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mezasesakurasaku
mezasesakurasaku, 平成25年6月末弁護士登録抹消確定
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 271
経験:  平成25年6月末まで弁護士業務(以降退会)
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債務や借金の相続に関する相談です。 私は30代女性、独身です。 20年前に父方の叔父が事業を始めるために銀行から

質問者の質問

債務 や借金の相続に関する相談です。
私は30代女性、独身です。
20年前に父方の叔父が事業を始めるために銀行から2000万円の借金をし、その連帯保証人に父がなりました。
3年後、叔父の事業が失敗。
叔父は破産手続きをすることなく、今まで借金を返し続けてきましたが、先々月、父の元に残額600万円に利息100万円の支払い命令が裁判所から届きました。
父は銀行とかけあい、利息を除いた600万円の支払いに同意。(この時に弁護士は通していません)
うちの全財産にあたる400万円を支払い、残り200万円の借金を抱えました。
父は昨年に60歳での退職を迎え、現在わずかな農業での収入のみ。
母も69歳で年金暮らしで、借金返済に十分な収入はありません。
叔父も居場所は確認できているものの、連絡は取れず(というより、父が連絡を取らない)、叔父の財産(不動産など)はすでに売りに出されています。

ちなみに叔父は、2000万円の父の連帯保証つきの借金の後も、父に3年に1度は200万円程度ずつ父から借金をし、おそらく1000万円程度の借り入れが父からあるも、父は証書など一切発行していません。

この状態で、まず私が知りたいこととしては。

1.父の借金返済が軽くなる方法はありますか?

2.今後、叔父の借金返済はどのようになるのか。父がこれ以上借金の返済を迫られる可能性があるか。それを調べるにはどうすればよいか。

3.叔父との法的な繋がりを断ち切るには、今後叔父の負債を一切父や私が請け負わなくても良くするにはどうすればよいか。

また、その他私が任意する点などをアドバイスいただければと思います。

ちなみに叔父は離婚しており、前妻に引き取られた息子が1人おります。

わかりにくいお話で大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

はじめまして、弁護士をしております。

 

質問が非常にわかりやすく整理されているので、これにそってお答えしていきますね。

 

 

まず1つ目ですが、

もう一度、お父様と銀行が交渉して、任意で借金を少なくしてもらう方法と、

法的な破産申立を行う方法の2つです。

(なお、農業収入がほぼ一定であれば、借金を現在の5分の1の額にするという民事再生という法的手続きもありますが、農業収入ですと、天候によってぶれがあるでしょうから現実的ではないと思いますで、省略させていただきますね。もし、どのようなものなのかそれでも知りたいということであれば、おっしゃってください。)

銀行もその叔父からお金を回収できないということで、裁判でもってあなたのお父様に請求してきたわけですが、すでに400万円を払ったということであれば、残り200万円はやはり無理です、このままでは破産するしかありませんので、なんとか少なくしてください、と交渉して、少なくしてもらうということはできるかと思います。

法的な破産申立てを行えば、今回は、親族の事業資金の保証をしたことを理由とする申立てですから、比較的簡単に認められるはずです。

破産が認められますと、借金はすべてなくなります。

なお、破産したときのデメリットは、そうですね、警備員や保険の外交員などの一定の職種が制限されることと、7年ぐらいクレジットカードが使えないとかローンと組めないといったことがあります。

 

 

2つ目ですが、もう財産は売れそうなものは売っているということでしょうから、あとは、事実上少しづつ叔父さんが支払っていくということになります。

なお、1円も支払えない状況となってかつ連絡もたってしまえば、その時点から5年で消滅時効(商事の時効です)が成立し、借金は0円となります。

で、お父様がこれ以上借金を迫られる可能性ですが、叔父さんの借金の連帯保証または保証を他にしていないかどうかにかかっています。

今回600万(プラス100万)を請求された銀行以外にも、保証をしていた場合、当然、保証人の保証債務として金銭の支払いを請求されます。

で、これを調べる方法ですが、基本的には、他に保証をしていたかどうかをお父様に思い出していただくしかありません。

あとは、叔父さんが借り入れた先に、こちらから連絡を入れ、その借入先とあなたのお父様が保証契約を締結していないかどうかを聞く、といったぐらいですね。

 

