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mezasesakurasaku
mezasesakurasaku, 平成25年6月末弁護士登録抹消確定
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 271
経験:  平成25年6月末まで弁護士業務(以降退会)
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調停を経て敷地と共に5年以上(多分10年程度)居住の無い廃屋を相続しました。家の撤去を行おうと準備していた所、調停で

解決済みの質問:

調停を経て敷地と共に5年以上(多分10年程度)居住の無い廃 屋を相続しました。家の撤去を行おうと準備していた所、調停で争った相手が「屋内にある私物を搬出したい。」と言ってきました。

私は無視して自分の手で全て処分してしまいたいと考えているのですが、知人に「そんなことをしたら後で訴えられるかもしれない。」と言われ躊躇しています。

家屋を相続した時点で敷地内の全ての動産の処理の権利は自分にあるのだと考えていたのですが法的には間違っておりますでしょうか?

個人的には、調停中、敷地内の動産について相談を持ちかけたところ、全くまともな対応をして来ませんでしたので先方にもう敷地内動産について所有権を主張する権利は無いと考えています。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

はじめまして、弁護士をしております。

家屋を相続したところ敷地内の動産についての処理の権利があるのかどうか

についてですが、

まず、調停でどのような内容の調書が作成されたかによります。

調書の内容によっては、

そもそも敷地内の動産もあなたが相続したことになっているかもしれません。

この場合には、動産はあなたのものですから、あなたに処理の権利があることになります。

例えば、調書では、土地および建物、加えて土地上および建物内に何年何月何日時点に存在するすべての動産について、あなたが相続する、と記載されているような場合です。

また、調書の内容によっては

敷地内の動産は相手が所有権を放棄したことになっているかもしれません。

この場合には、相手方は動産の所有権を有していない以上、あなたが何をしようが、相手方はもちろん誰にも文句を言われないということになり、

結果的にはあなたに処理の権利があるということになりますね。

例えば、土地上及び建物内に存する動産について、何(相手方の氏名)は所有権を放棄します、と記載されえいるような場合です。

そして、あなたの知人さんが危惧されていることも、

調書の内容によってはありえます。

すなわり、調書において、ただ敷地と家屋の両方をあなたが相続します、

ということのみ記載されている場合です。

このような場合、不動産と動産はまったく別の財産ですので、不動産の所有権があなたにあるからといって原則として動産の所有権があるとは言えず、さらに処理する権利もないということになってしまいます。

例外としては、簡単に言いますと不動産とは分離しがたい動産(法的には従物というのですが)ぐらいです。

ピアノの場合は、家屋内から搬出ができますので、従物とは言えません。

よって、原則通り、あなたは自由に処理する権利はないのです。

相手の対応がそうであったからといって、権利を放棄しているとは必ずしも言いきれません。とくに、今回は相手がとりにいかせてくれと請求をしていますので、その点が非常に不安です。

もっとも、物権的請求権という権利がありますので、

敷地と家屋があなたのものである以上、たとえあなたにピアノの処理の権利はなくとも、ピアノ等を早く持ち出してくれと請求することが権利として認められています。

(おそらくあなたの弁護士さんがされた通知はこの物権的請求権の行使ではないかと思われます。)

まずは、調書の内容を、あなたの弁護士(調停のときにお願いした弁護士さんですかね)に再確認してもらい、動産の所有権が誰にあるのかを確認してもらい、適切な対応を取られないと、あなたの知人さんが心配されるように、損害賠償請求をされかねません。

もっとも、あなたの弁護士さんが、通知をされているということなので、そのあたりも考えて通知をされていると思いますので、あなたの弁護士さんの頭の中ではいつの時点ぐらいには処理した上費用を請求しようと考えているとは思いますよ…とはいえ、知人さんのご指摘は確かにそのとおりですので、念のため、ご確認されたほうがよいでしょうね。

質問に対する回答のみをまとめますと、

法的には、必ずしも動産の処理の権利があなたにあるとは限りません、

ご注意ください。

回答で不明な点等ございましたら、ご遠慮なくご質問くださいね。

質問者: 返答済み 4 年 前.

