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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14317
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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現在、実家の81歳になる母が飲んでいる薬ですが、量が多く肝臓の検査数値が異常に高くなり心配になりました。同じ病院で処

質問者の質問

現在、実家の81歳になる母が飲んでいる薬ですが、量が多く肝臓の検査数値が異常に高くなり心配になりました。同じ病院で処方されているのですが素人の私が見ても変だと思いますが種類が多すぎて素人の私には調べる事が出来ませんでした。申し訳ありませんが教えていただけますでしょうか。一日1回~一 日3回といろいろありますが宜しくお願いします。
オメプラール錠20mg・バイアスピリン錠100mg・アルファロールカプセル0.5ug・セララ錠25mg・ニューロタン錠50mg(以上が朝のみ)・コリネールCR錠20・メインテート錠5・アイトロール錠20mg(朝・夕)・ガスモチン錠5mg・ウラトリットU配合散・セルベックスカプセル50mg・リマルモン錠5ug・メチコパール錠500ug(朝・昼・夕)カルデナリン錠1mg・カルデナリン錠2mg・レンドルミンD錠0.25mg(寝る前)・他頓服など:ハルシオン0.125mg錠・ニトロペン舌下錠0.3mg)同病院に入院し、減薬治療をするらしいのですが年齢や、半年前から次々と発熱・皮膚のかゆみ・12月には嘔吐・下痢などの症状があったのに今から一つずつ減らしたり変えたりで、母の体力がもつのかという点でも心配です。大変申し訳ありませんが宜しくお願い致します
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。

お母様が呈されている肝機能障害が薬物性肝機能障害であるという前提で回答させていただきます。

【薬物性肝障害】
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10I50300.html

それぞれのお薬が何に対して用いられているのかご記載がありませんが、

オメプラール:胃薬
バイアスピリン:抗凝固薬
アルファロール:ビタミンD
セララ:降圧薬
ニューロタン:降圧薬
コリネール:降圧薬・狭心症の治療薬
メインテート:降圧薬・抗狭心症薬・抗不整脈薬
アイトロール:狭心症の治療薬
ガスモチン:胃腸薬
ウラリットU:カリウム製剤
セルベックス:胃薬
リマルモン:動脈閉塞症状改善薬
メチコパール:ビタミンB12
カルデナリン:降圧薬
レンドルミン:睡眠薬

ですから、よほど血圧が高く、心臓・血管系の疾患(狭心症や動脈閉塞症)をお持ちなのではないかと予想されます。
薬剤性肝障害の場合、原因薬物を突き止めるのは後々の治療のために非常に重要です。同じ薬で肝機能障害が起こった場合、1回目よりの2回目の方が症状が強く出る傾向があるからです。
しかし、お母様の肝機能障害の程度の記載がありませんが、入院されるくらいですから、これらの15種類の中から1つを抜いては引っ込め、肝機能障害が改善しないことがわかったらまた戻して次のお薬を抜く……という悠長な方法をとっている時間的な余裕は、仰られるとおり、時間的にないでしょう。

軽症の薬剤性肝障害は原因薬物の中止によって速やかに改善しますが、重症化すると、肝不全・劇症肝炎に準じた治療がなされます。

15種類服用しているとはいえ、ビタミン剤と血圧のお薬が大半です。
入院したらビタミンやミネラル・電解質のお薬、胃腸薬、睡眠薬は中止されるでしょう。
すぐに止めても問題が無いからです。

残る、

バイアスピリン:抗凝固薬
セララ:降圧薬
ニューロタン:降圧薬
コリネール:降圧薬・狭心症の治療薬
メインテート:降圧薬・抗狭心症薬・抗不整脈薬
アイトロール:狭心症の治療薬
リマルモン:動脈閉塞症状改善薬
カルデナリン:降圧薬

も、入院中ならば心血管系の症状のコントロールが点滴等で行えますから、順次中止されていくはずです。

同時に、お母様の肝臓の状態に応じて、肝臓の保護と肝再生促進、必要ならば代謝の是正のための全身管理が行われます
まず、ブドウ糖を中心としたエネルギーとビタミンの投与、肝臓を保護する作用があるお薬の投与が行われ、肝機能障害の回復が図られるでしょう。。
場合によっては特殊組成アミノ酸輸液や血液潅流法、ステロイドの投与が適用されますが、ご記載の行間を拝読するに、現時点ではそこまでは必要ない状態であるように思われます。

この過程で、原因薬物の絞り込みが行われ、肝機能障害が回復し、ご自宅に帰ってから服用されるお薬が改めて決定されるでしょう。

原因薬物特定の方法としては、患者様に負担をかけずに行えるDLST(リンパ球刺激試験)という方法がある程度有用ですし、その他さまざまな検査方法、原因薬物特定のためのアルゴリズムがあります。

