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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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レム睡眠行動障害とパーキンソン病 レビー小体認知症についてお尋ねしたいです。 主人(62歳)のことです。

解決済みの質問:

レム睡眠行動障害とパーキンソン病 レビー小体認知症についてお尋ねしたいです。


主人(62歳)のことです。
2年ほど前から はっきりとした寝言を言うようになりました。
ここ2~3ヶ月前からは毎日ではありませんが 寝言の回数が増えてきました。
私が寝室に行って聞こえた回数が毎日ではないというだけで 私が聞いていないときにも言ってるとしたら毎日なのかもしれませんが・・・
普段は穏やかな人ですが 寝言では怒っていたり 誰かと話しているようだったり 歌を歌っていることもありました。
寝言も話しているように長めだったり 一言だけのときもあります。
暴れたりは今のところはありません。手がもぞもぞ動いていたりしますが 寝相も悪いとは思えません。
ベッドに起き上がったりもないです。
翌朝 寝言のことをきくと夢を見ていたと言いますが 中身をしっかり覚えているときとそうでないときがあるようです。

お聞きしたいのは主人の状態でもレム睡眠行動障害として受診したほうがいいのでしょうか?
受診の目安はありますか?

また インターネットで調べるとレム睡眠行動障害の人は10年くらいするとパーキンソン病やレビー小体型認知症に60%くらいの確率でなると書いてあり とても心配です。
主人の今のような状態でも10年するとパーキンソン病やレビー小体型認知症になってしまうのでしょうか?

レム睡眠行動障害は投薬が有効ときいていますが 主人の状態でも投薬を始めればパーキンソン病やレビー小体型認知症になるのを予防することは可能なのでしょうか?

主人の父親が亡くなる前パーキンソン病でした。直接の死因ではないときいていますが 主人も同じ病気になってしまうのではないかと 寝言を聞くたびに心配でたまりません。

現在主人は糖尿病と高血圧の薬をのんでいます。
両方ともうまく管理できているようですが・・・血圧は70~130 ヘモグロビンA1cは6.0くらいです。

よろしくお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

おはようございます。猫山と申します。神経内科医です。

 

少し込み入ったお話のようですので、整理しながら回答したいと思います。

 

> お聞きしたいのは主人の状態でもレム睡眠行動障害として受診したほうがいいのでしょうか?

現時点ではご主人はレム睡眠行動異常症(REM Sleep Behavior Disorder, RBD)の診断基準を満たさず、単なる寝言ですので、あまり受診する意義はないでしょう。

 

診断基準(睡眠関連疾患国際分類第2版 2005)
A. REM sleep without atonia の存在:
持続的もしくは間歇的なオトガイ筋筋活動の過度の亢進、もしくは、オトガイ筋または四肢 (上肢もしくは下肢)において過度に相動的な筋活動 (phasic EMG twitching) が出現
B. 以下の少なくとも 1 項目:

1. 病歴上に睡眠に関連した怪我、あるいは怪我をしてもおかしくないような行動や破壊的な行動がある.
2. 睡眠ポリグラフ中に異常なレム睡眠中の行動が記録される
C. レム睡眠関連てんかんと区別することが容易でない場合、レム睡眠中の脳波にてんかん原性異常波が認められない
D. 睡眠の問題が他の睡眠関連疾患、内科疾患、神経疾患、精神疾患、服薬や薬物使用によって説明されない

 

> 受診の目安はありますか?

特に決まったものはありませんが、大多数の患者様は上記の「睡眠に関連した怪我、あるいは怪我をしてもおかしくないような行動や破壊的な行動」が現れて受診されます。

 

> 主人の今のような状態でも10年するとパーキンソン病やレビー小体型認知症になってしまうのでしょうか?

少し先走りされすぎているように 思われます。

そういった研究があることは確かですが、RBDの患者様の一部にパーキンソン病やレビー小体型認知症の発症リスクが高いということであって、まだ寝言が増えてきたにすぎない現在のご主人の状態をもって、「年するとパーキンソン病やレビー小体型認知症になってしまう」と申し上げることは誰にもできないでしょう。

http://www.hbrweb.jp/news/1756

 

> レム睡眠行動障害は投薬が有効ときいていますが 主人の状態でも投薬を始めればパーキンソン病やレビー小体型認知症になるのを予防することは可能なのでしょうか?

まず、ご主人の現在の状態がパーキンソン病やレビー小体型認知症に移行する可能性が低いことは繰り返し申し上げておきます。

この文章を書かれているうちに次第にご不安が高じてきたのが、このあたりになるとご主人がパーキンソン病やレビー小体型認知症になる前提で質問されているかのようですが、まずその前提が先走り過ぎです。

RBDの治療薬はクロナゼパムというお薬が用いられますが、このお薬にパーキンソン病やレビー小体型認知症の予防効果はありません。

 

> 主人の父親が亡くなる前パーキンソン病でした。(中略)主人も同じ病気になってしまうのではないかと 寝言を聞くたびに心配でたまりません。

パーキンソン病の大多数は非遺伝性ですので、これに関しても過剰に心配をされる必要は無いかと存じます。

 

色々な情報が入ってきますからご不安になられるのは理解いたしますが、現時点ではまだ経過を観察されるべき段階であろうと愚考致します。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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