早速の回答、ありがとうございました。


もう少し詳しくお教え頂けないかと思い、返信します。もし更に追加としての質問は本ウェブサイトの本旨では無いようでしたらご容赦下さい。


 


弁護士先生から頂いたコピーの「調書」には以下のような部分がありました。


調停事項 3 当事者全員は別紙遺産目録(以下「目録」という。)記載の財産が、被相続人【亡父の名前】の遺産であることを確認する。 4 申立人【私の名前】は、目録記載の土地、建物及び預金を単独取得する。 5 ー不要だと思うので記載しませんー 6 当事者全員は、以上をもって被相続人【亡父の名前】の遺産に関する紛争を一切解決したものとして、本調停条項に定めるほか、何ら債権債務の存在しないことをそれぞれ確認する。


(一部のみ抜粋です)


 


そして別紙の遺産目録には1)土地2)建物3)預金 この3つのみ記載されており、敷地内動産を意味する物品の記載はありません。


ご回答の様に、敷地内の動産については特段の記載がありませんので、「遺産」と扱われず、私に処分の権限は無いと言う理解をすべきなのでしょうね・・・。


 


ちなみに3)預金と言うモノがありますが、手間が大きいという理由で先方が手続きを取らないため取得していません。しかし、金額がほんのわずかあるため、特段の申し立てはしておりません。


 


ご回答によると「早く持ち出してくれ」と言う権利はあるとのことですね。 前述の当方からの通知 『5)私は「先方の私物と主張するもののみを搬出しそれ以外を残していく」と言う形には納得出来ず弁護士を通じ以下のように通知。 「動産搬出のための立ち入り期限を○月×日までとします。全ての動産を搬出して下さい。残留物は処分の上費用を請求します。」』


これがご指摘の通りその通知になるのかと思いました。


 


通知はしましたが、先方からの連絡が現時点ではありません。通知に期限も区切ってありますが、それを過ぎても何の連絡も無い場合はどうすることが出来るでしょうか?


 


調停は終了し、弁護費用の精算も終了してしまっています。その上で更にやりとりにお力を借りてしまっているので、申し訳なく思い、あまり細かいことを頻繁に電話連絡で聞いてしまう事はご迷惑と思って聞けません。また、セカンドオピニオンとして他の先生のご見解も知りたいです。


よろしくお願いいたします。

専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

いえいえ、同一紛争の処理のことですから、ご遠慮なく質問してくださいね。

では、今後、何らの連絡もない場合に一体どうすべきかについて、方法をいくつかお伝えします。

なお、方法は、おおまかに言うとこのような方法がありますというレベルですので、

もっと細分化すればさらにありますので、ご注意くださいね。

まず、一つ目は、訴訟を起こし、物権的請求権を行使し、確定判決(もしくは途中で和解をして和解調書)をもらい、民事執行をするということです。

これは、お伺いしている内容からすれば、確定判決は確実にもらえますし、確定判決がもらえれば民事執行は容易です。

相手方への威嚇は強力ですので、たとえ民事執行まで行かなくても、相手はあきらめて協力する可能性は高いですし、法的な手続きにのっとりますので、当然、相手から後日損害賠償請求などをされることはありません。

ただしデメリットとして、とにかく法的な手続きを利用する以上、仮に弁護士を雇わなくても、それなりの費用がかかってしまうこと、さらに、少しややこしいので、弁護士である私が言うのもなんですが、できれば弁護士に頼んでしてもらわないとなかなか大変かと思います。

もちろんインターネットなどで調べて、ご自分ですることもできますが。

2つ目としては、再度、弁護士を通じて、相手方に内容証明を送ってもらい、弁護士を代理人として和解契約を締結することが考えられます。

こちらも、和解契約を締結しますので、安全です。

しかし、デメリットとして、相手方の対応によっては、和解契約がとても締結できないということ、やはり弁護士を通じているので、弁護士費用がかかるということでしょうか。

(もちろん、これは、上の方法と違って、弁護士を代理にしなくともできますので、弁護士をたてないバージョンを2つ目の類似の方法としてお考えください、なお、この場合には、当然、ご自分でするので、面倒かもしれません。また、弁護士がついているほうが通常は交渉がすすみやすいのは確かです。

ご自分でする際には、和解契約の内容としては、動産を特定すること、すなわち動産の一覧を作成したうえ、処理をどうするのかと、処理にかかる費用をだれがどのように負担するのかということを明確にしておいてください。)

なお、1つ目と2つ目に関連して、弁護士費用についてお伝えしますが、現在、弁護士費用はそれぞれの弁護士によって異なりますので、安い先生もいれば高い先生もいると思いますので、おいくらぐらいかとはなかなか言い難いですが、訴訟案件であれば、数十万円は必要ですし、交渉案件であっても、最低5万円程度は必要かと思います。

