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fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
カテゴリ: 法律
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こんにちは。 突然ですがご相談させて下さい。 私は既婚の50代の専業主婦です。 13年程前、既婚男性の方と不倫して

解決済みの質問:

こんにちは。 突然ですがご相談させて下さい。 私は既婚の50代の専業主婦です。
13年程前、既婚男性の方と不倫していました。その事が相手の奥様にわかってしまい、念書「1)今後は一切主人とは付き合わない事。2)この約束が守れない時は慰謝料3000万円を支払う事」を約束させられ、サインと拇印をさせられました。 その後、一度は離れたものの偶然その方と再会し、再度お付き合いしてしまいました。 先月、再び奥様に関係が続いていた事が発覚し、先方の弁護士より「念書通り3000万円の慰謝料を請求する」旨の書状が届きました。ご相談は、不倫・不貞をしていた私が悪いとは云え、3000万円の慰謝料は到底払えるはずがありません。この金額は慰謝料として正当な金額と言えるのでしょうか。ご回答の程、よろしくお願いいたします。       なお、先方の御夫婦は協議離婚の方向で進んでるる模様です。 (NSより)
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  fplawyer 返答済み 3 年 前.
弁護士です。
お答えいたしますのでよろしくお願いいたします。

まず、結論を申し上げます。
不法行為責任として賠償を支払う場合は、3000万円はあり得ないくらい大きい、と言えます。ですから、相手方が不法行為責任として3000万円を請求している場合には、仮に裁判になってもこの請求が認められることはない、といえます。

しかし、本件で、相手方は、あなたと相手方の奥さんとの間の契約に基づいて3000万円を請求していると思われます。
契約上の義務は、当事者の意思に基づくものですから、金額は自由に設定でき、裁判所は、契約が成立していると判断すれば、その契約通りの支払い命令を出します。
ですから、本件では、理屈上3000万円を支払う義務があるといえます。

これを争うには当該念書によっては「契約」は成立していないという方法で争う必要があります

詳細は次のとおりですので、ご覧下さい。

まず、不倫に関して、慰謝料を支払う場合、通常は、不法行為責任(民法709条)に基づく損害賠償として支払います。

不法行為責任というのは、契約等の法律関係にない者同士で、加害者、被害者の関係になった場合に、加害者が被害者の損害を補填賠償する趣旨で支払うものです。
(典型例は、交通事故)

この不法行為責任による損害の賠償額がどうやって決まるかですが、損害賠償は、損害を補填するものですので、それは「生じた損害額」ということになります。

慰謝料は、精神的「損害」を補填する損害賠償ですので、精神的損がどの程度か考えることになります。

不倫の場合、多くは30万から300万円くらいでしょう。

裁判になっても、金額としてはこの範囲で収まることが多いと思います。

ですから、相手が、不法行為に基づく損害賠償請求をしているなら、3000万円という金額は、およそ認められないと思われる不当な請求と言えます。


さて、本件で相手方主張しているのは、上記の不法行為に基づく損害賠償請求とは言えません。

あなたと、相手方の妻との間で、次のような契約が成立していると主張していると思います。
1 夫と付き合わない、
2 付き合った場合には、3000万円を支払う

これは、あなたに、相手方の夫と付き合わない義務(特定の行為を求める債務)を負わせ、これに違反した場合の損害賠償の予定合意をしたものといえます。

このような契約をすることは可能です(契約自由の原則)。

また、民法420条は、債務の不履行の場合の、損害賠償額を予め合意でき、裁判所はそれに拘束される、と規定しています。

本件で、相手方は、上記契約の成立を前提にして3000万円を求めていると思われます。

ですから、この契約(念書に書かれている内容)が成立していると、判断されれば、裁判所は、3000万円の支払い命令を出します。

あなたとしては、念書に書いてあることは、契約ではない、とか契約成立自体を争う必要があります。

そのほかに、
仮に契約が成立していても、その条件であるお付き合いがない、と事実を否定して争うという方法。

契約は成立しているが、こんな契約内容を理解していなかった、といって契約が錯誤により無効であると争う方法、

そもそも「人と付き合うことを制限する」契約は、公序良俗(民法90条)に違反し無効である、として争う方法等が考えられます。

以上の様に、念書をつくり、その念書に記載したこと(契約)を破った事案である本件では、3000万円の請求が、およそ認められない不当なものであるとはいえません。

弁護士に相談して対応すべき事案と考えます。

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(賠償額の予定)
第420条  当事者は、債務の不履行について損害賠償の額を予定することができる。この場合において、裁判所は、その額を増減することができない。
2  賠償額の予定は、履行の請求又は解除権の行使を妨げない。
3  違約金は、賠償額の予定と推定する。
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