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mezasesakurasaku
mezasesakurasaku, 平成25年6月末弁護士登録抹消確定
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 271
経験:  平成25年6月末まで弁護士業務(以降退会)
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遺言により、長男不動産4600万円、長女不動産1800万円を相続致しました。故次男(成人の子二人)は3500万円の生

質問者の質問

遺言により、長男不動産4600万円、長女不動産1800万円を相続致しました。故次男(成人の子二人)は3500万円の生前贈与を受けておりました。後から遺言から漏れた預貯金が51 00万円出てきました。遺産分割協議が開かれましたが、その分け方に意見が対立しております。最も合理的な分割の仕方があれば教えてください。
対立している分割案は1)1/3づつに分ける、或いは2)総財産を3等分し(5000万円)この額との差額を分配するとなっています。 第902条Ⅱ項は素人には判読し難いのですが宜しくご教示下さい。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

はじめまして、弁護士をしております。

 

あなたが長男さんで、妹さんというのが長女さんですよね、それを前提に説明させていただきますね。

 

合理的な分割の仕方となりますと、合理的というのがいかなる意味かにもよりますが、

あなたがとるべき案は1となりますので、この1を根拠づける法的な考え方をしめさせていただきますね。

(法的に正当な処理は、あなたの案なので。)

 

まず、大前提として、特定の財産を特定の相続人に相続させるという遺言は、遺産分割方法の指定と一般的に考えられています(民法908条ですね)。

(ちょっとややこしい話でして、そして、あなたがご指摘する902条2項もこれに関係するのですが、結論としては、902条2項も含めて民法全体を解釈すると、今回のような場合は、遺産分割方法の指定(908条の問題ということですね)と一般的に考えられています。)

 

そして、遺産分割において、重要なことは、①死んだ方の意思の重視と②均等相続(ひいては公平感)にありますが、そうはいえ、遺産分割とは、あくまで「協議」でして、相続人が協議で合意すればそれこそが、②真の公平、ということでもあります。

 

今回の遺言では、4600万円のほうの不動産を長男に、1800万円のほうの不動産を長女に渡したい、それがお父様の意思ということはわかりますが、それ以外は、わかりません。

となりますと、均等相続(公平感)を単純に考慮すると、全体として、法定相続分にしたがって均等相続(公平)にしなくてはならないということになりそうです。

となると実は、単純に、相続の基本的な考え方に従うと、合理的な分割というのは、長女についている弁護士がいうとおりの方法ということになりそうです。

 

しかし、そもそも、4600万円のほうの不動産は長男に、1800万円のほうの不動産を長女にということは、それさえまもれば、あとは、自由に遺産分割協議で相続人が納得しさえすればよい、ということでもあります。

遺産分割協議というのは、民法907条1項に規定されていますが、法定相続分に反しても別にかまわないのです(ダメと書いていませんし、お亡くなりになった方の意思に反しさえしなければいいので)。

そして、均等相続(公平)というのは、もちろん本人がそれでいいと言っているときにも完全に均等でなくてはならくては公平ではないという意味ではもちろんないからです。

 

そして、ここで、大変重要なことがあります。

それは、預金は遺産分割対象外であり、法定相続分に応じて当然分割されると判例で言われていることです。

もちろん、相続人全員で、いやそれも分割の対象としますと合意して、遺産分割の対象にすること自体は可能ではありますが…

つまり、そのような合意がない限り、今回、遺言漏れしている財産は、遺産分割協議の対象になるのではなく、そもそも、法定相続分で相続されていると主張できるわけですね。

 

ですので、これらのことから考えますと、

遺言に従って、遺産分割を行う(4600万の不動産は長男の所有になり、1800万の不動産は長女の所有になる)、遺産分割対象であるのに遺言がなかった財産(今回は該当なし)はみなで協議し遺産分割する、なお、遺産分割対象外は当然遺産分割対象外である、今回は、預金なので対象外で、法定相続分で当然分割されている、

ということは、案1の内容、それこそが、合理的ということができます。

 

長々とした説明になってしまいましたが、

ようは、案1の法的理論武装としては、「遺言がない財産については分割協議しなくてはいけないでしょうけど、今回預金ですから、協議しなくても1/3で相続してますよね?

私は、預金を遺産分割協議財産対象財産にすることは同意しませんよ。預金の1/3は私のものです。」

と言いさえすればよいということになります。

 

 

正直なところ、本当の合理的な遺産分割というのは、お亡くなりになられた方の意思に完全に従うということなのですが…今回は、そこは、わからないわけですからね。

なかなかどうしようもないかと。

 

 

そして、ジョイントアカウントですが、基本的にあなたがお考えのとおり、原資がだれにあるかで決まりますので、原資があなたのお父様にあると証明(合理的に説明)できるなら、妹さんのものという主張はとおりませんね。

通らないので、妹さんの弁護士も、妹さんのものではなくお父様のものであるということを前提での案を出しているのではないかと思いますよ。

 

 

ひとまず、回答は以上なのですが、

不明点等は、お手数ですが、返信機能をご利用ください。

やりとりの中で、疑問点を解決していくことができればと考えますので。

よろしくお願いします。

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