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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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4歳の女の子のおねしょの相談です。 6時までには晩御飯、6時ごろにはお風呂に入り、7時までには水分補給をすませて寝

解決済みの質問:

4歳の女の子のおねしょの相談です。
6時までには晩御飯、6時ごろにはお風呂に入り、7時までには水分補給をすませて寝付くのは9時前です。
寝る前8時ごろには少なくとも1回はトイレに誘っていきます。
週に1回成功するかどうかという程度で、だいたいおねしょしています。
何か原因があるのでしょうか?
おねしょしても、悪くないよと言ってあげています。ママと一緒に水分補給を調節しようねとだけ言って聞かせているのですが。病院にそろそろ行ったほうがいいでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 医療
専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
はじめまして。

私でよろしかったらお力になりたいと思います。
私は小児科の専門医です。

最初にお聞きしたいのは、娘さんはおねしょをしなかった時期はありましたか。
おねしょの問題は新しい問題なのか昔からなのかその辺りでお答えが違ってきます。

おねしょが前からあるのならば、年齢的にはまだ待てると思います。
もしおねしょが新しい問題ならおしっこの検査をまずは受けて下さいね。

私のおすすめは夜間のおねしょアラームで、これ、とってもよく効きます。
検索されてみて下さいね。

いかがでしょう。
質問者: 返答済み 5 年 前.

おねしょは、直ったことはなく、ずっとです。

今4歳半ですが、3歳後半まで、夜中に水分をとらないと大泣きしていましたので、水分を取り、当然ずっとおねしょをしていました。

4歳になってから、夜中の水分は無くても眠れるようになり、最近7時以降の水分もやめました。ですが、たまに成功する程度です。おねしょアラームとは何でしょうか?検索もしてみたいと思います。

専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
そうですか。

それでは、おねしょアラームを試してみましょう。
センサーをパジャマの一番濡れる所につけて寝ます。
おしっこが出始めの時にセンサーが働いてアラームがなり、それによって起きておしっこにトイレに行けるというものです。
もし、そのアラームでお子さんが起きられなかったら横で寝ているあなたが起きればいいのですよ。

ぜひお試し下さいね。
質問者: 返答済み 5 年 前.

もうすこしだけ教えてください。

おしっこに夜中に行けるようになることによって、いつか膀胱の調子が整って朝までおしっこに行かなくてすむようになるというものなのでしょうか?

おねしょも困りますが、必ず夜中にトイレに行くというのは、それはそれでいいのでしょうか?

専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
おねしょには色々なメカニズムがありますが、簡単に言えばまだ体がちゃんとおねしょをしなくなる様にするための成熟ができていないということですね。
まだ年齢的に待てると言ったのはそういうことですが、今お困りなのでそういう提案をしたわけです。
でも、これ、よく効きますよ。試されてみてください。
質問者: 返答済み 5 年 前.

確認させていただきたいのですが、アラームはおねしょの症状の改善ではなく、布団がぬれることの改善という理解で正しいでしょうか?

主人にアラームのことを話したら、変な精神的な影響はないかと心配していました。(アラームがなることによるドキドキなどで強迫観念的になったり)

 

もうひとつの確認は、今私がしている対応以上に、娘の夜間の排尿を改善することは特になく、5歳くらいまでは待っていてよいということでしょうか?

 

以上よろしくお願い致します。

専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
そうです。

しばらく待ってもさしつかえはありませんよ。
改善される可能性はおおいにありますから。

絶対にネガティブなコメントをしないこと。家族内でそれは統一されて下さいね。

おねしょアラームは 膀胱の尿の保持力を育てるために役に立つそうです。
朝まで尿が保持できれば、おねしょはなくなるでしょう。
布団を濡らせないだけ以上の効果はあります。

8歳以上になった子でまだ夜尿をするケースがありますが、お薬とコンボでこのおねしょアラームを使って成功することが多いです。
私は在米ですが、けっこう普及していますね。
日本ではあまりおなじみではない?かも。

ということで他に何かあればご質問下さいね。
docmmart, ER救急医 准教授
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 4173
経験: 医師
docmmartをはじめその他名の医療カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
回答を閲覧していただけたようですが、いかがでしょうか。
何か他に私にできることがあればいいのですが。
ご質問があればどうぞご遠慮なくお尋ね下さいね。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます猫山と申します。
現在は一般病院に勤務していますが、大学病院在籍時は児童・青年期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。

既にdocmmart先生からの回答を承諾されておられるようですし、私も現時点ではこの回答に異論はございません。
ただ、いくつか補足できる部分があるように思えましたのでコメントさせていただくことにしました。

夜尿症は多要因性の病態であり、膀胱機能、睡眠因子、内分泌因子、遺伝的因子、精神的因子といった要因が絡まり合って悪化したり改善したりします。

■膀胱機能:お子様の成長とともに膀胱の発達していき、4~5歳になると夜間トイレに一度も行かなくてもよい位の寮の尿をためられるようになります。夜尿症の子どもの中には、膀胱が未発達で、十分量の尿を溜められないことがあります。

