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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14256
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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僕は今21歳の大学3年生です。今回の相談は母についての質問です。 母は約7年前に脳出血で倒れて緊急入院しました。そ

解決済みの質問:

僕は今21歳の大学3年生です。今回の相談は母についての質問です。
母は約7年前に脳出血で倒れて緊急入院しました。その後3カ月ぐらいで退院できたのですが後遺症が残 り、右半身が若干の麻痺状態です。その後リハビリなどで回復し、麻痺は残るものの一応日常生活がおくれるまで回復したのですが段々時間がたつにつれて精神的に弱り始めてきてしまいました。もともとお酒が好きなのでお酒の量も増え、入院時や退院直後はリハビリを頑張っていたもののそれも減り、実家がお寺という少し変わった仕事事情もありお客さんとのトラブルやヘルパーさんとのトラブルなどもあり、一時は鬱といってもおかしくないような状態にまでなってしまいました。発症からつい最近まではそんな状態で精神的にはだいぶ波があり、僕も父もどうにかしなきゃと思いつつ7年がたってしまったのですが、約2カ月まえに再び脳梗塞で倒れ、入院しました。幸い軽いものだったのですが一時的に歩けなくなり、リハビリ生活になりました。病院での生活によりリハビリ以外は暇なものの健康的な生活をおくり、家ではほとんど食べなかかった食事も病院食だけじゃ足りなくなるぐらい食べて体重が増えるまでになったのですが、リハビリが進み病院のリハビリでは杖を使って歩いたり少しなら自分で歩くまで回復したので一時帰宅を許されるようになりました。病院での健康的な母を見ていたので少し安心していたのですが家に帰ったとたんに前の母に戻り、家ではほとんどベットか車いすで生活し、ご飯もろくに食べず、仕事の話になるとすぐに父と喧嘩をするようになり、ちょっとしたことでも甘えて人に頼むようになりました。一時帰宅の回数も増えると隠れてお酒を飲むまでになってしまいました。その母が今週末に退院します。はっきり言って僕と父はまだ退院を受け入れる状態ではなく、お寺なのでお盆もそろそろあり父の仕事的にもとても大変な状況です。
説明が長くなってしまいましたが問題は母の精神状況です。母の主治医は脳外科医としては腕のある人なのですが退院後のケアや、患者やその家族の精神的な問題への理解が全くなく、「家に帰ってなるべく日常生活をおくることが一番のリハビリだ。」などと家族の意見もろくに聞かず、病院での健康的な母だけの情報で退院を許してしまったという事態です。地元ではそこそこ大きい病院の脳外科では1番のひとなので急がしく、個人的な面会などがあまりできない人だったのです。
母の精神状態は「なんで私が?」という病気への思いからか自分の考えが絶対になり、他の人の意見を全く聞き入れない状態です。はたからみれば絶対に悪くなっているのに自分では良くなっていると確信し、再び脳梗塞になったことで自分は我慢してたんだと思うようになり、よりわがままになってしまいました。母は自分の精神状態が悪いとも思っておらずそれを指摘しても聞く耳を持たず、トラブルなどにより友達も減り、どんどん悪循環にはまって精神的にも悪い方向に凝り固まってしまいました。
僕も父も頼る人もいなく、どう状況を打破していいかわけもわからず困っているうちにどんどん精神的に疲れてきてしっまっている状態です。もうどうしていいのかわかりません。
長くなってしまいましたが回答をよろしくお願いします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

お母様には、まず脳梗塞による高次脳機能障害が起きていると考えられます。身体の麻痺だけではなく、記憶や感情などの高次脳機能にも影響が及んでいます。これが一次診断になるでしょう。