3つ目の方法としては、

今後期限後6か月程度にわたり、内容証明郵便で、

すべての荷物を出せ、荷物をださずしかも何らの連絡もないときには、所有権は放棄したものとして、こちらで勝手に処理し、処理費用は請求しますよ、という請求をするという方法(つまり今回と同じような内容の通知をさらに送り続けるということですね)があります。

これだけしていれば、相手から半年もの長期にわたり連絡がない場合、さすがに所有権の放棄と評価できるでしょうから、後々の相手方からあなたに対する損害賠償請求が法的に認められる可能性は低く、それなりに安全ですし、

費用も上記2つに比べると、内容証明の費用ぐらいですから、かなり安いのですが、

手間がかかるということと、やはり後々損害賠償請求されるという問題がゼロにはなりません。

通常であれば、損害賠償としては、その財産価値を金銭で支払えばいいのですが、相手が損害賠償請求のときに、実は動産の中に高価なダイアモンドが隠されていたのに!!などなど、わけのわからない請求をしてきて、あなたが精神的に疲れ切ってしまうということにもなりかねません。

(内容証明は弁護士でなくても書けますので、文字数にのみ注意してだしてください。)

4つ目としては、

かなり乱暴ですが、荷物を着払いで送り付けるという方法でしょうか。

これは送る際に、送るものの現状をしっかり記録(すべて写真とメモを残し)しておけば、損害賠償請求が後日法的に認められる可能性はあまりありません(数万円ぐらいは認められるかもしれませんが)し、

また、費用が当然かかりませんので、たとえかかった費用を相手方に請求できるとしても、相手が必ずしも払ってくれるとは限りませんので、かかった費用を相手から回収できるだろうかとやきもきする必要はありません。

しかし、デメリットとして、なんといっても、受け取ってもらえないリスクがあります。

また、たとえ損害賠償請求が認められなくても、後々、上記と同じように、相手がいろいろ言ってきたときに(ダイアがない!とかですね)面倒です。

個人的には、精神的ストレスを避けるという点、費用と安全性のバランスの点から、弁護士をつけた上での2つ目の方法をおすすめはしますが、

あとは、どれぐらい費用をかけてよいか、どれぐらいあなたが自分で相手と直接交渉してもしてもいいと思っているかにかかっていますね。

なお、蛇足ですが、今回の件は、調停の後始末的な側面がありますので、

よほど性格の悪い弁護士でもなければ、電話連絡で今後どうしようと聞けば、方向性ぐらいは気軽に教えてくれると思いますよ。

もちろん、内容証明を送るとか訴訟を提起するとなれば、別費用を請求されてはしまうでしょうが。

今回の内容でご不明な点ございましたら、遠慮なくご質問くださいね。

質問者: 返答済み 4 年 前.

 


回答ありがとうございます。


お言葉に甘えてもう一つ先生のご見解を教えて下さい。


 


前出の同じ知人からこの様に言われています。 「いつまで経っても荷物の引き取りに来ない場合、これは【私】の所有する土地・建物に先方の所有物を置いておくと言う事だから、 『一月につき10万円を請求します』と通知すると良い。」(金額については弁護士と相談の上決める方がいいかなとも)


 


 


私個人は、これにはあまり根拠の無い主張の様にも思えています。しかし、ただ「早く持って行け」と言うよりは先方に対する威圧となるかもしれないから言うだけ言うべき かな?とも考えています。


いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。

専門家:  mezasesakurasaku 返答済み 4 年 前.

大丈夫ですよ、その知人さん、おそらく法学部出身か、かなり法律に詳しい方だと思いますよ。

かなり的確なアドバイスです。

弁護士ですと、建物の明け渡しなどでどうしても相手が出て行ってくれないときなど、

出ていくまで、不法行為に基づく損害賠償請求として、賃料を請求するのですよ。

相手が出て行かないときは、動産と違って、無理やり体をひっぱって追い出すことができないので、賃料請求によって威圧するのです。

きちんと法的根拠に裏打ちされた主張です。

問題は、金額ですね。

今回は相手は動産を置いている(本人は住んでいない)ということですので、今回問題となっている家屋の近所のトランクルームなどと同じ程度の金額を請求するのがよいと思いますよ。

とはいえ、とんでもない金額でなければまったく問題ない(さきほど申し上げましたように、根拠は不法行為としての損害賠償請求です)ので、今回は住むことができる家屋を動産によって占領(法的には占有といいます)されているので、普通に賃料請求のように考えて10万円程度でもよいかとも思います。

できましたら、まあ、近隣の賃料程度(手っ取り早く参考になるのは近場のUR賃貸の賃料ですね)に合わせるのがよいかと。

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