 

3つ目ですが、今後叔父さんの借金を一切あなたのお父様やあなたが負わないようにするには、今後、保証をしないということ、万が一、叔父さんの相続があった場合、相続放棄をすること、の2点です。

いくら親族であっても他人の債務を払うべき法的義務は原則としてありません。

例外として、保証があった場合と、相続で借金を相続した場合、この2つのケースのみが、借金を払わなくてはならないケースです。

つまり、逆にいえば、すでに、保証している場合には、その借金は保証人の借金と法的には同じように扱われますので、もう、どうしようもない(破産手続きをしない限り)のですが、保証をしていない借金については、請求されても払うべき必要は一切ないわけです。

そういう意味では、実は、もともと、法的なつながりは切れているわけですね。

なお、叔父さんにはお子さんがいらしゃいますから、お子さんが法定相続人として、借金も資産も相続しますので、そのお子さんが相続放棄をしてはじめてあなたのお父様に借金が相続されることになります。

その場合には、お父様は相続放棄してくださいね。

なお、さらに、その場合には、あなたはお父様の子ですので、「代襲相続」(言葉が難しいのですが、あなたのお父様が相続を放棄すると、あなたがかわりに叔父さんの遺産を相続するということですね)ということが生じてしまいますので、あなたも一緒に叔父さんの債務の相続を放棄してください。

それから、あなたのお父様がすでに負っている保証債務は、銀行と交渉して減額してもらうなどしてすべて払いきるか、破産をしない限りは、あなたのお父様がなくなったときには、あなたとあなたのお母様が、遺産として保証債務を相続することになります。

この場合には、あなたのお母様とあなたもお二人とも相続放棄してください。

 

 

破産の申し立てをするには…

そうですね、法テラスで法律相談を受けて、それから、その弁護士に法テラス経由で破産申立てをしてもらえばよいですよ。

もし、保証債務の先や金額が詳細にはわからない場合であっても、お父様のご記憶をたよりにではありますが、弁護士が受任通知を送るなどして、債権者を探しますので、特に問題はありません。(完全に忘れられているとやっかいですが)

下記に岡山の法テラスのサイトを載せておきますので、ご覧ください。

http://www.houterasu.or.jp/okayama/

 

 

相続放棄をする場合には、家庭裁判所に申述書を提出します。

どこの家庭裁判所かと言いますと、被相続人(今回ですと、たとえば叔父さん)の最後の住所地の近くの家庭裁判所です。

なお、相続放棄は、その人がなくなったと知ったときから3年間しかできませんので、絶対に注意してくださいね。

うっかり相続放棄の期間を超えてしまいました、などという言い訳はききませんし、借金を相続してしまうと、これまた破産するしか方法がない、ということになってしまいますから。

 

 

一応、これで、ご質問にはすべてお答えしたつもりなのですが、

回答漏れ、もしくは、回答の中でよくわからない点がございましたら、お手数をおかけして申し訳ないのですが、返信機能を使って、ご質問くださいね。

質問者: 返答済み 4 年 前.

mezasesakurasaku様


ご回答、ありがとうございました。


頂いた回答がわかりやすく、大変役に立ったのですが、その回答に対しての追加の質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?


 


1、もし父が破産手続きをした場合、持ち家などは全て押収されてしまいま   すか?田舎なので、持ち家と数台の車を所有しています。また今後父が農業を行うに当たって、農機具購入のための借り入れなどが必要となります。その際に破産手続きをしていても借り入れなどが出来るのでしょうか?


 


2、本日確認をしたところ、叔父が所有していた不動産(土地と家)は、銀行への返済ではなく、別の業者に販売したようです。現在まだ買い手はおらず、今後土地としての販売予定とのこと。その土地が売れた場合、土地の売上を父の返済に充てさせる方法はありますか?


