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kionawaka
kionawaka, 行政書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 1377
経験:  中央大学法学部法律学科卒 行政書士事務所経営
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機械設計を営む個人事業主です。親事業者(資本金一千万円)より機械設計を請け負っていますが、 機械設計成果物(計算書

解決済みの質問:

機械設計を営む個人事業主です 。親事業者(資本金一千万円)より機械設計を請け負っていますが、
機械設計成果物(計算書、図面)を昨年12月11日に納品しました。親事業者はこの図面で機械を製作しましたが、納入先の検収が得られず造り直しを決定し再納品する状況にあります。
親事業者としては、造り直しを行ったため設計費は支払わないと通知してきました。
親事業者は、納品後は当方に一切連絡をせず、機械の調整・改造を行っていました。当初の設計仕様も変更して改造し、目前の問題は完全ではありませんが改良されました。しかし、機械構造を理解していなかったため部品の損傷や摩耗を生じ納入先よりこれを問題視されたため造り直しを決定した
ようです。
従来取引で注文書は発行されておりませんが、メールに経過の全てが残っております。設計費としましては作業時間ベースで86万円程で親事業者には提示しております。なお、親事業者の機械受注にあたっては、見積図を作成して協力しております。
また、これをもって以降の取引は行わないと親事業者から通知されております。

相談は、設計費が支払われないことを受諾せざるを得ないかということです。当方としては、親事業者との取引はここ半年程ですが、成果物に対する支払いは行われてきましたので上訴等の強硬手段にはできれば避けたいところです。

以上 宜しくお願いします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  kionawaka 返答済み 4 年 前.

>機械構造を理解していなかったため部品の損傷や摩耗を生じ納入先よりこれを問題視されたため造り直しを決定した
ようです。

 

→これが請負人・注文者いずれの責に帰するものであるかにかかります。

 

請負人の債務完済前の滅失・毀損による損失及び危険負担の問題です。

 

おそらく1イに当たるのではないかと考えられます。

 

仕事完成前

 

 1履行不能とならない場合(請負人の材料で注文制作をする場合はもとより、設計どおりのものを再び作成することが取引上の通念からみて不能とされる場合でなければ、履行不能とならない)

 

 イ 請負人の責に帰すべき事由によるとき

 

   ⅰ請負人は新たに仕事を完成しなければならない。

   ⅱ報酬増額請求権はない。

   ⅲそのために仕事の完成が遅れれば、遅滞の責任を免れない。

 

 ロ注文者の責に帰すべき事由によるとき

 

   ⅰ請負人の仕事を完成すべき義務は消滅しない。

   ⅱ請負人は、報酬の増額を請求する権利を取得しない。しかし、注文者は、一般原則に従って損害賠償の義務を負うから、結局、報酬の増額を請求しうると大差ない。

 

   ⅲそのために仕事の完成が遅延しても、請負人は遅滞の責任を負わない。

 

   ⅳ仕事の滅失・毀損などが注文者の提供した材料の瑕疵又は注文者の与えた指図によって生じた場合にはー請負人がその材料又は指図の不適当なことを知りながらその注意を与えなかった場合を除きー注文者の責に帰すべき場合と同視するのが信義則からいっても、瑕疵担保責任を排斥する636条の趣旨からいっても正当とされます。

 

 ハ 両当事者の責に帰すべからざる事由によるとき

 

   ⅰ請負人はなお仕事を完成する義務を免れない。

   ⅱ報酬の増額を請求する権利を取得しない。

   ⅲただ、そのために仕事の完成が遅延しても遅滞の責任を負わないと解すべきこと

請負の性質から当然であるとされます。但し、その結果は請負人に酷なことがありうるから、このような損失の負担について特約をておくのが望ましいし、そのような特約がなくても、請負人の負担が著しく重く、これを強いることが信義則に反するときには、事情変更の原則により、相当の報酬増額を請求するか、又は新たに製作する債務を免れることができると解されます。

 

 

 

 2履行不能となる場合

 

 履行不能がいかなる事由によるにせよ、請負人の仕事を完成する債務は消滅する。

 

 イ請負人の責に帰すべき事由による場合

 

  ⅰ請負人は、その責に帰すべき履行不能として、債務不履行責任を負う。

   注文者の所有物(自動車、家具、布地など)を滅失・毀損したことについては、不法行為の責任も免れない。

  ⅱ報酬を請求する権利を失う。

 

  注文者の責に帰すべき事由による場合

 

