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phns-rc
phns-rc, 看護師、保健師
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 57
経験:  某国立大学 医学部保健学科卒 内科一般病棟勤務
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大阪に住む井上と申します。よろしくお願いします。 今、弟が急性骨髄性白血病で吹田市民病院に入院中です。 もうすぐ

解決済みの質問:

大阪に住む井上と申します。よろしくお願いします。
今、弟が急性骨髄性白血病で吹田市民病院に入院中です。
もうすぐ、1年にまります。しかし、再発したとのことで抗がん剤も効きが悪く低迷状態です。
今は、ドナー待ちとのことですが、兵庫医大で骨髄が半分合うだけでも手術をすると、二択に医師からも迫られているようです。
弟を助けるために先生から助言して欲しいのに、どうしたらよいのかわかりません。
どこで、どうゆう手術をすればいいのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  phns-rc 返答済み 5 年 前.

こんにちは。弟さんのご病気に、心中とても穏やかではいられないお気持ちで過ごされていることでしょうね。

このご質問にお答えさせて頂くのは医師の先生の方がよろしいかと思い、控えておりましたが、

なかなかご返答のつかない様子ですので、私でよければ、お力添えをさせて頂きたいと思い

ご返答をさせていただいております。

『よく分からない状況』とご自身でおっしゃられているご質問を元に、回答を作成しておりますので、下記回答には、一般論からの推測も含まれております。

不明な点、分かりにくい点などについては、遠慮なく続けてご質問ください。

さて、急性骨髄性白血病の治療は一般的に、

①化学療法

②(化学療法で十分な効果が得られない場合)造血幹細胞移植、

・・・・・・・・・・・の順でなされます。

急性骨髄性白血病について、患者様向けに説明したパンフレットをご参照ください。

www.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/AML.pdf

(大阪市立大学)

上記パンフレットにも明記されていますように、治療は通常、日本成人白血病研究グループ(JALSG)というところの治療プロトコルに沿ってなされます。

そして、吹田市民病院のHPも拝見いたしましたが、そうでたらめな治療をする先生方ではなさそうです。http://www.city.suita.osaka.jp/home/hospital/_54719/menu/menu/blood.html

(上記プロトコルに沿って、治療を行っている旨、明言されています。また必要に応じて阪大病院にも紹介されると書かれてあります。)

弟さんにお勧めされている手術はおそらく、上記②ではないかと推察いたします。

これは、まず前処置として大量の抗がん剤と放射線により、白血病幹細胞を含めた病的細胞を一気に死滅させ、しかしそれでは正常な造血細胞も死滅してしまうので、そのままでは命に関わる事態となってしまうことから、HLAの一致する(型の一致するドナー)から正常な造血幹システムを移植して、治療を試みる方法です。

骨髄が半分合うだけでも・・・というのは、HLA(型)にはタイプが6種類あり、そのうちの1種類が違うだけでも”一座不一致”と申しまして、だいぶん昔には手術の適応となりませんでした。

しかし、最近では、1座不一致でも良好な成績を得れる場合があるということが分かってきたため、少しくらいのタイプ不一致でも、まずは移植をしてみよう!という風潮が出てきています。

これについては、一座不一致でも、遺伝子学的な検査を行うと、大丈夫な場合とそうでない場合とがあることも分かってきていますので、専門家によっても非常に大きく判断が分かれる部分です。そこで、メリットとデメリットをご説明さしあげた上で、選択をして頂けるようにお勧めされているのではないかと推測致します。

型が異なるとGVHDと言って、いわゆる拒絶反応のようなものが起きてしまうからです。

ご質問の状況はおそらく、そのようなリスクを冒してでも、手術を優先するかどうか、選択せざるを得ない時期が来ているということです。

なぜなら、HLA型というのが完全に一致する確率というのが、親子や兄弟などの血縁関係でも25%、非血縁者ですと、数百~数万人に一人の確率でしか、一致することができません。もちろん、もしかすると偶然型が完全に一致されるドナーの見つかる可能性もない訳ではないのですが、通常では、型が完全に一致するドナーを待つ間に、本来の病気の方が進行してしまって、残念な結果になっている方々が多いのが現状だからです。つまり、化学療法で十分な効果が得られていないため、早めにドナー探しを始める必要があるということです。

 

先生方は、弟さんを助けるために、現状で最善と思われる選択肢を提供されていると思いますよ。ただ、いずれも何等かのリスクを抱えている選択肢となる以上、どちらを選びなさいということは、言えないのです。

もうすでにHLA型の検査などはお済なのでしょうか?

もし移植に向けて動き出すとなると、やはりご兄弟様とのことでお兄様にも、その検査をしていただけないかという依頼がくるかと思います。

そのこともあって、弟様がご遠慮されているのかもしれません。

 

ちなみに、手術という言葉で説明されたかと思いますが、この場合は、一般の方々がよくご想像されますような、いわゆる切って、縫って、という手術ではありません。先にご説明さしあげたような方法で行い、また、移植というのも静脈からの点滴になりますので、さほど難しい手技ではありません。むしろ、前処置の化学療法や、あるいは移植後GVHDのコントロールに専門的判断が必要です。

現状の健康保険適応となる治療では、今おすすめされているものが最善の選択肢ではないかと存じます。(それでも、移植前のHLA検査については、移植がされない限り全額自費負担となります。)健康保険適応外の治療法も視野にいれてご検討されたい場合には、その旨ご返信ください。

以上、極力分かりやすい表現を心がけましたが、どうしても難しい表現が含まれてしまいます。また、先に申しあげましたが、ご質問の文章からだけで判断したご解答でもありますので、ご不明な点や、より詳しくお知りになりたい場合には、どうぞ遠慮なく、このまま続けてご返信ください。

お待ちしております。

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