 


3、2つ目の回答に対してですが、借金の残額600万円を父が肩代わりした今、叔父は何に対して返済していく義務がありますか?父ですか?銀行に別に支払う義務が発生しているのですか?上記の質問と重なりますが、父に返済する場合、返済させるための方法はありますか?


 


4、農業収入がほぼ一定であれば、借金を現在の5分の1の額にするという民事再生という法的手続きが可能のとことですが、もしよければ簡単に教えていただければありがたいです。


 


5、叔父の返済が滞ったとき、自宅に裁判所の方が来られ、自宅が借金の代わりの抵当に入ったと通知が来ました。(その後、父が銀行(日本政策金融公庫)に行き、話しをして600万円の支払い手続きをしたわけですが。)その後、「自宅が抵当に入りそうなのであれば、私たちに売りませんか?」という不動産業者から電話や手紙が届きます。この情報はどこから漏れたのでしょうか?そういった流れや会社に対しての苦情申し立てはどこにすればよいのでしょうか?


 


5番に関しては、今回の質問と話が異なってしまっているため、回答が難しければ結構です。


 


大変わかりやすく、ご丁寧に回答を頂いたにもかかわらず、追加の質問もこれほど多くなってしまい、大変申し訳ありません。


 


もしよろしければ、ご回答お願いいたします。

専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

いえいえ、質問がわかりやすいからですよ。

追加質問は遠慮なさらないでくださいね、せっかくですから、今回の件で気になる点はすべて聞いて下さいね。

 

1つ目ですが、

破産しますと、原則として、生活に必要最低限必要な資産以外は押収といいますか売却されてしまいます。

ただし、売却してもさほど価値がない、たとえば、7年以上使っている車などは、大丈夫です。

ご自宅のほうは、価値があまりないといっても、基本的に財産的価値がある資産ですから、売却されない、ということは、残念ながらまずないです...

なお、全部がお父様の名義であれば、お母様に現時点で財産分与しますという(建前で)ことで、半分を贈与しておき、それからしばらく(できれば2年ぐらい)経ってから、破産をすれば、半分は、お母様の財産として、まもることができます。

 

破産をしていると基本的に7年ぐらいは新規の借入ができません。

ただ、機械の購入代金ということ、かつ借入先が農協のようなところであれば、おそらく可能なはずです。

いずれにせよ、新規の借入ができないというのは、ただ単に、破産するような相手に貸すということは回収できないのではないかと不安になって貸してくれない、というだけのことですから、本当は、交渉でいくらでもなんとかなるはずのことなのです。

ただ、通常の銀行からの借入は内部の審査がとおりませんから、まず無理となってしまいますが。

 

2つ目ですが、それでしたら、ぜひ、その土地に、今から、抵当権をつけてもらってはいかがでしょうか。

もともとの貸付金にくわえて、肩代わりした分の借金をお父様は叔父さんに、請求できますから、この債権のために、抵当権を設定しろ、と要求して、あなたの売却したお金をあなたのお父様が回収するという方法です。

なお、すでに他の人の抵当権がついているのであれば、この方法はとれませんし、また、抵当権を持っている人の債権の回収にあてられてしまうことが法的に約束されてしまっているものですから、残念ながら、打つ手がない...ということになってしまいます。

抵当権がついているかどうかは、まずは、不動産の登記を法務局でとってきてください、抵当権がついていると、権利の部に抵当権設定とかかれていますし、抵当権がついていなければ、抵当権設定など一切かかれていないか、かかれていてもその後で抵当権抹消という手続きで抵当権が消されていますから。

 

3つ目ですが、これこそが求償権というものです。

あなたの叔父さんはこの600万円、正確には現時点では400万円ですが、この400万円をあなたのお父様に返す義務があります。

銀行には返す必要はありません。

そして、この分は、上記のとおり、叔父さんの不動産に抵当権をつけて貰うと売却代金から回収できますので、とても安全です。

それ以外で回収するとなりますと、基本は請求して相手が払ってくれなければ、裁判して、それでも財産がなければもはやどうしようもない、ということになります...

