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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14291
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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精神科に通っているものです。よろしくお願いいたします。 引っ越しにあたり、病院を替わることになりました。 症状は

質問者の質問

精神科に通っているものです。よろしくお願いいたします。
引っ越しにあたり、病院を替わることになりました。
症状は安定しており、以下の病名、薬を服用しています。

統合失調症、うつ状態
・ジプレキサ
・パキシル
・リーゼ

転院先で
ジプレキサに変えてリスパダールを勧められました。
その病院では最初にこのお薬を勧めるそうなのですが、
薬が変わるのが心配で今はジプレキサを処方していただいています。
今後先生との信頼関係もありますし、もし状態が今よりよくなる可能性が
あるのであれば、リスパダールに変更も考えたいと思うのですが、
どう考えていけばいいかアドバイスをお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

結論から申し上げますと、現在のジプレキサ中心の処方を継続されることをお勧めします。

抗精神病薬には「相性」のようなものがあり、例えば、ジプレキサがよく効いた患者様にリスパダールがまったく効かない(もしくはその逆)といったことが時に起こります。
このため、個々の患者様に合ったお薬をみつけるのに時間がかかることもあります。

ジプレキサとリスパダールは、おそらく統合失調症に対する第一選択薬として最も広く使用されている抗精神病薬の双璧です。

化学構造や脳内での効き方が違うお薬ですが、製薬会社が提供しているデータ等を見ると、有効性も安全性も五分五分といったところです。
ただこれは何千人という患者様に投与した結果の平均値を比べているので、前述したように、個々の患者様で見ると、それぞれの薬の合う・合わないはありますが。

前述したような極端な相性を見せる患者様は少数派で、大多数の患者様ではどちらのお薬もそれなりに効くのですが、現在状態が安定しているということであれば、敢えてリスクを冒して主剤を変え る必要はないと思います。
ジプレキサはパキシルの仲間のプロザックというお薬との合剤でうつ病の治療薬として米国では承認されているくらいですから、「統合失調症、うつ状態」を呈している相談者様にとっては現在の処方はリーズナブルなものであるとも言えます。

リスパダールへの置換によって、疲労時に現れる妄想が消褪する可能性も無くはないのですが、そのためにどこまでのリスクをとるか、でしょう。

精神科医の中には「リスパダール派」と「ジプレキサ派」がいるのは確かで、始めて診る患者様にはどちらかを使うことに決めている医者は少なくありません。
しかし相談者様は既に治療がなされていて安定している患者様なわけですから、「その病院では最初にこのお薬を勧める」以上の理由がないのであれば、主剤変更は不自然です。

ジプレキサでは体重増加や血糖値・血中脂質上昇といった副作用が、リスパダールではプロラクチンというホルモン値の上昇やパーキンソン症状が、副作用として出やすい傾向があります。
例えば、相談者様がジプレキサの効果には満足しているけれども体重が増えて困っているとか中性脂肪値が高くて困っているのであればリスパダールへの置換を考慮する余地はあります。
逆に相談者様が女性であるならば、プロラクチン上昇によって無月経や骨粗しょう症を起こしやすいリスパダールはお勧めしません。

治療の主役はあくまで患者様であって、薬物選択は個々の患者様のメリットを最大化し、デメリットを最小化するためになされるべきです。
単なる医師のこだわりや嗜好に付き合う必要はないでしょう。

相談者様がジプレキサ⇒リスパダールの変更にメリットを感じられず(もちろん、置換してみなければわからない側面はありますが)、しかしそうすると新しい主治医との信頼関係が損なわれてしまう、というのであれば、お薬よりもむしろ病院を変えられた方がいいのではないかと愚考致します。

以上、ご参考になれば幸いです。
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