【DDW-J 2004 ワークショップ薬物性肝障害の診断基準】
http://koccr.ame-zaiku.com/onepoint25.html

たとえばこういった方法を活用して原因薬物の特定が行われることになるでしょう。

完全回復までの時間、その可能性については、肝機能障害の重症度によりますが、お母様の体力を出来るだけ落とさないように可能な限り迅速な対処がなされることを主治医に確認されるべきでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

【参考資料】
http://www.info.pmda.go.jp/juutoku/file/jfm0804002.pdf
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございました。
もし、回答の内容にご不明な点がございましたら、可能な範囲で対応いたしますのでご質問をご追加いただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

迅速で詳しい説明をいただきありがとうございます。とてもわかりやすく、主治医に現在飲用している薬や、治療法など聞きたいと思います。

先生のお返事の中に肝機能状態がわからないので・・・との記載がありましたので、再度母の状態がどの程度なのか判ればと思い血液検査の結果を記載して質問させていただきます。母の血圧は通常H20 0L100位のかなりの高血圧で心臓も弱っていて軽い心不全に昨年9月なり、狭心症の発作を2度起こしています。血液検査の結果ですが、(生化学検査)T-BIL0.3・ALP531・r‐GTP126・GOT78・GPT48・LDH313・BUN37・Cr1.75・UA7.9・CRP0.12 :白血球数4.85・赤血球数3.85・血色素量10.7・ヘマトクリック34.8・MCV90.4・MCH27.8・MCHC30.7・血小板数171・Neut57.3%・Lympho27.2%

・Mono9.1%・Eosino5.8%・Baso0.6%  以上が入院時(薬服用中)の結果です。検査はこれのみで、病名は先生のおっしゃるように薬物性肝機能障害です。現在は点滴もなく、減薬も胃薬のみです。情報が少なくて申し訳ありませんが再度どの程度状態かわかる範囲で結構ですので教えていただけると大変助かります。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信ありがとうございます。

まず、肝機能ですが、ご提示いただいたデータを拝見するに、重症度は高くないと思われます。

心不全と狭心症の既往を考慮すると、循環血液量が増し、心臓に負荷がかかる点滴は差し控えているのかもしれませんが……
これはお母様の心機能がどれくらいなのかがわかりませんので判じかねますが、原因薬物の検索と、肝機能の改善についてどのような方法をとるつもりであるのか、全般的な治療方針を主治医に確認すべきだと考えます。

前述のように肝機能には余裕がありますが、ご高齢ですので、あまり入院が長引くようだと、ご懸念のように、体力が低下して歩けなくなってしまう危険性もあります。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
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経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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質問者: 返答済み 5 年 前.

何回もご回答いただきありがとうございます。早急に主治医と話をする時間を取って頂き、先生のおっしゃる通りに質問してみたいと思います。

その結果等や心機能についても聞いてまいりますので、またご質問させていただきたく思う所存でございます。

 

本当にありがとうございました。

今後も、どうかお力添えいただけますよう、心からお願い申し上げます。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご連絡・ご承諾ありがとうございました。

私でよろしければまたご指名でご質問ください(質問文の文頭に「猫山へ」と入れていただければご指名扱いになります)。

なお、相談者様は月極会員ですので、次回のご質問の際には新たにスレッドを立てていただけますようよろしくお願いいたします。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
他の専門家から、お母様の病状、必要な検査に関しての助言がいただけるとのことですので、私はいったんオプトアウトしてその専門家に回答権を委ねます。

経験豊富で信頼がおける先生ですので、きっとお役に立つと思います。
専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
猫山先生にはいつもお世話になっているものです。

よろしくお願いいたします。
おそらく重症患者に関しましては私の方が助言しやすい立場にいるかと思いますので一言。

お母様はとても重症でいらっしゃいますね。
心臓の方もかなりお悪いようですし。

このとてつもないくらいの数のお薬を飲まれている状態のことを英語でマルチファーマシーと言います。
マルチファーマシーになると確かにご指摘のように肝臓の機能がやられますね。
そして忘れてはならないもう一つの大切な臓器は、腎臓です。
たくさんのお薬が腎臓を通して体外に排出されます。

お母様の状態で一番問題なのは肝臓ではなく、腎臓の機能です。
今の状態では腎不全を起こしていらっしゃり、透析を受けられないと心不全も血圧も上がりっぱなしになります。
Cr=1.75これは問題ですよ。

また、ほんとうの肝機能を知りたければ欠けている血液検査がもう二つ三つあります。
アルブミンとPTです。こんふたつが異常かどうかで肝臓がほんとうにやられているのかどうかがよくわかりますよ。
ぜひ調べてもらってください。

今の段階で透析に持っていけば、腎臓の働きが改善され、おそらく肝臓の機能も心臓の機能も、血圧も、そして貧血も改善すると思います。
どうか、この点を十分主治医とお話し合い下さってお母様を助けてあげて下さいね。

横から申し訳なかったのですが、とても気になってしまいアドバイスを書かせていただきました。

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