■睡眠因子:成人の場合は、膀胱に一定量以上の尿が溜まると睡眠が浅くなり、覚醒します。子どもでは睡眠が深いため、この膀胱内の尿量増加⇒覚醒という機能が十分に働かないことがあります。これは必ずしも異常所見ではありませんが、年齢不相応であればある種の訓練が必要とされる場合があります。

■内分泌因子:抗利尿ホルモンという、尿を出にくくするホルモンの分泌リズムの障害が夜尿症の原因となる場合があります。抗利尿ホルモンは通常、昼間の分泌量が少なく、夜になると分泌量が多くなるため、夜間の尿量が抑えられます。夜尿症のお子様の25%で、夜間の抗利尿ホルモンの分泌がむしろ低下することが知られています。

■遺伝的因子:両親がともに夜尿症であった場合は77%、どちらか一法が夜尿症だった場合は44%の確率でお子様が夜尿症を呈するというデータがあります。

■精神的因子:ストレスにより自律神経の働きが不調となることが排尿のコントロールに影響することがあります。特に夜尿症の場合、夜尿そのものがストレスになり、悪循環を呈することが少なくありません。

治療も、それぞれの因子の軽重を判断した上で複数の治療を組み合わせていく必要があります。
しかし、これらの5つの要素すべてを改善しなければならないわけではありません。

5つの錘がついて舞い上がれずにいる気球を想像してください。
この気球を宙に浮かすにはどうすればよいでしょうか。
5つの錘すべてを小さくしたり取り除いたりする必要はありません。5つのうちのいくつかを外したり小さくしたりして、総量としての錘の重量を軽くできれば、気球は空に飛ぶはずです。
例えば遺伝的因子はご子息ご本人やご家族の努力でどうこうできるものではありません。
よって、膀胱機能、睡眠因子、内分泌因子、精神的因子の4つに働きかけて負荷を減らしていく必要があります。

まずは飲水量・排尿習慣のコントロール、就寝時排尿の習慣化といった生活指導が行われます。

膀胱機能と内分泌的因子に問題がある場合は、薬物療法が第一選択治療となります。
抗利尿ホルモンの点鼻薬が夜尿症に対して保険適応を有しており、就寝前の点鼻で、抗利尿ホルモンの分泌不足を補うことができます。
また、三環系抗うつ薬の有効性も広く確認されています。これはその抗うつ作用や抗不安作用のために夜尿症に効くわけではなく(したがって精神的因子にはあまり関係がありません)、尿意覚醒を促進する作用、排尿抑制作用、尿量減少作用などによって多面的に夜尿症に対する薬理作用を発揮すると考えられています。
病態や改善の有無に合わせて、これらの薬を切り替えたり組み合わせたりして最善の薬物治療をみつけだす必要があります。

膀胱機能障害に対しては、排尿抑制訓練なども有用とされています。ベッドの上に敷いたり、下着や体に直接装着して水分を感知すると警報が鳴る夜尿アラームは広く推奨されている夜尿症治療法の一つですが、この装置は、尿意による覚醒を促すことによって睡眠因子に働きかけるのではなく、睡眠中の尿の保持力を増加させることで尿意覚醒をせずに朝までもつようになる膀胱機能への作用が大きいと考えられるようになっています。

また、精神的因子に関しては、「自分の意思とは関係無く夜尿をするため、本人に非は無い。それでも落ち込んだりコンプレックスを持ったりするため、叱ったりせず、家族でサポートすることが重要」という親の見守りが基本姿勢となります。両親の離婚、転居、いじめ、弟妹が生まれたといった環境の変化が明らかに影響していると思われる夜尿症の場合は、カウンセリングが行われることもあります。夜尿症治療におけるカウンセリングではそのための専門知識が必要ですから、普通の心理士がその役割を果たすのは難しいでしょう。

生活指導も功を奏さず、一定の年齢になっても夜尿症が続くお子様は、薬物療法、非薬物療法、カウンセリングを組み合わせて改善を図る必要があります。夜尿症では、治療的介入を行った場合、3年後には90%の症例で改善が得られます。
しかし普通の小児科医に上述したような複合的な治療を期待するのは難しいでしょう。
その場合は夜尿症専門外来がある施設の受診が必要となります。以下のサイトで専門施設を地域別に検索することができます。
相談ができる医療機関 | 夜尿症-おねしょ-ナビ

docmmart先生が仰っているように、お嬢様は、まだ「待てる」お歳ではあろうと思います。
ただ、生活指導に反応していないようですし、抗利尿ホルモンの分泌不全のような問題が無いとも断じられませんので、専門施設を受診され原因特定をして、「待てる」状態なのだということを確認してから経過を観察するのも一法かと存じます。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 医療
満足したユーザー: 14290
経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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