次に、「性格の先鋭化」が起きています。これは脳血管性の認知症に多く現れる症状で、元来の症状が極端な形で現れることです。

そして、抑うつ的になったり、不穏を呈したり、抑制がきかずにお酒を飲んだりするのはBPSD(認知症の行動・心理症状)で説明されるものと考えるべきでしょう。

【BPSD(認知症の行動・心理症状)】
http://kaigoouen.net/knowledge/dementia/dementia_2-2.html

基本的には、脳梗塞に伴う認知症という不可逆的な疾患の周辺症状として不穏も抑うつ症状も現れているわけですから、これを短期間で治めるのは非常に困難です。
脳梗塞は既に慢性期に入っていますから症状は固定していると考えられます。身体的・精神的能力の低下を受け入れられず、もしくは理解ができずに、大きく変 わってしまった環境への反応として様々な精神症状を呈しているわけですので、本来ならば、時間をかけて薬物療法を調整し、環境に慣れていただく時間を取る 必要があります。
それができない状況なのであれば、精神科を受診していただいて薬物を処方しておらい、ご家庭内で適応できる程度に鎮静をかけてもらうようお願いすべきでしょう。
誤嚥による肺炎や転倒等のリスクは増しますが、それ以外には短期的にお母様を家庭内適応させるのは困難であろうと考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14256
経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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質問者: 返答済み 4 年 前.
詳しいご回答ありがとうございます。いくつか質問させてください。

高次脳機能障害のことは何となく知っていましたが僕が知っているのは極度に物忘れが激しくなったり空間認知能力が悪くなるというような症状でしたが、感情的な症状も当てはまるのは初めて知りました。あまり高次脳機能障害について詳しくないのですがこれはある種の病気みたいに診断されるものなのでしょうか。それとも脳に障害があった時の後遺症のことをいうのでしょうか。

BPSDという言葉は聞いたことはありましたが、今回はじめて脳梗塞と深く関係あることを知りました。
まず高次脳機能障害と認知症との違いはどこにあるのでしょうか。またBPSDとは認知症などの周辺症状だと紹介されたサイトに書かれてありましたがこれもBPSDというある種の病気のようなものとして診断されるものなのでしょうか。

前の説明にも書いた通り母の主治医はあまり精神的なケアに理解がありません。他人の意見に耳を貸さないのでどうやって精神科へ促せばいいか困っています。また母の病気の影響で僕自身もまいってしまい、過去に一度だけ心療内科にかかったことがあるのですが、先生と合わず逆に病院も信じられなくなり一時的により 症状が悪化した経験があります。そんな経験もあり、母を精神科につれていかなければと思っている反面、先生と合わなかったらどうしようという恐怖もあります。母はとにかく悪化しているという実感がなく、調子のいい時はとても病気をしたとは思えないくらい元気だったりするので医者に○○という病気なので○○です。と言わないと受け入れてくれないと思うのですがどうなのでしょうか。
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
おはようございます。
ご返信ありがとうございます。

まず、高次脳機能障害ですが、比較的新しい概念で、厳密な定義がさだまっていないようなところがあります。
そもそもは交通事故などで頭部外傷を受けた後に、性格変化や記憶障害が生じる病態についてこの用語が用いられていました。現在では、言語能力や集中力、注意・記憶力・遂行機能が脳の形態的もしくは機能的な障害(たとえば発達障害など)によって損なわれた状態に対しても広く高次脳機能障害という包括的な症状名が用いられるようになっています。
お母様の場合は、脳出血・脳梗塞の後遺症としての高次脳機能障害ということになります。

よって、「高次脳機能障害を呈する疾患のひとつが認知症」ということになります。
BPSDはその認知症の周辺症状であって、単独の疾患として診断されることはありません。
糖尿病の合併症として腎臓や末梢神経の障害が現れるのと似ているかもしれません。

精神科の場合、私が申し上げるのもおかしな話ですが、全体としてレベルは高くありません。医療者として信用して良いのは全体の2割くらいだと思います。
「医者に○○という病気なので○○です。と言わないと受け入れてくれない」ということはないと思います。むしろ「診断は医者が診て付けるものだ」と、怒り始める心小さき医者も多いので、お話の持っていき方としては適切ではないかもしれません。
こういった問題に慣れている日本老年精神医学会認定の専門医を受診されることをお勧めします。受診の際、これまでの経過をまとめて持参されるとよいでしょう。

下記のサイトから、日本老年精神医学会認定の専門医を検索することができますので、専門医が勤務している、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、お困りのお母様の症状についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。
【日本老年精神医学会認定 こころと認知症を診断できる病院&施設】
質問者: 返答済み 4 年 前.

