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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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義弟が兄の借金の返済のために約4000万円ほどのローンを組んだんですが返済の重圧(たぶん)等からか鬱になり昨年10月

解決済みの質問:

義弟が兄の借金の返済のために約4000万円ほどのローンを組んだんですが返済の重圧(たぶん)等からか鬱になり昨年10月に約1か月ほど精神科へ入院しました、その後落ち着いて11月に退院しましたがあまり改善せず通院をしております、彼は割烹を経営して繁盛しており普段通りの仕事をしていればゆっくり返済は可能なのですが鬱になって からは「客が来ないこれではやっていけない」と言うのが口癖のようになっており不安から体が震えたり酒に逃げるようになっております最近では妻に暴力を振るうようになって困っておりますこれを改善するためにも主治医からもカウンセリングを進められていますが一向に聞く耳を持ちません
仕事のやる気がなくお店の倒産、家庭の崩壊の危機となっています
どうしたら酒をやめさせマイナス思考から抜け出すことができるかよろしくお願いいたします
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
【「返信」「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分 けがわからないままこれらの機能を使われてしまうユーザー様が少なくありません。回答にご不明の点がおありの場合は、まず「返信」機能でお問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします】


こんばんは。猫山と申します。精神科医です。
お酒で問題を起こすのが単に酒癖の悪さやご本人の逃避傾向のためならば、それは自己責任です。医療カテゴリの専門家に出来る医学的なアドバイスはありません。

アルコール依存症を発症しているならばそのための専門的な治療が必要です。
普段通りの仕事をしていればゆっくり返済は可能なのですが鬱になって からは「客が来ないこれではやっていけない」と言うのが口癖のようになっているのは、「貧困妄想」といって、比較的重症のうつ病で認められる典型的な症状です。よって、マイナス思考であるのもうつ病の症状と考えるべきでしょう。

「どうしたら酒を やめさせマイナス思考から抜け出すことができるかよろしくお願いいたします」とのご相談ですが、これらは病気の症状である可能性が高く、「適切な治療を受けていただいて下さい」以外、回答のしようがありません。

従いまして、治療内容について少し補足情報をいただきたく存じます。

1年間もうつ病の症状が持続していて改善が無いとのこと。
しかも、重症度は決して低くはありません。
実はこのような患者様はカウンセリングの適応ではありません。

義弟様が服用されているお薬の名前と、それぞれの1日量を教えて下さい。
これは回答をする上で不可欠な情報ですのでご高配を賜れればと存じます。

【うつ病:適切な治療を受けているのは1/4(2006年 日本うつ病学会調べ)】
http://118.82.92.190/blog/archives/2008/09/_10_3.html
質問者: 返答済み 4 年 前.


猫山司 様


アドバイスありがとうございます。


本人はこうなる前は温厚で仕事が好きで料理にも自信を持った人でした


酒癖はなく単なる逃避からくる飲酒ですが自己責任自業自得もっともだと思います、本人は自分は病気ではないと言い張るので手に負えないです。


現在お尋ねの薬と量を確認させておりますが薬手帳が手元にないため


自宅に戻ってからということになりました今夜遅くになりそうですが


しばらくお時間をいただきたいと思います。


よろしくお願いいたします

質問者: 返答済み 4 年 前.

おはようございます。


お尋ねの件ですが、朝はリフレックス15mg1錠・リーマス錠200mg1錠・セロクエル錠100mg半錠・パキシルCR錠25mg1錠・ユーパン0.5mg1錠


昼は、ユーパン0.5mg1錠  夕方は、リフレックス15mg1錠・リーマス錠200mg2錠・セロクエル錠100mg半錠となっているようです


そのほかに眠れないときエスタゾラム2mg1錠・不安定な時に頓服薬として


ユーパン1.0mg1錠を服用するようになっているようです。


 


この1年、仕事をしていても「料理が出来ない、自信がない、能力もない、店を閉める」の口癖の連続でどう対応すればよいのかわからなくなっています。


また落ち着いた状態のときでも店をやめてその後どうするのか全く考えきれない、「自分は病気ではない店が暇なので心配してこうなっているだけだと訴える」、自分の気持ちをどうしてわかってくれないのかと訴える。


 


精神科の先生に対して失礼ですが、私たちは精神病院に入院させることを


本当は恐れています、そのまま薬漬けにされてダメになってしまうのではと・・


何とか本人の考えも受け入れながら(拘束せずに)ゆったりとした状態で


追い詰めないように治療できないものか


私はそばで見ていないので、よくわからないのですがアルコール依存症ならどのような治療が必要でしょうか?


