから、カウンセリングが中心になるでしょう。

「さらにまた別の病院を探す気力がありません」とのことですが、いずれも専門的な治療ですので、専門医療機関での治療が望ましいと考えられます(恐らく現在の主治医は複雑性PTSDの概念すらご存じではなさそうです)。

JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていませんが、PTSDの治療が行える精神科・心療内科をお探しになって、受診・相談されることをお勧めいたします。
ただ、「なかなか言えません」では診断がつきませんから、その情報は開示されるご覚悟が必要ですが。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
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経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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