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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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6年前にパーキンソン病と診断されレポドパ服用中の独居62歳男性につき質問させて下さい。 病的賭博や病的性欲亢進など

解決済みの質問:

6年前にパーキンソン病と診断されレポドパ服用中の独居62歳男性につき質問させて下さい。
病的賭博や病的性欲亢進などの衝動制御障害、攻撃性、見当識障害がひどくなり主治医に相談したところ、レビー小体型認知症もあるのでとセルシンが追加され、10日間様子をみましたが症状はひどくなる一方です。家族としてどう対処したら良いかわからず、意を決して再度主治医に同じ病院のメンタル科にも相談してみたいと申し出てみましたが、レポドパを減らしセルシンを増やすので様子を 見て下さいと言われました。ただ、今までにも同じようなことがありレポドパを減らしたら途端に体が動かなくなることは本人も家族もわかっています。病気や症状についてはっきりと言い切る主治医に不信はありませんが、本人や家族の話に耳を傾けてくれる雰囲気ではなく、これからのことを考えると不安でなりません。認知症の薬のことも含めてセカンドオピニオンを受けてみようとも思うのですが、如何なものでしょうか。またその場合、神経内科とメンタルのどちらに行けばいいのでしょうか。よろしくお願いします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。精神科医 兼 神経内科医です。

ある程度の病歴がおありのパーキンソン病患者様では、多かれ少な かれ精神症状が問題となります。

パーキンソン病の治療自体は神経内科医が行うべきものですが、精神症状への対処ができるかできないかで申し上げれば、ご記載の主治医は対処ができていないと思われます。
セルシンは精神症状に無効で、むしろ症状を悪化させる可能性があります。

少し補足情報を下さい。

相談者様とこの患者様のご関係を教えて下さい。

この患者様の重症度(ヤール分類)を教えて下さい。

神経内科主治医は、メンタル科受診に対してあまり積極的ではないのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。
質問者: 返答済み 5 年 前.

早速のご連絡ありがとうございます。


私は患者k氏への障害福祉サービスを担当している居宅介護事業所のサービス提供責任者です。5年前からk氏の奥様の居宅介護を担当し、1年半ほど前にk氏が障害認定を受けてからはk氏の介護も含めて担当しております。奥様は小脳橋隔部類上皮腫の手術の後遺症により半身不随で寝たきりの状態でしたが、車イスでの自走ができるまでに回復。けれど3度目の再発で手術予後不良、1年3ヶ月の入院闘病の末今年8月下旬に亡くなられました。


k氏は2006年発症、ヤール分類は不明ですが医療補助を受けていたので3以上かと思われます。


発症後の収入は殆どなく、奥様の障害年金のみでの生活でしたが、精神症状は私が関わった5年前から認められ、自己破産後、昨年2月から生活保護を受給していますが、精神症状が強く、金銭管理は相談支援事業所にて行っています。


家族構成は長男24歳(結婚し独立)、長女22歳(アルバイト)。


介護にはまったく携わろうとせず、病院への同行もしてもらえませんでしたが、情報の提供と協力要請を繰り返し、ようやく最近になって積極的に関わるようになってきました。本来なら今回の相談もご家族がすべきことですが、k氏の状況をより把握している私から息子さんの相談依頼をうけて行っています。


主治医は精神症状の主な要因をネオドバストンの副作用として、まずは薬剤の調整で様子を見て、次回3ヶ月後の定期受診までに問題があれば来院するようにと家族に指示され、メンタル科受診については考えておられないようだということです。


 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

まず、診断がパーキンソン病かレビー小体型認知症であるかに関わらず、セルシンは使用されるべきではありません。精神症状には効果がなく、眠気による睡眠リズム障害やせん妄を起こし、病像を複雑化する可能性があります。

「レビー小体型認知症もある」というコメントも、字面通りに捉えれば適切な表現ではありません。レビー小体型認知症は、単純化して申し上げればパーキンソン病+アルツハイマー病のような病気で、パーキンソン病とレビー小体型認知症が合併することは理論的にありえません。

診断がどうあれ、「精神症状の主な要因をネオドバストンの副作用として、まずは薬剤の調整で様子を」見るという方針は、教科書的には間違った対処ではありません。
しかしこの方の生活環境までを考えるならば(いわゆる病気ではなく患者様を診るのであれば)、運動症状が悪化することも、精神症状が鎮静化するのを座して待つよりも、精神症状をターゲットにした積極的な治療が行われるべきであろうと思われます。
その場合の治療薬は、セロクエル(物質名:クエチアピン)という非定型抗精神病薬が用いられることが望ましいと考えます。

【パーキンソン病治療ガイドライン2011】
第4章 非運動症状の治療
http://www.neurology-jp.org/guidelinem/pdgl/sinkei_pdgl_2011_14.pdf (163、167ページ参照)

また、レビー小体型認知症であった場合は、アルツハイマー病治療薬の投与が必要となります。

こういった要素を考えますと、診断、治療に関して、セカンドオピニオンを受けられるのは有用であろうと考えます。

ご記載の精神症状は、ネオドパストンの副作用である可能性が高いですから、受診されるべきは神経内科の専門医でしょう。

以下のサイトから日本神経学会認定の神経内科専門医が検索できますので、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りの症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。

【日本神経学会認定神経内科専門医名簿】
http://www.kktcs.co.jp/jsn-senmon/secure/senmon.aspx

精神科的な治療が必要と判断された場合は、以下の医療機関の受診をお勧めいたします。

【日本老年精神医学会認定 こころと認知症を診断できる病院&施設】
http://184.73.219.23/rounen/H_sisetsu/r-H.htm

以上、ご参考になれば幸いです。
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