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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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親戚の78歳の女性(叔母)です。数年前から、妄想癖とでも云うのでしょうか、実際には無いことをさもあったことのように、

解決済みの質問:

親戚の78歳の女性(叔母)です。数年前から、妄想癖とでも云うのでしょう か、実際には無いことをさもあったことのように、親類に電話をかけて、苦情を申し立てます。しかも、そうした電話をかけたことを本人は記憶していないようで、後日、そのことを尋ねると「私はそんなことしていない」と云います。物忘れも顕著で、彼女のご主人に病院で診てもらったらと勧めても、「以前、病院で一過性認知性と云われたが、もう完治している」といい張り、一向に診察させようとしません。叔母のこうした行動は明らかに異常なもので、①何に起因しているのか、②治療はできるものなのか、以上の2点を知りたく、質問させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医 兼 神経内科医です。

まず「一過性認知性」という過去の診断についてですが、認知症は「後天的な脳の病気により正常に発達した知的機能が全般的かつ持続的に低下し日常生活に支障を生じた状態」定義されています。定義そのものに「元には戻らない(不可逆性)」というニュアンスを含んでいるので、本来は「一過性認知性」という言葉はそれ自体矛盾しています。

しかし慣例的に、一時的に認知症症状を呈する疾患や状態に対してこの病名(treatable dementia:治療可能な認知症)が使われることはあります。
http://www.nakaoclinic.ne.jp/disorders/dementia7.html
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/treatable%20dementia.pdf

これを踏まえての回答ですが、

> ①何に起因しているのか
a) 過去に「治療可能な認知症」を呈していて、その元になる身体疾患がぶり返したのであれば、認知症症状がぶり返している可能性はあります。
b) 年齢的に、本当の認知症を呈している可能性もあります。

> ②治療はできるものなのか
a) 前回と同様に治療可能でしょう。
b) 認知症を治す手段はありませんが、進行を遅れさせることは出来ますし、何より妄想とそれに左右された行動に対しては有効な治療があります。

したがって、いずれの場合も、精神科の受診が勧められる状態であると言えます。
本人には病識(自分が病気だという認識)が無いのにどうやって受診させろというのか、という追加質問をしばしばいただきますが、これに対する魔法の鍵のような回答はありません。強制的に受診させる方法は法制化されていませんので、周囲が説得されることが唯一の方法ということになります。

以上、ご参考になれば幸いです。


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