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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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ここ15年近く左脚の付け根(お尻のすぐ下)あたりのひどい脱力感に悩んでおりましたが(1989年の5月に腰を痛めて椎間

解決済みの質問:

ここ15年近く左脚の付け根(お尻のすぐ下)あたりのひどい脱力感に悩んでおりましたが(1989年の5月に腰を痛めて椎間板ヘルニアだと診断され、その後遺症かとずっと思っております)、7~8年前位から左腕の脱力感に悩まされるようになりました(筋力をうまく伝えられないというか、体の芯からの力で握力が出てこない感じ)。これは、近くの総合病院や他の整形外科・脳神経外科に行っても原因不明とのことでよくわからない状態で現在に至ってました。そして、昨日の夕方から今度は右腕の脱力感を感じるようになり(結構急に始まった感じ)、左腕と同じように力を伝えにくくなってしまい、寝る前に書き物をしようとペンを取ったら、握れなくて、字を書こうとするとペンを落としてしまう状態です。一晩寝て多少はよくなり、今このパソコンで文章も入力できてますが、何か重大な病気が私の体の中で進行して きているのではと不安です。当方45歳男性でプロラクチン産生腫瘍の持病を持ってますが他に病気はありません(肥満ではあります⇒165cm/81kgで軽い高脂血症で経過観察中)。プロラクチン産生腫瘍のほうはカバサール錠を週一度のペースで1錠服薬しており、正常値に近い状態をキープ出来てます(ほぼ3年経過しました。最初の2年は週半錠でしたが昨年から1錠にしており、この状態でほぼ正常値をキープしてます)。インターネットで調べたりや友人に聞いたりしたのですが『ギラン・バレー症候群』のような症状にも感じます。お忙しいところまことに恐縮ですが、このままでは仕事や日常に少々不便を生じてしまい、明日からの生活に困ってしまうので、どなたかお助け下さい。御回答のほど御願い致します(当方のメールアドレス
⇒XXXXX@XXXXXX.XXXです)。(静岡市在住、浜松市勤務で毎日通勤2時間×往復、睡眠時間5時間/日) 2011年11月6日PM8:50
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医 兼 神経内科医です。

ご記載を拝読する限りでは、ギランバレー症候群はあまり積極的には示唆されません。
典型的には感染が先行すること、麻痺が下肢から進行することがギランバレーの特徴ですが、どちらも当てはまりませんし、脳神経支配領域の障害や呼吸筋の障害が起きていないこともあまりギランバレーらしくない陰性所見です。
何より、週単位、月単位で症状が改善と増悪を繰り返すギランバレーの時間軸と、左上肢と右上肢の脱力との間に7~8年のタイムラグがあるのことは決定的に矛盾します。

既往歴から考えると、脳血管障害がもっとも考えやすいと思われます。
もしかしたら初めに調べるべきは心臓かもしれません。「激しい睡眠不足のときのように頭がクラッとして意識が飛ぶ」のは、一過性意識障害ではないかと思われますが、この原因の一つとして心臓弁膜症があります。
相談者様は、高プロラクチン血症の治療量としては比較的高用量のカバサールを服用されていますが、カバサールには心筋の線維化によって心臓弁膜症を引き起こすリスクがあることが知られており、欧米ではパーキンソン病治療薬としては市場から撤退しています。
カバサール 心臓弁膜症
パーキンソン病治療剤カバサール 心臓弁膜症リスクの情報伝達が不足

これと高脂血症があることを考えると、弁膜上で血栓が生成され、それが脳に飛んでいる可能性は否定しがたいと思われます。

従って、順番としては、まず循環器内科で心臓周りの検査を受けられ(ドップラーエコーは必須です)、次に神経内科もしくは脳神経外科で脳の血管造影検査を受けられることをお勧めします。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
詳しい説明有難うございました。ちょっと思い出したことと、気づいたことがあったので追加で連絡させてください。まず、11年前にちょっとしたきっかけで脳のCTスキャンを受けた際軽い脳梗塞があると診断され、『誰でも30代くらいになれば1~2箇所の脳梗塞はある』と病院の先生にいわれたのでこれは放置してました。ただ、プロラクチン産生腫瘍を検査する際に脳のMRIを撮っており、このときには『軽い脳梗 塞の症状があるが気にするレベルではない』と言われておりました。私が心配なのは、脳の血管が詰まった状態の脳血栓や脳梗塞で、自分のような経過をたどるものかどうかということです。この点を御教示いただければありがたいです(左脚⇒左脚+左腕⇒左脚+左腕+右腕のように年を追って力が入らなくなる症状が、脳血管障害で起きるのでしょうか? そうであれば脳梗塞を発症した時点で脚や腕に影響を及ぼしていたのではないかと思いますが、左脚のほうの症状は脳血管障害とは結びつかないような気がするのですが・・・。要するに、左脚の麻痺は腰を痛めた際からずっとある症状だからです。)恐縮ですがご対応の程何卒宜しく御願い致します。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。
ご返信ありがとうございました。

> 私が心配なのは、脳の血管が詰まった状態の脳血栓や脳梗塞で、自分のような経過をたどるものかどうかということです。
この経過は比較的典型的な経過の1つだと考えます。

1つの典型例は長嶋巨人軍名誉監督のように、脳の太い血管が詰まり、大脳半球の広い範囲が梗塞を起こして、右半身の麻痺+言語障害のように、大きな症状をきたすものです。

もう1つの典型例が、微小脳血管の梗塞(ラクナ梗塞)による脳機能の階段状増悪です。
ラクナ梗塞は、ラクナ梗塞は、脳の動脈の枝分かれした細い部分に起こります。一般的には病変部位のサイズが1.5cm以下の小さな脳梗塞をラクナ梗塞と呼び、これによる症状は段階的にあらわれて、少しずつ進行します。梗塞する部分が小さいので、症状が出ないことがあり、これを無症候性脳梗塞といいます。
相談者様が11年前にCTで指摘された脳梗塞はこの無症候性脳梗塞であったと思われます。ただ、「誰でも30代くらいになれば1~2箇所の脳梗塞はある」という診察医の意見には同意しかねます。「誰でも50代くらいになれば1~2箇所の脳梗塞はある」くらいではないでしょうか。11年前のCTの性能からして、ラクナ梗塞を鋭敏に検出できたとは思われないので、MRIをとればもっとたくさんの梗塞が見つかった可能性が大です(出血はCT、梗塞はMRIと言われていた時代です)。

なので私は、相談者様に起きている現象は、ラクナ梗塞の進行と、それによる逐次的な運動障害の発生である可能性が高いと考えています。

一方で、カバサールの影響はあまりないかもしれないと、昨夜の寝入りばなに思い直しました。左腕の脱力が7~8年までの発症で、カバサールの服用開始が3年前だからです。
ただやはり、心臓弁膜症の検査はされておくべきでしょう。

左脚の運動障害はL3~L5の椎間板ヘルニアによるものである可能性が高いと思いますが、これに関しても脳梗塞の要素はないか、確認すべきだと思います。

というわけで、脳神経外科⇒循環器内科、整形外科の順番での受診をお勧めします。
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