自分が病気だと認めない人をきちんと病気と向き合うあうように持っていくにはカウンセリングではだめなんでしょうか?


 


私たちはその方法が知りたいのですよろしくお願いいたします。


 

質問者: 返答済み 4 年 前.

おはようございます。


お尋ねの件ですが、朝はリフレックス15mg1錠・リーマス錠200mg1錠・セロクエル錠100mg半錠・パキシルCR錠25mg1錠・ユーパン0.5mg1錠


昼は、ユーパン0.5mg1錠  夕方は、リフレックス15mg1錠・リーマス錠200mg2錠・セロクエル錠100mg半錠となっているようです


そのほかに眠れないときエスタゾラム2mg1錠・不安定な時に頓服薬として


ユーパン1.0mg1錠を服用するようになっているようです。


 


この1年、仕事をしていても「料理が出来ない、自信がない、能力もない、店を閉める」の口癖の連続でどう対応すればよいのかわからなくなっています。


また落ち着いた状態のときでも店をやめてその後どうするのか全く考えきれない、「自分は病気ではない店が暇なので心配してこうなっているだけだと訴える」、自分の気持ちをどうしてわかってくれないのかと訴える。


 


精神科の先生に対して失礼ですが、私たちは精神病院に入院させることを


本当は恐れています、そのまま薬漬けにされてダメになってしまうのではと・・


何とか本人の考えも受け入れながら(拘束せずに)ゆったりとした状態で


追い詰めないように治療できないものか


私はそばで見ていないので、よくわからないのですがアルコール依存症ならどのような治療が必要でしょうか?


自分が病気だと認めない人をきちんと病気と向き合うあうように持っていくにはカウンセリングではだめなんでしょうか?


 


私たちはその方法が知りたいのですよろしくお願いいたします。


 

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

> 自分が病気だと認めない人をきちんと病気と向き合うあうように持っていくにはカウンセリングではだめなんでしょうか?
これは端的に申し上げて「駄目」です。
精神科の病気では病識(自分が病気だという認識)を持てない患者様が少なからずおられますが、カウンセリングとはそうした患者様を「説得」する行為のことではありません。

まず、義弟様に貧困妄想があることも、病識が欠如していることも、うつ病の症状です。
前述したように、重症度としては中等度~重症であるように思われます(妄想があると、診断学的はそれだけで重症と区分されます)。
初めに行うべき治療は、この症状を抑えてあげることであって、それはカウンセリングでは為しえません。
カウンセリングとは、病識と治療意欲を持った患者様が、カウンセラーの導きに従ってみずから自分の力で問題解決の方法に気づけるよう促す心理療法であって、患者様側にも一定以上の思考力と精神的なエネルギーが要求されます。
現在の義弟様は、エネルギーが枯渇し、考え方が歪んでしまっている状態にありますから、カウンセリングを行えば、むしろうつ病を悪化させる恐れがあります。
臨床ではよく用いられる喩えですが、重症のうつ病患者様にカウンセリングを受けさせるのは、足を骨折して、骨がまだ付いていない患者様に、「頑張って歩いてみて」と促してリハビリテーションを行わせるようなものです。これではいつまでたっても骨は付きません。
骨折に対してリハビリテーションを開始すべきタイミングがあるように、うつ病に対してもカウンセリング(を含む心理療法)を開始すべきタイミングがあるのです。

義弟様はまだその段階にありません。
現時点では薬物療法によって症状を、少なくとも中等症未満には抑え込むべきです。
ところが、義弟様の薬物療法は、適切なものとは言えません。最初の回答に引用した記事に書かれている「不適切な薬物療法」に典型的にあてはまるダメ処方です。

