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gyoenlegal, 司法書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 485
経験:  中央大学法学部卒業渉外法律事務所・司法書士事務所を経て新宿にて司法書士事務所を開業
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はじめまして 私の一人暮らしの父が実家の脇屋を人に貸しました。 賃料は父の食事を提供することです。 6-7年く

解決済みの質問:

はじめまして
私の一人暮らしの父が実家の脇屋を人に貸しました。
賃料は父の食事を提供することです。
6-7年くらい前 から続いてます。
ところが今年7月に父が脳梗塞で入院し、施設に入ることとなりました。

当然食事提供を受けることはできませんので、1-2年後に退去していただくよう依頼をしたところ、居住権があるとの言い分で退去の意思はないと返答されました。
賃料もいただいておりません。契約書はノートに簡単に書いたものがあります。
賃料をいただいていない以上、退去要求の正当事由があると思うのですが、いかがでしょうか?
こちらとしては入居者は近所と折り合いの悪いため、賃料をいただくよりは退去して頂きたいと思っています。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  gyoenlegal 返答済み 5 年 前.
司法書士のgyoenlegalと申します。
他の専門家の方がお答えになっていらっしゃいませんでしたので、もう遅いかもしれませんが回答させて頂きます。
なお、分かりやすい回答を心がけてはおりますが、ご不明点等ございましたら、お気軽にご返信下さい。

まず無償で貸している場合は、法律上「使用貸借契約」となります(民法593条)。
終了時期は民法上,次のとおり定められています。

1.設定された期限(民法597条1項)
期限が設定されていれば,その期限の設定は有効です。
賃貸借のような,借主保護の規定(借地借家法)はありません。
しかし実際には明確に年月日を決めていない場合でも,「不確定期限」の合意が認められる例はあります。

2.「目的」に従った使用・収益が終了した時(民法597条2項本文)
目的に従った使用・収益が終わった時点で,契 約は終了します。

3 使用・収益に足る期間(相当期間)が経過した時+解約告知(民法597条2項但書)
実際に「目的に従った使用・収益」が終わっていなくても,「使用・収益をなすのに足りる期間」が経過した時点で,貸主から解約を申し入れれば,契約は終了します。

4 期限,「目的」を定めていない場合は,解約告知(民法597条3項)
期限も目的も定めていない場合は,貸主が解約を申し入れた時点で契約は終了します。
ただし,実際には,暗黙のうちに「期限」や「目的」を定めた,と認定されるケースが多いです。

本件の場合、解約告知によって契約を終了させ明け渡しを求めていくことになると思いますが、相手方等の反論により3の目的に従った使用・収益の終了が問題になる可能性もあります。
「目的」は貸借が始まる経緯からはどのようなものかを判断して,終了時期を考えます。
例えば,不動産を無償で貸す,という場合は,当然背景として特殊な人的関係などがあるはずです。
背景事情によって終了時期(期限)を判断することになります。
使用・収益の終了時期の例として
・建物が朽廃するまで
・内縁関係解消に関する紛争の解決まで
・借主が自活できるまで
があります。

本件の場合「お父様の食事を提供すること」が目的ともいえますが、食事の提供もできない状態ですので、いずれにせよ解約告知による退去要求には正当事由があると思います。

しかし、相手方がすんなり退去頂けない場合、裁判で争うことになり、裁判官によってこの点の判断がなされますので、絶対に退去させることができますとは申し上げれないことはご了承ください。

ご参考になれば幸いです。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

根拠条文は下記のとおりです。
[民法]
(使用貸借)
第五百九十三条  使用貸借は、当事者の一方が無償で使用及び収益をした後に返還をすることを約して相手方からある物を受け取ることによって、その効力を生ずる。

(借用物の返還の時期)
第五百九十七条  借主は、契約に定めた時期に、借用物の返還をしなければならない。
2  当事者が返還の時期を定めなかったときは、借主は、契約に定めた目的に従い使用及び収益を終わった時に、返還をしなければならない。ただし、その使用及び収益を終わる前であっても、使用及び収益をするのに足りる期間を経過したときは、貸主は、直ちに返還を請求することができる。
3  当事者が返還の時期並びに使用及び収益の目的を定めなかったときは、貸主は、いつでも返還を請求することができる。
質問者: 返答済み 5 年 前.
御回答ありがとうございます
食事の提供が条件でも使用貸借は認められますでしょうか
材料費用及び役務の提供となるため、賃貸借と同様の扱いとなるのかと思っていました。
専門家:  gyoenlegal 返答済み 5 年 前.
賃貸借か使用貸借かの判断は通常賃料の支払の合意の有無ですが、本件では賃料支払の合意はなく使用貸借といえると思われます。

なお材料費用が賃料と言えるかですが、「負担が建物の使用収益に対する対価の意味をもつものと認める特段の事情のないかぎり、当該貸借関係は賃貸借ではなく、使用貸借であると認めるのが相当である」との最高裁判例がございますので、周辺相場と同等くらいの材料費用を出していない限り賃料ともいえないと思います。

ご参考になれば幸いです。
その他ご質問がございましたらご返信ください。
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