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fplawyer
fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
カテゴリ: 法律
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経験:  弁護士・1級FP技能士・CFP
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遺産相続の調停で貢献について分け前の要求:   平成4年に父が亡くなり、父の遺言がありました。当時、長兄が父の資

解決済みの質問:

遺産相続の調停で貢献について分け前の要求:    平成の始めの頃


に父が亡くなり、父の遺言がありました。当時、長兄が父の資産を管理しておりました。遺言状に資産として父の預金があり、兄を除く子供3人に等分に相続させるようにと記述されていました。しかし、そこにはお金はなく、調停の中で分かったことですが、父の運営していた(現在は兄が運営している)会社の借入金と名目になっていました。調停でそれを明らかにしてXXXX万円を勝ち取りました。その時、弟(と弁護士)が主として調停の話し合いで頑張ってくれました。弁護士には、他の件も含めて10%+α程度の成功報酬が支払われています。    その時はそれで済んで、他の父の資産も合わせて調停通りの相続配分が行われました。    最近になって、弟から「私ががんばってとれたのであるから、XXXX万円の半分(私個人にはその1/3)をよこせ」と請求してきました。この要求に応じなければならないのでしょうか?    1)このような要求は前もって言ってくれれば、彼だけに調停で頑張ってもらうことはなかった    2)弁護士でも10~15%と聞いているのに、大きすぎる    3)父の遺産であり、父は等分に配分することを遺言で希望しているのに、このような配分をすることは、父の意に反する    4)このように、遺産を別の形に変えて相続で得をするような例は、過去にもあり、弟がいなくても、有能な弁護士なら発見できたはず。 など、の観点からも不当な要求であると思いますが、法律的にはどうなっているのか?教えていただけませんか?

投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  fplawyer 返答済み 3 年 前.
弁護士・1級ファイナンシャルプランニング技能士です。

お答えいたします。
よろしくお願いします。

まず、結論としては、応じる必要はない、ということになります。

記載された情報では、
調停が成立し、その通りの分配をされたということですね。
この調停は、遺産分割調停で、よろしいですね?

遺産分割調停が成立した場合、調停条項には確定した審判と同一の効力が認められます(家事事件手続法268条1項)。

この調停(審判と同一の効力を有する)によって、遺産の帰属に関する法律関係が一度決定しているので、関係者はこれに従っていれば良いのです。

もし、調停合意が、詐欺によって形成され、無効や取消の事由が存在する場合、調停の取消無効等を主張することは可能ですが、本件の場合は、そのような事由はないですね。

自己の取り分を多くすべきとの主張は、まさに調停段階で行っておくべき事で、一度合意した調停を覆すような理由にはなりません。

以上を前提に、弟さんへの回答をご検討ください。


(参考条文)
家事事件手続法第268条 (調停の成立及び効力)
 調停において当事者間に合意が成立し、これを調書に記載したときは、調停が成立したものとし、その記載は、確定判決(別表第二に掲げる事項にあっては、確定した第39条の規定による審判)と同一の効力を有する。
(※遺産分割調停は、別表二に該当します)


質問者: 返答済み 3 年 前.

専門家先生へ

  下記の点について、コメントお願いします。そのあとで評価をさせていただこうとおもっています。よろしくお願いします。

 

 

回答ありがとうございました。

文中の質問に対して、遺産分割調停で間違いありません。

取り分を変更するという立場からのお話よく理解できました。大変参考になりました。質問の文面には、明確になっていなかったのですが、下記の質問についても教えていただければ、助かります。

①もし、謝礼や報酬という観点からは、どうでしょうか?

  謝礼ならば、出す側と受け取る側の合意でなされるべきものであるし、

  報酬であれば、あらかじめ何%というような約束が必要

であると考えてもよいのでしょうか?

②調停や裁判で兄弟の誰かが中心になって戦ってそれに対して、このような要求をすることが、どの程度許されるものでしょうか?過去の事例として、何か参考になるデータはあるのでしょうか?

専門家:  fplawyer 返答済み 3 年 前.
お答えが遅れました。申し訳ございません。お詫びいたします。
(一時、回答できない状態になっており、回復したことに気づくのが遅れました)

さて、回答ですが、どのような趣旨であれば、調停で合意した内容を変更する場合には、
調停の当事者同士が、新たな契約をすることになります。
そこで、
① 謝礼や報酬という趣旨である場合、
 (1)この趣旨で、調停の合意自体を変更することはできません。
 (2)そもそも、例えば、前回の調停について、あなたと弟さんとの間で、報酬に関する契約が交わされているならば、その契約に基づいて報酬を請求されることはあり得るでしょう(これは調停調書に記載された内容自体とは無関係です)。
 しかし、そのような合意がなかったなら、報酬や謝礼を求められる法的な理由はありません。
 応じるなら、新たな合意をするということになります。

② 誰が中心になっても、そのこと自体に報酬を渡すというような合意がなければ、法的に報酬を支払う必要はありません。
 中心になって戦ってくれたことに対して、感謝して、お礼を渡すことは自由です。しかし、法律上効力があるものとして、お礼等を渡す義務が生じる場合は、報酬に関する契約等をしていた場合でして、それは上記と同じです。
 当事者の合意なくして、報酬や謝礼を支払う義務は生じません。

以上ご検討ください。
最後に重ねて回答が後れたことをお詫びいたします。
fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
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