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mezasesakurasaku
mezasesakurasaku, 平成25年6月末弁護士登録抹消確定
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 271
経験:  平成25年6月末まで弁護士業務(以降退会)
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足の痛みどめのためロキソニン処方を受け12月11日から3か月の旅行に出かけたが、10日ほどして体調が悪くなりアメリカ

解決済みの質問:

足の痛みどめのためロキソニン処方を受け12月11日から3か月の旅行に出かけたが、10日ほどして体調が悪くなりアメリカの病院に入院しました 。輸血胃カメラ腸カメラなどのOPを受け5日ほどで退院、医師の助言によりやむを得ず帰国しました。治療費の4万ドルは支払い手続き中です。医薬品医療機器総合機構へ治療費の補てん手続きを進めています。残るは旅行中断による多額の支払い済みなどの損害金が発生しました。これを薬剤師に請求できるでしょうか。副作用の情報と説明はまったく不十分であったため判断がつきかねて動きが取れなくなりました。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

はじめまして、弁護士をしております。

 

せっかくのご旅行がこんなことになってしまって、おつらいですね…

旅行中断に伴う損害ですが、請求自体はできますが、請求が認められるかといいますと微妙なところです。

 

 

説明させていただきますね。

 

まず、損害賠償というものは、簡単に申し上げますと、

過失行為、損害、損害と過失行為との因果関係

が法的に認められてはじめて、損害賠償請求が権利として認められるということになります。

 

今回は、副作用の情報と説明が不十分ということですので、

過失行為というのは、問題なく認められます。

そして、損害ですが、残念ながら、旅費の中断で損害が生じている、だから要件を満たす、ということには法的にはなりません。

実は、損害というのは、通常損害と特別損害というものの2種類に大別されまして、

特別損害のほうは、加害者(今回は薬剤師ですね)のが知っているかどうかがポイントとなります。

そもそも損害賠償というのは、損害を公平に分担させようという制度とされているのですが、

通常損害というのは、加害者が知っていなくても、知っていても、普通は発生する損害だから、当然加害者が払うべき、

しかし、特別損害というのは、常に発生する損害ではないので、加害者が知っているときのみ加害者に負担させよう、と法律および判例(さらには法理論)で言われているのです。

旅行の中断というのは、治療費と異なり常に発生するものではありませんよね、ですので、特別損害に分類されます。

ですので、まとめますと、その薬剤師が、あなたがその薬を持って海外にご旅行に行かれる、もし旅行中に足が痛くなれば当然そのお薬を飲むであろう、ということを知っていないと、請求が認められないということになるのです。

 

さらに、申し上げますと、薬の副作用の場合、因果関係というのが簡単には認められにくいものです。

薬害というとんでもないことになっても、副作用との因果関係が認められずつらい思いをされている人がたくさんいますよね。

なお、機構が副作用と認めればある程度はこちらに有利で因果関係もありと判断される可能性は高くなると言えます。

(ただし、厳密には、機構の判断と裁判所の判断というのは独立無関係のものですので、かならずしもそうだとは断言できませんことご了承くださいませ。)

 

 

ここまでが法理論の話なのですが、

実際上は、たとえ、海外に旅行に行きます痛み止めの薬をください、とこちらが言っていても、

相手は、いや聞いていないと言ってきて、

言ったいや言ってないといった水掛け論になるおそれが高いです。

現在交渉中とのことですから、交渉されるときには、録音機などで会話を記録されておいたほうがよいかと思います。

 

交渉がうまくいくように祈っております。

 

 

なお、回答は以上ですが、回答の中で不明な点、追加で質問したい点等ございましたら、返信機能を使って遠慮なく追加でご質問くださいね。

質問者: 返答済み 4 年 前.

せっかくの回答ですが、少し情報が不足していましたので、補足いたしますのでご回答いただきたい。


ロキソニンを処方したのは整形外科の医師です。このクリニックでヘルニア手術を受け8か月後でしたが少し右足が痛むので旅行開始前に相談に行きました。医師がいた編み止めを持ってゆくかと聞いたので30日分のみ持ってゆきました。そして調剤薬局で薬をもらいました。調剤師は小生が手術したこともよく知っています。薬の説明書には問題があれば連 絡してくださいと書いてあるのみで、重大な副作用情報は隠されていました。ただちに服用をやめるとかの助言は皆無でした。問いただすと重大な副作用情報を書くと患者はいらないという人があるので書かないのだと言い張る始末。また医師の中には書かないでくれという意思がいるので書きませんと言い自己弁護の一点張りでした。また処方した医師は治ったからよいではないかと自己弁護。今このクリニックに誠意ある回答を要求しています。なおアメリカからは治療のサマリーが27ページで送られてきて医薬両者に提供してあります。また小生は理論武装のため110万ほどかけて日本語に翻訳しました。以上につき再助言をください

専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

なるほど、すみません、てっきり、町の薬屋さんで薬剤師からロキソニンを購入したのかと勘違いしておりました。

 

それは、諸悪のもとは、その医者ですね。

旅行前に相談に行かれていて30日分の痛み止めをだしてもらっているわけですから、

その医者に対しては、治療費だけでなく旅行費用の損害も、請求できますよ。

因果関係のほうは、あなたが取り寄せたアメリカからの治療のサマリー(を日本語に翻訳したもの)を日本の裁判官がどう判断するかによりますが…

なお、医者の場合は、副作用や何か問題あったら服用しないようにと注意しなかったという不作為だけでなく、そもそも正しくない薬を処方してしまったのではないかという作為違反も考えられます。

作為違反は医療を法的に評価するという過程を経るため、必ずしも認められるものではないかもしれませんが(どのような薬を処方するのかは医師の専門的知識によるものでまた一般的な医療水準等も問題になるからです)、不作為のほうはそのような事実がなかったことさえ証明できれば、法的に認められるものです。

 

薬剤師のほうは、基本的には、医師に判断・指示に基づいて処方しているものですから、あなたがおっしゃるように、不作為の点でしか損害賠償請求は認められません。

そして、そのときに、どこまでの損害が対象となるかは、やはり、その薬剤師が、海外旅行に行くことを知っていたかどうかがポイントとなり、薬剤師が手術をしたことを知っていたかどうかはあまり問題ではありません。

ただし、その薬剤師が手術をしていたことを知っていたということから、口頭でちゃんと副作用の助言をしてくれるべきであったという不作為を認めることができるとはいえます。

 

このまま自己弁護ばかりが続くようでしたら、裁判をされたほうがいいかもしれませんが、因果関係の判定のため鑑定が必要となり、その鑑定は簡単には言えませんが、数十万円はかかると思います。

なお、弁護士はつけなくても裁判することは可能ですよ。

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