財産というのは、不動産や預金が代表的ですが、給与債権も財産の一つですから、叔父さんが働いている場合には、裁判をした上で、給与債権を差し押さえ回収するというのも一つの方法ではあります。

 

4つ目ですが、民事再生というのは、すべての債務をゼロにまでしなくてもやりなおし(再生)ができる、というような場合に、とられる法的な手段です。

破産と違うメリットは、なんといっても、持ち家を保持したまま、手続きができる可能性があることです。

ただし、本来は原則5分の1まで借金を減らすことができるのですが、財産の総額のほうが大きければその分まで払う必要があります。

また、収入が一定しており、計画に乗っ取って借金を払っていくことで再生ができる、と裁判所に証明しなくてはなりません。

ですので、今回の件にかんしてだけいえば、そもそも民事再生が利用できない可能性が高い上、家を維持するとなると、ほとんど借金を減らすことができない、ということになってしまう可能性が高いでしょうね...

 

5つ目ですが、

裁判所の人が来ていて、かつ、その後不動産屋から連絡が来るというのは、おそらくですが、いったんはご自宅が強制執行(担保不動産競売)にかかっているのだと思いますよ。

で、強制執行にかかりますと、その情報が一般公開されてしまうので、誰でも、その情報を見ることができ、さらに、不動産屋はその情報を整理して横のつながりでその情報を共有していることも多いです。

どこかからうっかり漏れた、ということであれば、漏らしたであろう先に文句をいえばいいのですが、強制執行の場合の情報は、裁判所が広く一般公開してしまうものですから、文句を言えないのです。

地道に、電話に、「売りません、もう電話はかけてこないでください。迷惑なんです。他の不動産屋にもそう伝えておいて下さい。」と言っておくしかないですね...すみません。

 

なお、抵当権の具体的な付け方ですが、

抵当権をつけますと言う約束を叔父さんから書面でもらって、あとは、司法書士さんに登記をたのんでおくといったところですね。

抵当権をつける登記でしたら、本屋で、登記の仕方の本を1冊買うか、インターネットで調べて、あとは法務局の人に電話をすれば、かなり親切に教えてくれますので、司法書士にたのまなくても、やろうと思えばできますよ。

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質問者: 返答済み 4 年 前.

mezasesakusake様


 


ご回答ありがとうございます。


大変わかりやすく、父にも説明することができ、納得することが出来ました。


(叔父に対する気持ちは納得できませんが。。)


 


自宅は生活の場として必要なため、自己破産はせず、2年ほどをかけて残りの借金を、私も手伝いながら、返済して行きたいと思います。


 


また、父に確認したところ、叔父の不動産も国民政策金融公庫の抵当には入っていませんでしたが、家を建てた時の資金を住宅金融公庫から借りているとのことで、売却されてもまずはそちらに借金返済が流れるようです。


 


あとは、叔父が少しずつでも返済をしてくれるよう、願うしかないようですね。。


それも望みは少ないようですが。。。


 


ちなみに、5つ目の自宅の情報が不動産に漏れてしまっている件ですが、どうやら自宅は仮差押の状態で裁判所から通知が来たので、強制執行は行われなかったはずなのですが。。。


どこか、悪徳業者にでも情報が漏れているのでしょうか。


今後も、売るつもりがない旨を、その都度伝えて行きたいと思います。


 


今回は、丁寧親切な回答を本当にありがとうございました。


現状を確認でき、とても勉強になりました。


また、何かありましたら、よろしくお願いいたします。


そして、mezasesakurasake様の今後の発展をお祈り申し上げます。


 


 

専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

そのように言って下さり、お役にたつことができ、とても嬉しいです。

 

とはいえ、叔父さんの誠意のない態度や、不動産屋に情報が漏れてしまっていることなど、気分的にはすっきりしないことが多々ありますよね…

 

もちろん、何か法的なことでわからないことがあれば、どんどん、ご質問ください。

証拠の読み方などは、対面での法律相談ほどの精度はありませんが(何せ見ることができませんからなんとも言いようがないのですよね…)、法律の説明といったことでしたら、きちんとご説明できる自信がありますので。

 

今回の件、叔父さんがちゃんと返済し、良い方向に流れること、心よりお祈りしております。

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