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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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自分の父の事なのですが  4年程前に前立腺癌の手術をしました。ところが手術をしてから陰部の痛みが出て、ものすごく痛

解決済みの質問:

自分の父の事なのですが 
4年程前に前立腺癌の手術をしました。ところが手術をしてから陰部の痛みが出て、ものすごく痛みがあったりする事がしばしばあり、時には気を失いそうになるぐらいに痛みがあ ったりしています。おしっこが催してきたりするときも痛みがあったりします失禁もよくあります。夜中に急に痛み出す事もよくあり寝ていられないそうです。最近ではその痛みも以前より痛さが増しているようです。
主治医の先生には問題は無いと言われたのですが  また 違う病院にも行って色々と検査をしてもらったのですがやはり異常が無く、最近 ペインクリニックにも行ったのですが心臓の薬を飲んでいると治療が出来ないと断られてしまいました。
いいアドバイス、いい病院がありましたら教えて頂きたいのですが
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。神経内科医です。

お父様の術創に外科的な問題がないという前提で回答するならば、お父様が感じられている痛みは、術後慢性疼痛と呼ばれる病態である可能性が高いと考えられます。

術後慢性疼痛とは、手術などがきっかけとなり、末梢神経が傷ついたり圧迫されたりしたことが原因で、元の傷が治癒した後も辛い疼痛が続くと病態の ことで、近年では、末梢神経だけではなく、痛みの信号を中継する脊髄や、その信号を受け取る脳のある部位も神経因性疼痛の原因の一端を担うことが知られて きています。

敢えて単純化して申し上げれば、手術を受けたことによって末梢神経が少なからず傷つき、混線が起きてしまったような状態です。術創の程度や場所とは関係が無く、滅多に起きないが、起きるときには 起きる、といった印象の病態です。

治療としては、通常の鎮痛剤は効きません。
神経の信号の伝達を統制するようなお薬の服用や、程度によっては神経ブロック注射などが必要になります。
神経の混線は神経因性疼痛が続けば続くほどもつれていく傾向がありますので、出来るだけ初期に適切な治療を受けておくことが重要です。
神経因性疼痛の治療はペインクリニックにて行われます(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)ので、お早目の受診をお勧めいたします。
神経ブロックした治療の方法が無いわけではなく、リリカやサインバルタ、三環系抗うつ薬、抗てんかん薬といったさまざまな非侵襲的な治療法がありますので、ワーファリンを服用されているから鎮痛治療ができないということはありません。別のペインクリニックで相談されてみるべきかと存じます。

以上、ご参考になれば幸いです。


【参考サイト】
http://www.maruishi-pharm.co.jp/med/libraries_ane/anesthesia/pdf/36/02.pdf
http://www.jikeimasuika.jp/blog/blog_111024182441_19_13.html
http://www.naoru.com/toutuu.htm
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