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AE
AE, 行政書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 748
経験:  民事法務専門
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母親が受け取れる遺産について質問させて頂きます。 状況) 母親は、約10年ほど前に、ある方(以降父親)と再婚

解決済みの質問:

母親が受け取れる遺産について質問させて頂きます。

状況)
母親は、約10年ほど前に、ある方(以降父親)と再婚。
再婚といっても、戸籍には入っていない状態。
ずっと一緒に暮らし、食事、家事など、共に生活はしています。
父親は、母親が戸籍に入っていないので、自身の死後のことも考慮して、毎月10万円を渡しているそうです。(いつからかは分かりません)
最近、父親が体調を崩し、命に係わる危険性も出てきました。
母親が、もしも父親が亡くなったら、どうなるのか不安で仕方がない状況です。

質問内容)
母親や、母親の親戚曰く、
「毎月10万なんて少なすぎると言っているそうです。
もらえるものはもらっておきなさい」
と言っているのですが、上記に記載した状況で、
母親が受け取れる分というのは法的にあるのでしょうか?
#母親から聞いてほしいとの依頼を受けて、息子である私が質問しています。

父親には、娘が二人(いずれも既婚で、子供もいます)います。
孫は、合計、5人(長女の子:三人、次女の子:二人)います。

不備な点があるかと思いますが、ご回答頂ければと思います。

宜しくお願い申し上げます。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  AE 返答済み 4 年 前.

ずっと一緒に暮らし、食事、家事など、共に生活はしているということですので、いわゆる内縁の妻という状態にあると考えられます。
この内縁の妻には法律上相続権がありませんので、内縁の夫(便宜上、以降はお父様と記載します)にもしものことがあった場合には、お父様の遺産は全て二人の娘が相続することになります。

 

これを避けるための方法は2つあります。
1つ目はきちんと婚姻届を提出して、法律上の妻になっておくことです。
これにより相続分2分の1を受け取る権利が発生しますし、お父様のご遺体の引き取りやお墓の管理などについても妻としての立場で振舞えるようになりますので、出来る限り法律上の妻になっておくべきです。

 

2つめは、お父様に「お母様に遺産を相続させる」という内容の遺言を書いてもらうことです。
遺言を残すことで相続人以外の者にも遺産を相続させる(法律上は「遺贈」といいます)ことができるからです。ただし、相続人には遺言によっても奪えない遺留分と言う権利があり、娘二人にはそれぞれ4分の1の遺留分の権利がありますので、遺言で全ての遺産をお母様にとかいてもらっても、娘二人から遺留分の請求があれば、お母様が受け取れる遺産は最大で2分の1になります。
遺留分の権利を行使するかしないは権利者の自由ですので、娘二人がお父様の遺志を尊重し権利を行使しないということもありえますが、可能性としてはあまり高くないでしょう。
一般的に使われる遺言書には自分だけで簡単に作れる自筆証書遺言と、公証役場で作る公正証書遺言の2つがありますが、ご質問のような場合には遺言がお父様の真意で作成されたか争いになることがありますので、より厳密な方式で信用性の高い公正証書遺言で作成した方が良いです。

 

なお、上記2つの方法は併用することができ、お母様が法律上の妻になりなおかつ遺言書で全ての遺産を妻に、と残した場合には、娘二人の遺留分はそれぞれ8分の1になり、お母様が相続できる遺産は4分の3になります。

質問者: 返答済み 4 年 前.

早速のご回答、有難うございます。


 


現状のままだと、相続人にはなれないので、母が受け取れる額は0ということでしょうか?


 


>2つめは、お父様に「お母様に遺産を相続させる」という内容の遺言を書いてもらうことです。


現在、父親は78歳ですので、約1/10は一緒に過ごしています。


例えば、もしも、父親に1/10は母に相続することを記載した遺言があれば、その通り1/10は受け取れるということでしょうか?


また、一緒に過ごした期間から、相続分を割り出すという考えは、事例としてあるものなのでしょうか?



 


宜しくお願いいたします。

専門家:  AE 返答済み 4 年 前.
最初の質問については、ご理解の通りです。
現状のままだとお父様が亡くなった時点でお父様の財産全ての権利が娘二人のものになり、お母様は一切相続することはできないのです。

お父様に遺言を残してもらえば、結婚しなくても2分の1まではお母様の権利として受け取ることができますので、それより少ない10分の1であればもちろん受け取ることができます。
ただし遺言書には10分の1を相続させるというような割合による指定ではなく、特定の銀行口座等を指定して相続させるという記載した方が良いですよ。
割合により指定してしまうと具体的にどの遺産を誰が相続するかということを娘二人とお母様が話し合って決めなければならなります。

お父様が自分の財産を亡くなった後にどうしたいかというのはお父様の意思により決めるものですので、一緒に過ごした期間から相続分を割り出すという考えにお父様が賛同すればそれで何も問題はありません。
逆に、お父様が納得しないのであればどんなに正しい理屈であっても意味はなく、お父様が遺言書を残さなければ法律により娘二人が相続することになります。
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専門家:  AE 返答済み 4 年 前.

回答をお読みになり、疑問は解消できましたでしょうか。

より詳しい説明が必要な点がありましたら、続けてご返信ください。

質問者: 返答済み 4 年 前.

ご回答有難うございます。


 


結局、父親が遺言書を明確に残さない限り、母親は受け取れるものはないと理解しました。


 


遺言書を残してもらうために、母親が正直に、父親に対して、遺言書を書いてほしいということになると思うのですが、もっと良い方法があれば教えて頂けないでしょうか?


 


以前、父親が、娘さんたちの家族と集まった時に、娘さんたちと娘さんの夫だけを集めて「大事にな話がある」と何か言っていたのですが、おそらく遺言のことなのだと思っています。


 


父親に対して、一体どうなるのか、母親が本当のところをまずは聞いて、そこからどうするべきかを考えるべきでしょうか?


 


宜しくお願い申し上げます。

専門家:  AE 返答済み 4 年 前.
率直にお話をされるのが一番だと思います。
10年間生活をともにされているのですから、お母様からお父様に「あなたに万が一のことがあったときにどうすれば良いか不安なので、相続や葬儀のことについて一緒に考えて欲しい」というお話をされれば理解していただけるのではないでしょうか。

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