夜分遅くにすみません。


 


精神科の方ということなので質問させていただきます。


同じような質問ばっかで申し訳ないのですが前に書いたように母には精神的な症状の自覚はありません。それとなく精神科への受診を勧めているのですが「なんで私が!」と機嫌悪く怒鳴られてしまうのが現状です。


精神科への受診ははたから見たら絶対なのですが本人が納得しません。


この場合方法としては無理やりにでも連れて行った方がいいのでしょうか。また、他にどんな方法があるのでしょうか。


 


他にも猫山さんからの回答には精神科とありましたが、僕が以前行ったことがあるのは心療内科でした。


その二つの違いはなんなのでしょうか。


 


また、治療法に薬物療法とありましたが精神科の治療に詳しくないのでなかなかイメージがわきません。薬物治療について詳しい説明を下さると幸いです。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

このサイトでは、十分な病識(自分が病気だという認識)が無い本人をどうやって受診させればよいのか、というご家族からの相談をいただくことがしばしばありますが、ご本人のお人柄やご家族との関係を存じ上げないわれわれに、ぽんと、これこれこのように説得すれば受診させることができますよ、という助言がで きるわけもありません。
統合失調症で幻覚・妄想や興奮が激しい症例の場合を除いて、法的に受診を促す制度もございません。
受診までは、家族が何とかしなければならない部分なのです。
ただ、「それとなく」受診を促しても受診するはずはないですよね?

精神科と心療内科との間に実質的な違いはありません。「精神科」と標榜すると敷居が高くなるので「心療内科」を標榜しているだけです。心療内科を標榜する医師の90%以上が精神科医ですから、両科は実質的に同じ診療科だと見做していただいて問題ございません。

しかしながら、現在のお母様が規則的に通院・服薬を行える状態であるとは思われませんので、受診させるのであれば、入院病棟のある精神科病院が望ましいでしょう。

ユーザーの声:

 
 
 
  • ネットを通じて、質問、悩みを相談することは、私自身勇気のいることでした。でも、実際に相談してみたら、気持ちがすごく楽になったので、100パーセントではないけれど、友人がなにかなやんでたりしたら、ここを利用してみるのも、一つの選択だと薦めたいです。 東京都 小林
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  • とても丁寧で迅速な応答をいただき、勇気づけられました。病院ではそこまで医師から説明もしてもらえませんし、きちんと向き合ってもらえないので、このようなサイトでいい医師に出会えるというのはよかったと思います。 大阪府八尾市 相田
  • 一人で外国に来ていて、病気になり知らない土地で病院にいきました。 結果として、その病院の先生の判断も的確なものでしたが、病院から帰って疑問が出てきてもすぐに相談することができず不安に思っていましたところ、当方の存在を知りました。私のような思いをされる方は、多いと思います。いざという時の心強い味方として知人にも知らせたいと思います。 長野県千曲市 後藤
  • まずは親身になって回答をして頂ける専門家であったこと。説明が簡潔でわかりやすく、質問者が気持ちの整理をしやすい配慮が伺えた。 岐阜県 石川
  • 短時間で的確なアドバイスを受けることができ、かつ、回答に対する質問に対しても直ちに真摯な回答が得られました。 大阪府高槻市 川嶋
  • 専門知識のある経験豊富な方に出会う機会のない人でも、このサイトで実現出来ることは素晴らしいことだと思いました。 専門家が辛抱強く回答をしてくださる姿勢にも感謝いたしました。 茨城県日立市 池田
 
 
 

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