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fplawyer
fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
カテゴリ: 法律
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贈与契約の撤回 母の菩提寺が庫裏を立て直すという事で、寄進を募ってきました。それを機に母が用地確保済みの墓地を

解決済みの質問:

贈与契約の撤回

母の菩提寺が庫裏を立て直すという事で、寄進を募ってきました。それを機に母が用地確保済みの墓地を破棄して別の霊園等に変更しようか、自身の兄弟間と相談していた所、弟と妹から暴言を吐かれ二度と電話してくるなと言われました。
10年以上前、私と母は叔母に対し120万円の金銭贈与を行っており ます。先の発言を忘恩行為と判断し金銭の返還を求めたいとおもいます。

この贈与は、口頭で現金で引き渡しております。証拠となり得るものがないのですが、取り返す算段はどのような形になるでしょうか。また、ICレコーダーで叔母に贈与の事実を秘密録音した場合、和解・裁判上の証拠となりますか

以上、宜しくお願い致します
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  fplawyer 返答済み 4 年 前.
弁護士です。
よろしくお願いいたします。

ご存じかもしれませんが、まず、基礎からご説明いたします。

1 まず、既に履行された贈与は撤回できません(民法550条だたし書)。

===== =================
民法第550条(書面によらない贈与の撤回) 書面によらない贈与は、各当事者が撤回することができる。ただし、履行の終わった部分については、この限りでない。 
======================

2 しかし、上記の場合でも一定の場合には、忘恩行為を理由として贈与の撤回を認めています。

そこで、問題は忘恩行為で贈与の撤回が認められる場合がどのような場合かです。

この点について忘恩行為による撤回が認められる事案は、抽象的には
贈与の背景に何らかの見返りがあるなど実質的に負担付き贈与に等しい場合や、扶養の期待がある場合などと考えられています。

実際の多くの裁判例もそのように、当該事案において具体的にそのような見返りの関係があるかどうかを問題としています。
例えば、後に記載する大阪地方裁判所平成元年4月20日判決があります。

また、忘恩行為が問題となった他の裁判例でも、具体的に「負担付き贈与」であると認定するした上で、撤回(解除)を認めております。例えば、最後の東京地方裁判所昭和51年6月29日判決。
ほかに、「贈与の効果を維持することが諸般の事情に照らし、条理上不当と解されるような場合」に撤回を認めるとする東京地方裁判所昭和50年12月25日判決もあり、裁判所はかなり限定的に考えております。

本件でそのような事情があるかは、ご質問の実からは判断できないのですが、
仮に、暴言を吐いて、侮辱した、という事実のみである場合は、忘恩行為を理由とする贈与の撤回は無理であると考えます。

以上ご参考にご検討ください。

============
大阪地方裁判所平成元年4月20日判決
〈証拠〉を総合すると、以下の事実が認められる。
  1 次郎は、昭和五二年二月一三日、原告の二女花子と結婚した。
  2 昭和五四年三月、次郎はかねてより念願の歯科大学に合格し、花子と二人で新潟で生活をすることとなった。そして、大学入学から卒業までの六年間、生活費等の一部を援助する為、原告は次郎に対し当初は月五万円、花子が昭和五六年夏ころに大阪に帰ってきた後は、月一〇万円を送金し、計七五八万一〇〇〇円を贈与した。
  3 右贈与は、次郎が娘婿であり、将来歯科医師になった後は、娘の花子を幸せにしてくれることを期待してしたものであり、次郎もそのことは承知していた。
  4 ところが、昭和五九年五月頃から、次郎は大学の同級生の女性と情交関係を持つようになり、歯科医師国家試験に合格した直後の昭和六〇年五月ころ、花子に対し、不貞の事実を告げ、相手の女性が妊娠したので離婚してほしい旨申し入れ、一方的に花子との間の夫婦関係を破棄した。そのため、原告の次郎に対する前記期待は裏切られ、次郎に対する親族関係に基づく情誼関係も破綻するに至った。
 以上の事実が認められ、右認定の覆すに足りる証拠はない。
 贈与が親族間の情誼関係に基づきなされたにもかかわらず、右情誼関係が贈与者の責に帰すべき事由によらずして破綻消滅し、右贈与の効果をそのまま維持存続させることが諸般の事情からみて信義則上不当と認められる場合には、贈与の撤回ができると解するのが相当である。これを本件についてみるに、前記贈与の基礎となっていた情誼関係が、次郎の一方的な背信行為によって完全に破綻消滅し、しかも、大学在学中の六年間にわたり贈与を受けていた次郎は、歯科医師試験に合格し、原告の経済的援助が不要になるや否や、不貞の事実を明らかにし花子に対し離婚を申し出て娘の幸福のため次郎の合格を待ち望んでいた原告との間の右情誼関係を破壊したものであることなど諸般の事情を考慮すれば、本件贈与の効力をそのまま存続せしめることは信義則上認めることができず、原告に贈与の撤回権を与えるべきである。