うつ病の薬物療法の原点にして頂点は、1つの抗うつ薬による単剤治療です。1つの抗うつ薬を最大耐用量か最大承認用量まで増量し、十分期間(4~6週間) をかけて有効性を評価し、もしも効果が無いようならその抗うつ薬を止め、その抗うつ薬とは異なる効き方をする別の抗うつ薬を十分用量・十分期間試みる…… というやり方で、それぞれの患者様と「相性」のよい抗うつ薬をみつけるべきなのです。

義弟様の場合、主剤として用いられている抗うつ薬はリフレックスのようですが、これは本来1日45mgまで使用可能な抗うつ薬ですから、30mgで止めている理由がありません。
一方で、別の抗うつ薬であるパキシルが、これまた25mgという中途半端な量で用いられています(パキシルは40mgまで用いることができる抗うつ薬です)。

抗うつ薬を十分量使っていないにも関わらず、リーマス(炭酸リチウム)が用いられています。これは恐らく抗うつ薬の増強療法ですが、これを行う以前に抗うつ薬の単剤化と用量最適化が行われるべきです。

そして、ユーパン、エスタゾラムといった、眠剤・安定剤が漫然と投与されています。これらのお薬は化学的には「ベンゾジアゼピン作動薬」に属しますが、ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジアゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60619

要するところ、義弟様の主治医には、うつ病の治療を適切に行う知識と技術が欠けており、薬物療法で十分な改善をもたらすことができず、どうしていいかわからなくなって「とりあえず」カウンセリングを勧めた可能性が大です。
繰り返しますが、現在の義弟様はカウンセリングの適応ではありません。

「私たちは精神病院に入院させることを本当は恐れています、そのまま薬漬けにされてダメになってしまうのではと・・」というご懸念は、率直に申し上げて余り愉快ではありませんが、現主治医のもとで入院治療を行えば、実際に薬漬けになってしまうでしょう(現在の処方が既に薬漬けと形容されても仕方がないものだと、私は思います)。
同業者としては恥ずかしい限りですが、日本の精神科医の8割がこのレベルです。

この医師のもとで治療を継続しても改善は期待薄ですから、うつ病の適切な治療を行える医師を探されて転院し、治療を受け治されることをお勧めいたします(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

ちなみに、相談者様が仰る「私たちはその方法が知りたいのですよろしくお願いいたします」というご質問ですが、カウンセリングではなく認知療法がそのような心理療法です。
義弟様の症状が改善すれば、良い適応になると思われますので、転院先を探すにあたってはこの治療法を行っている医療機関を検討されるのがよろしいかもしれません。

【認知療法】

MHLW(厚生労働省)患者用マニュアル

慶応大学版マニュアル

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 4 年 前.


猫山司様


 


回答ありがとうございました


あとひとつだけ確認させてください。


「アルコール依存症を発症しているならばそのための専門的な治療が必要です。」


アルコール依存症の治療はどのようなものがあるのでしょうかまた


うつと並行して治療を行うのでしょうか?

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
アルコール依存症の治療目標は「断酒」になります。
依存症者に「ほどよい」量はありませんし(飲み始めれば止まらなくなります)、「この日くらいは飲んでもよい」特別な日(冠婚葬祭など)もありません。

それを含めて疾患教育を行い、まずご本人に治療意欲をもっていただくこtが治療の第一歩になります。

次に急性期治療として通常は入院していただいて断酒し、離脱症状(禁断症状)に対する対症的な治療を行います。並行して疾患教育は続けられます。

離脱症状が出なくなったら(いわゆる「お酒が抜けたら」)、今度は外出や外泊などを繰り返して再飲酒が起きないかどうかを確認しながら行動範囲を広げていきます。
同時に断酒会のような集団精神療法に導入して、断酒の維持に務めます。

これが標準的な治療の流れということになります。
猫山司をはじめその他名の医療カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 4 年 前.


猫山司 様


 


大変役に立つアドバイスありがとうございました。


私たちもきちんと向き合って直していきたいと思います


ありがとうございました。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
少しでもお役に立てたのであれば幸甚です。

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