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gyoenlegal, 司法書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 485
経験:  中央大学法学部卒業渉外法律事務所・司法書士事務所を経て新宿にて司法書士事務所を開業
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「長男に不動産(1000万円)を相続すべし」との自筆遺言書を残し父(97才)が他界。家裁での検認後に遺言に記載の無い

解決済みの質問:

「長男に不動産(1000万円)を相続すべし」との自筆遺言書を残し父(97才)が他界。家裁での検認後に遺言に記載の無い預貯金5000万円が出てまいりました。相続人は次男、長女の3人ですが、次男は既に他界しており子供が2人います。次男は家を買うために既に1000万円の生前贈与を受けておりました。後から出てきた5000万円を如何に遺産分割すべきでしょうか教えてください。法定相続の考えと遺言書の効力との兼ね合いがいまひとつ理解できないのですが。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  gyoenlegal 返答済み 4 年 前.

司法書士です。
少しでもお力になれればと思っております。
分かりやすい回答を心がけてはおりますが、 ご不明点等ございましたら、お気軽にご返信下さい。

 

まず被相続人が遺言をのこしていて、その遺言に遺産の分割の指定がされていれば、その指定は相続が開始したときから有効であったものとされます(民法909条)。

また最高裁は、
特定の不動産を特定の相続人に「相続させる」旨の遺言がなされた場合には,当該遺言において相続による承継を当該相続人の受諾の意思表示にかからせたなどの特段の事情のない限り、何らの行為を要せずして、被相続人の死亡の時(遺言の効力の生じた時)に直ちに当該不動産は当該相続人に相続により承継されます。
そのような遺言がなされた場合の遺産分割の協議又は審判においては、当該遺産の承継を参酌して残余の遺産の分割がされることはいうまでもないとしても、当該遺産については、上記の協議又は審判を経る余地はない。と判事しています(最高裁平成3年4月19日第2小法廷判 決)。

 

したがって、遺言で指定された財産は指定された相続人(または受遺者)の者となり、遺産分割協議の対象とはなりません。
つまり、遺言は遺産分割協議より優先され、遺言の内容にしたがい遺産が分割されます。

今回の事案に即するなら長男に不動産を相続させ、残余財産に関しては長男を含めた相続人全員で遺産分割協議をしなさいということになります。


参考までに
次男さんの生前贈与は特別受益として判断した場合、現金を法定相続分に沿って遺産分割協議をしたらこのような計算になるかと思います。
① 5,000万円+(1,000万円)=6,000万円
② 長男6,000万円×1/3=2,000万円
② 長女6,000万円×1/3=2,000万円
③ 次男相続人子1 (6,000万円×1/3-1,000万)÷2=500万円
  次男相続人子2 (6,000万円×1/3-1,000万)÷2=500万円

ちなみにこれ以外の分け方でも相続人全員が合意をすればOKです。

わからない点があれば、必ず評価の前にご質問ください。

質問者: 返答済み 4 年 前.

有難うございました。実際的な処理の方法に有意義な指針となりました。別の助言を下さる方によっては、遺言内容の資産をも含めて法定相続の原理に従って分割すべきとの助言を頂いておりましたので、遺言書に書かれていない遺産が後から出てきた場合、遺言内容を優先するのか、遺言内容を包含した形で法定相続の原理が成立するのか判断に迫られておりました。当方70歳、そろそろ遺言をしたためる歳になりました。様々な面で遺言の書き方の良い勉強になりました。

専門家:  gyoenlegal 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。
参考になったようでよかったです。

覚えておいてほしいことは、被相続人の最後の意思表示と言えるものが遺言ですから、遺言がある場合は何よりも遺言が優先するということです。
遺言がないとき若しくは書いていない場合に、遺産の分割という話になります。

遺言書をお書きになる人は年々増えております。
今後ご自身でお書きになる際に、疑問点が発生しましたらお気軽にご相談くださいね。
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