================
≪証拠省略≫を総合すると、次の事実を認めることができる。
  1 昭和四五年一一月二七日、松子が死亡し、葬儀は次郎が喪主となって行なったが、その費用は松子の遺族年金等から支出した他は原告が負担した。右の他、初七日、四九日、一〇〇ヶ日、一周忌、三周忌等が行なわれたが、これらの行事を行うにつき次郎及び花子らは主体的・積極的でなく、費用負担についても何ら関心を示さなかった。
  2 松子死亡後、原告の身のまわりの世話は家政婦が行っており、掃除も原告の負担で花子がたのんだ近所の人にまかせ、次郎夫婦が積極的に面倒をみようとする意思もなかった。その後数ヶ月経って、被告が原告に相談することなく原告宅である本件建物に泊り込んで生活する様になったものの、被告が若年の学生であったこともあり、生活が不規則で原告の面倒を充分みることができなかったばかりか、原・被告間には親族としての情愛も湧かなかった。又次郎も右両名の仲がうまくいっていないことを知りつつこれを放置していた。
  3 次郎及び花子らは、原告宅をほとんどといって良い程訪れたことはなく、従前から原告を、「社長」「会長」と呼ぶなど養子としての感情に欠け、かえって次郎は原告に対し数回にわたって直接間接に本件建物を出て田舎で生活するように申入れるなど原告に冷くあたっていた。
 ≪証拠判断省略≫
 四 右に認定した事実によれば原告が贈与意思を形成するにいたった重要な背景とみられる人間関係の形成・維持を目的としてなされた請求原因1の(三)の約定に関しては、その意図にそった履行がなされなかったことが認められる。

質問者: 返答済み 4 年 前.

回答ありがとうございます。


 


やはり難しいもののようですね。提示された判例に近しいかと思われる事情が存在します。


 


 


上記の事情を遡って説明いたしますと、叔父叔母は母方の者です。


母がとある社長の愛人に収まって産んだ私生児、嫡出ではない子が私です



母と私が家族の間で肩身の狭い思いをしないようにと、父は母の親兄弟に色々と小遣いを与えていました。その最後として父からの遺産から捻出したものが120万円の贈与です。



に、関わらず金を受け取っておきながら今更に爪弾きにされ、実家の墓に入れないとも受け取れる発言をされる謂れはないと考えます。



以上、再度の御教示をお願い致します。


専門家:  fplawyer 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。
昨日、JUSTANSWERサイトの障害のため、内容を確認出来なかったため、本日内容を拝見いたしました。
つきましては、回答まで少しお時間をいただきたくお願いいたします。
本日中に返答する予定です。
よろしくお願いいたします。
専門家:  fplawyer 返答済み 4 年 前.
回答が遅れましたことをお詫びいたします。

さて、記載の事実では、お父様は、お二人に対する配慮をもとめて贈与(小遣い含め)されていたようですね。

これは、贈与を撤回したい理由としてよく理解することができます。

ただ、忘恩行為は、実質的な対価性(負担付き贈与に近いもの)のほかに、贈与者への背信性や、信義則(民法1条2項)といった抽象的な概念への該当性が検討されていますから、率直に言うと、裁判官の裁量も大きく、この記載の事実で、必ず忘恩行為に該当するとはいいきれません。

これは、わたくしの見解ですが、忘恩行為の話しは、当事者間の属人的な事情によって判
断されます。
贈与をされたのはお父様なので、お父様に対する直接的な背信性がないと難しいのではないかと考えます。

質問者: 返答済み 4 年 前.

回答ありがとうございます。

 

本日、普通郵便(宛名自筆)・プリント印刷・無署名による書面申し込みで銀行振り込みの形で返金がありました。

 

逆上や不安感を煽る文面だったのですが、受贈者側からの撤回という形になりますか。また、後になってから返還に応ずる法的根拠が無い事を法律相談等で知って、脅迫や強要などで法的処置を取られる可能性はありますか?

専門家:  fplawyer 返答済み 4 年 前.
情報ありがとうございます。

相手方が返金してきたなら受領していいと思いますが、

相手方は金銭についてどんな趣旨だと言っていますか?
文面に、贈与された金員を返還するとありますでしょうか?

あれば、その趣旨で受領した、と文書を送付しておけばいいと思います。

また、内場合も、こちらから、贈与を撤回するので、その返金分として受領したという文書を送付するのが良いと思われます。

できれば、内容証明郵便にして、金員受領の趣旨を証明できるようにして下さい。
質問者: 返答済み 4 年 前.

回答ありがとうございます。

言葉足らずで申し訳ありません。件の文書は、こちらから相手方に送付した物です。

文書送付以後、双方一切の連絡を絶っております。

送付した文面に、「過去に贈与した120万円を返せ」という趣旨を書き込んでおりました。

 

ですが、受領の書面送付は盲点でした。こちらから贈与撤回の申し出である書面を送付した場合でも、受領の書面は送っておいた方がよろしいでしょうか。

 

専門家:  fplawyer 返答済み 4 年 前.
情報ありがとうございます。

文書の件理解しました。

こちらから、撤回文書を送って、それに対して送金してきたのであれば、

先に送付した贈与の撤回に応じてご返金されたものとして受領いたします。という文書を送っておくと良いでしょう。
fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
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