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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14315
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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数年来、40代の家内の被害妄想や一旦興奮すると手がつけられない状態が数時間続くいております。やっとの思いで精神科の受

解決済みの質問:

数年来、40代の家内の被害妄想や一旦興奮すると手がつけられない状態が数時間続くいております。やっとの思いで精神科の受診にこぎつけました。夫婦仲も最悪なので、診断の結果を待って、対処しようと思っていました。病気や障害なら、家族としてささ えなければならないし、夫婦の関係性や性格的なもんであれば、別居を経て離婚というつもりでした。
まだ、診察は一度だけなのですが、薬の説明にうかがったところ、うっすらと可能性があるとすれば、統合失調症だが、おそらく、診断はつかない、原因も環境なのか、生来のものか、性格上のものかは、おそらく、わからないとのことでした。しかし、長期間、様子をみながらの投薬は必要とのことです。私としては、判断の基準を失い、困惑するしかありません。
家内が先生に、「離婚を有利にするために、私(夫)が強引に受診させた」と申し出をしているので、当たり障りのない説明をされてしまったような気がするのですが、「病気や障害としての診断がつかない」ということは、病気は障害ではない→夫婦の関係や性格上の問題と解釈すべきなのでしょうか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

まず、精神科疾患の場合、血液検査や画像検査によって客観的に診断を付けることができませんので、よほどの典型例でもない限りは、初診で診断を付けるのは難しいことがあります。
奥様の場合、「診断がつかない」と二度言われていますので、少なくとも統合失調症として典型的ではないのだと推察します。

「病気や障害としての診断がつかない」ということは、病気は障害ではない……ということでは必ずしもありません。診断に時間がかかるということなのです。
定期的に通院し、医師側が患者様に関する理解を深めていき、症状の縦断的な経過を観察していく中で診断が付いていくことは珍しくありません。

また、「性格の問題」であった場合でも、それが極端なものであった場合は「パーソナリティ障害(人格障害)」という診断が付きます。
例えば妄想性人格障害や境界性人格障害が、奥様の状態を説明しうるかもしれません。

「判断の基準を失い、困惑」されたとのことですが、精神科疾患の診断は時間がかかることがあるものですから、離婚ということを考えられているのであれば、敢えてそこに判断の基準を置く必要はないのではないかと考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。
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専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における妄想性パーソナリティ障害の診断基準を以下にお示ししておきます。
本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

【妄想性人格障害(妄想性パーソナリティ障害)】
全般的な疑いの深さの傾向が成人期早期までに始まり、種々の状況から明らかになる。人々の行為や出来事を故意に自分をけなしたり脅かすものと不当に解釈する。それは以下の7つの基準のうち、少なくとも4項目以上があてはまる。

1. 十分な根拠がないにもかかわらず、他人が自分を利用したり危害を加えようとしていると思い込む。
2. 友人などの誠実さを不当に疑い、その不信感に心を奪われている。
3. 何か情報を漏らすと自分に不利に用いられると恐れ、他人(友人)に秘密を打ち明けようとしない。
4. 悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなしたり脅かすような意味があると思い込む。
5. 侮辱されたり傷つけられるようなことがあると、深く根に持ち恨みを抱き続ける。
6. 自分の評判や噂話に過敏で、勝手に人から不当に攻撃されていると感じ取り、怒ったり逆恨みしたりする。
7. 根拠もないのに、配偶者や恋人に対して浮気や不倫の疑いを抱く。
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
同様に、境界性パーソナリティ障害の診断基準です。

【境界性パーソナリティ障害】

以下9項目のうち5つ以上を満たすこと

1. 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする気も狂わんばかりの努力(注:5.の自殺行為または自傷行為は含めないこと )

2. 理想化と脱価値化との両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式

3. 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像や 自己観

4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食い)

5. 自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し

6. 顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は2 - 3時間持続し、2 - 3日以上持続することはまれな強い気分変調、いらいら、または不安)

7. 慢性的な空虚感

8.不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかをくり返す)

9.一過性のストレス関連性の妄想様観念、または重篤な解離性症状

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