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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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女性。幼少時から母親(実母)による心理的・身体的虐待を受けて育ちました。物心ついた時は、ほとんど毎日そんな状態だった

解決済みの質問:

女性。幼少時から母親(実母)による心理的・身体的虐待を受けて育ちました。物心ついた時は、ほとんど毎日そ んな状態だったと思います。(弟も)
自分は母が言うとおり、生きている価値の無い人間、死んでも誰も悲しんでくれない存在だと思って子ども時代を過しました。大人になり仕事をするようになると周りの他人が評価してくれるようになり、『自分もちゃんと出来るのだ。』と人並みに自信のようなものを持つことが出来るようになりました。子どもの頃は暗くて友人も少なかったのですが(どうやって付き合ってよいのか判らない)今は友人も増えて、有り難いと思っています。数年前から派遣社員として就業していますが、数年前すごく厳しい上司にあたり、怒鳴り散らされて怖くなり退職を余儀なくされました。注意しているのに失敗したり、頭が真っ白になった感じになったり、間違っていないのにしつこく確認したり、という症状が出ました。それで心療内科に通い、鬱という診断が出て1年余り投薬を続け、現在は通院も、投薬も全く必要なくなりました。今年の10月から就業した職場で今までにあった中で一番きついものいいの人にあたり、また同じ様な症状が出て、どうしようもなくなり退職しました。ネットで調べたらそういう症状の人が多いということが判りました。投薬はあまりしたくないのですが、とにかくこの症状を無くしたいです。やはり恐ろしかった母とその時の私の心情が影響しているのでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

私はあまり成育歴に精神科疾患の原因を求めない主義の精神科医ですが、相談者様の場合はその影響は無視できないと考えます。
ただ、「アダルトチルドレン」のような概念を持ち出してくると現実解決の方向に気持ちが向きませんから、そちらの方向には走られないことをお勧めします。

うつ病と言うよりはPTSD様の症状である印象をうけますが、少し周辺情報をください。

1) 眠れていますか?
2) 食欲はありますか?
3) 家事の能率は以前と変わっていませんか?
4) 趣味や、ご友人との会話などは楽しめますか?
5) この問題について相談できる相手はいますか?

以上、確認させていただけますと幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。拙回答をご一読いただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

お早うございます。

 

ご返信ありがとうございます。

 

1) 眠れていますか?(普通に眠れます。)
2) 食欲はありますか?(ありますが、以前よりは少し減退していると感じます。)
3) 家事の能率は以前と変わっていませんか?(あまり変化はないと思います。)
4) 趣味や、ご友人との会話などは楽しめますか?(はい。)
5) この問題について相談できる相手はいますか?

(特に誰にも話していません。誰かに話しても解決するとは思えないからです。

2年ほど前ご質問の応えに全部NOとなるような状況だったため、思い切って心療内科に行きました。(ネットで検索して)鬱だろうということで、週1回の通院と投薬(ルボックス)の治療を受けました。その時は自分の成育歴のことをお話しました。その後は自分でもはっきりと判るように生活することが楽になったので、就業し(派遣就業)その間、やりがいを感じ、新しい友人も出来ました。そして数ヶ月ぶりに短期の仕事(約2ヶ月契約)に就きましたが、辞めました。とにかく緊張しすぎて、うまくやろうと思うとダメだったです。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。ご返信ありがとうございました。

おそらく2年前には相談者様はうつ病の診断が付くような状態にあり、幸い抗うつ薬が良く聞いて就労可能な状態にまで回復したのだと思われます。

最近の研究においては、虐待経験がある患者は、そうでない患者に比べて治療への反応が鈍く、うつ病の再発や長期化につながる高いリスクがあることが分かっていますので、幸いなことに相談者様におかれましては、治療への反応は良好であったことになります。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110929/trd11092908190006-n1.htm

しかしながら、まず第一に、子供時代の虐待体験が相談者様に及ぼした影響は考えなければならないでしょう。
従来、PTSDは「危うく死ぬまたは重症を負うような出来事の後に起こる」疾患であるとされ、児童虐待があっても、それが言葉の暴力によるものであった場合や、直接的に生命に危険が及ぶものではなかった場合、それをもってPTSDを発症するとは考えらえていませんでした。
しかし近年、長期の対人関係の外傷(虐待や拷問)に起因する「複雑性PTSD」という概念が提唱されるようになり、認知されつつあります。
これには、「感情調整の障害、解離症状、身体愁訴、無力感、恥、絶望、希望のなさ、永久に傷を受けたという感じ、自己破壊的および衝動的行動、これまで持ち続けてきた信念の喪失、敵意、社会的引きこもり、常に脅迫され続けているという感じ、他者との関係の障害、その人の以前の人格状態からの変化」といった症状が含まれるとされます。

恐らく、相談者様はPTSDの診断基準を満たすほどの症状は持たれていないと思われますが、単純に考えて、高圧的・威圧的な言動を示す他者と接触した場合に、フラッシュバック様に虐待体験が(無意識のうちにでも)想起され、過敏な反応を示すのではないかと考えます。
ご参考まで:複雑性PTSD いじめ、嫌がらせおよび虐待された人生経験により引き起こされた心的外傷

もう一方で、幼少期の自己評価が低かったために十分な人間関係を築けなかったことで、対人関係技法を学ぶことが出来ずに、人間関係の結び方が未熟なままに成人してしまったため、対人ストレスを感じやすいという側面もあるでしょう。

「恐ろしかった母とその時の私の心情が影響」していることは確かであると思われますが、過去は変えることができませんので、「今ここで」何が出来るかを考えていかなければならないでしょう。

薬物療法には抵抗がおありだということですが、過去にルボックスに良好な反応を示されていますし、ルボックスを含むSSRIはPTSDや「間違っていないのにしつこく確認したり」といった強迫症状にも有効ですので、薬物療法は再開された方がいいだろうと考えます。
ただ一方で虐待体験を想起させるような人と接した場合の脆弱性についてはお薬だけでは解決しがたい問題で、お薬を飲んで他の症状を抑えながら社会活動を行う中で、耐性を獲得していかなければならない部分かもしれません。
また、臨床心理士によるカウンセリングを受けられる精神科/心療内科を受診されて、この問題をテーマにカウンセリングを受けられることも問題解決の役に立つでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
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