  ⅰ請負人が債務不履行の責任を負わない。

  ⅱ報酬請求権が問題となるが、危険負担に関する536条2項を適用して、請負人は報酬を請求することができるが、完成するまでになお必要であった労力や費用の価額は、「自己の債務を免れるによりて」得た利益として償還しなければならない。

 

  ⅲ履行不能が注文者の提供した材料の瑕疵又は注文者の与えた指図によって生じた場合も、履行不能とならない場合(1)と同様、注文者の責に帰すべき場合と同視すべきである。

 

 ハ 両当事者の責に帰すべからざる事由による場合

 

  ⅰ請負人が債務不履行の責任を負わない。

  ⅱ報酬請求権については、請負は、仕事の完成を目的とする双務契約であって、特定物に関する物権の設定又は移転を目的とするものではないから、危険負担に関しては、536条1項を適用すべきであって(報酬を請求することはできない)、534条の適用を考慮する余地はない。

 

  ⅲ請負人は既に支出した費用についても償還を請求する権利をもたない。けだし、請負人は、完成した結果に対して報酬を請求し得るに過ぎないからです。

  

  ⅳ請負人が既に報酬の一部の前払いを受けた場合には、これを返還しなければなりません。但し、その前払いが、材料を購入し、これを直ちに注文者の所有とし、又はそのときまでに出来上がった部分を注文者の所有に帰属させるという特別の意味をもっている場合には、請負人はこれを返還する義務を負わない。けだし、かような場合には、請負人の保管する注文者の所有物(材料または修理すべき物)が滅失・毀損したのと何等異なるところがないからである。以上我妻債各Ⅴ3【901】~【908】

 

質問者: 返答済み 4 年 前.

回答では、1イに該当すると思われるとのことですが、文面からなぜそうなるのか理解できません。


請負人は提示された機械仕様に従って設計を行い最終モデル図の確認を経て、図面を調 整しております。注文者は、この図面をもとに製作し(設計の不具合は修正したとのことですが)一度は製品を完成し作動確認がされております。しかし、ワークが長時間連続で流れないという不具合が発生したため注文者にて対応策を試行したようです。最終的な対応策として機械仕様に提示された構成部品一式を外し部品の流れを改良しましたが軸受の支持ができなくなり部品の損傷や摩耗等が発生しております。請負人は図面の納品後は、注文者からの連絡を受けることなく不具合の内容も解決の機会も与えられておりません。


注文者としては、機械仕様は重要ではなく納入者の検収があがる機械を納品することが全てであり、不具合の対応策を実施した結果はそのような構造に設計した方が悪いとの見解です。逆に納入先の信頼を失ったため損害賠償を請求したい位とも言われておりますが、注文者が決定した結果の責任まで負う必要があるのでしょうか。


 


以上

専門家:  kionawaka 返答済み 4 年 前.

>請負人は提示された機械仕様に従って設計を行い最終モデル図の確認を経て、図面を調 整しております。注文者は、この図面をもとに製作し(設計の不具合は修正したとのことですが)一度は製品を完成し作動確認がされております。しかし、ワークが長時間連続で流れないという不具合が発生したため注文者にて対応策を試行したようです。最終的な対応策として機械仕様に提示された構成部品一式を外し部品の流れを改良しましたが軸受の支持ができなくなり部品の損傷や摩耗等が発生しております。請負人は図面の納品後は、注文者からの連絡を受けることなく不具合の内容も解決の機会も与えられておりません。

 

 →2ロに該当と解されます(下線部参照)。

 

  注文者の責に帰すべき事由による場合

 

  ⅰ請負人が債務不履行の責任を負わない。

  ⅱ報酬請求権が問題となるが、危険負担に関する536条2項を適用して、請負人は報酬を請求することができるが、完成するまでになお必要であった労力や費用の価額は、「自己の債務を免れるによりて」得た利益として償還しなければならない。

 

  ⅲ履行不能が注文者の提供した材料の瑕疵又は注文者の与えた指図によって生じた場合も、履行不能とならない場合(1)と同様、注文者の責に帰すべき場合と同視すべきである。


>注文者としては、機械仕様は重要ではなく納入者の検収があがる機械を納品することが全てであり、不具合の対応策を実施した結果はそのような構造に設計した方が悪いとの見解です。逆に納入先の信頼を失ったため損害賠償を請求したい位とも言われておりますが、注文者が決定した結果の責任まで負う必要があるのでしょうか。

 

→全く根拠がなく、請求は失当です。

 

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