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dresquire, 弁護士
カテゴリ: 法律
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はじめまして。 サラリ-マンですが、ふと思い立ってネットショップを開業しております。 注文されたものに対してどこ

解決済みの質問:

はじめまして。
サラリ-マンですが、ふと思い立ってネットショップを開業しております。
注文されたものに対してどこまでの責任を負うべきなのか相談致します。
よろしくお願いいたします。

以下時系列の経過になります。

1.すでに生産中止の腕時計に注文が入りました。売価8400円です。
 (私のショップでは注文が入ってから在庫を確保して発送しております。発送までに2~4週   間の納期をいただいておりましてその旨は明記しております)

2.アメリカのオ-クションで確保して取り寄せました。

3.取り寄せたものの画像を送ったところ、サイトに掲載のものと違うといわれ受取りを拒否されました。

4.該当する腕時計のデザインは2種類あり、たしかに掲載のものと違いました。
ボタンが長細いのですが、縦か横かの違いで、その他の違いはないと思います。

5.私は素直に謝罪して、掲載した画像のものと同じものと探しましたが、
いかんせん生産中止につき見つけることができませんでした。

6.その後2週間経過したころ返金しますと申し出ましたが、探す義務があると返金を拒否されました。

7.それから2カ月から3カ月くらい探しましたが見つけることができませんでした。
似たようなものを2~3取り寄せましたが、いずれも似てはいますが違うもので納品できませんでした。

8.その間最初は定期的にどう探したのかなどの報告などをしておりましたが、
成果がないため、報告も疎遠になってしまいました。
お客さんからはどうなってるかかなりあおられまして、苦肉の策で「希望のものは探すことはできないのですが、同じメ-カ-でこのようなものならオ-クションに出てます!気になるものがあったら連絡してください。」という報告をはじめました。

9.その報告をはじめてすぐにこれがいいとの連絡があり、デザイン的にも近いものでしたので、すぐに取り寄せました。(これは私が勝手にしたことです)

10.その後気が変わり別のデザインのものを要求されました。ただこれは機能的にもデザイン的にも当初希望のものと違ううえ売価の3倍の価格につきしぶったところ、大ゲンカになりました。お客さんも15000円ぐらいなら払うので絶対取り寄せろとの要求でした。結局私が全額払うといいまして、それで決着したのですが、取り寄せたものが不良でした。

11.お客さんは今回は1.ではなく10.と似たデザインのものを自分で見つけてきて、全額私持ちでこれを取寄せろとの要求です。私はこれ以上面倒なのは嫌なので、応じるつもりです。


さて長々書いてしまいましたが、相談したいことは以下のとおりです。

3.と10.では明らかに3.の方がデザイン的にも機能的にも当初注文の1.のものに近いのに、
受取りを拒否して、その後の返金も拒否。

代替品ということで10.を絶対取り寄せるように要求されたが、デザイン的にも機能的にも3.に比べれば明らかに当初注文された1.のものと違う。

10.が不良のため、新しいものを取り寄せるように11.で要求されている。これは1.よりも10.に近いものです。(代替品の代替品を要求されている。4は現在も受取り拒否)

このような場合お客さんの要求にどこまで責任を持たなくてはいけないのか教えていただけますでしょうか。すでに8400円の売価に対して50000円ぐらい費やしております。
よろしくお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  dresquire 返答済み 5 年 前.
弁護士です。こんばんは。

日本における,日本法を前提としたご質問と仮定して回答します。
民法上,本件のような種類物売買における債務者は,売買目的物に対して,市場にその種類の物が存在する限り,それを調達する義務を負い,調達義務を果たさなければ売主は債務不履行責任を負います(民法415条)。
しかしながら,その調達義務は,「市場にその物が存在する限り」負う義務に過ぎず,社会通念上入手することが不可能な状態に至った後は,以後その調達義務を負いません。また,衡平の原則に照らし,その物の価格から見て調達のため相当の努力を尽くした後は,調達義務を尽くしたとして,以後売主は調達義務から解放され,引渡債務は履行不能として消滅し,反対給付である買主の代金支払義務も牽連性から消滅します。したがって,こうした場合,当事者双方はそれ以後何らの債権債務を負いません。

本件において,貴殿は一旦は,注文品とは異なるデザインの商品(4)の履行提供をしましたが,その後,2,3ヶ月にわたり調達のための努力をしたものの,生産終了品(1)であったために調達できなかったという時点で,社会通念上,貴殿の引渡債務は履行不能により消滅していたものと 解されます。

ご質問8,9でお書きになっていることは,当初の契約とは異なる,別のデザインの商品(9)に関する売買契約が新たに成立したとみるべきでしょう(先に代金を受け取ってしまっていたことから,本来ならば代金を返還して原状回復すれば契約関係から解放されたのですが,相手が受け取らないということを信じたために,貴殿のみが履行義務を負う新たな売買契約が成立)。そして,注文のデザインに近いものを調達した後に,買主の気が変わって,別のデザインのもの(10)を要求した時点で,2番目の売買契約(9)は終了し,喧嘩の末応じることにした時点で,3番目の新たな売買契約(10)が成立したことになります。
2番目の契約(9)において,貴殿が調達した商品を,現実に買主に提供(送付)していれば,そこであなたの履行義務は終了しており,売買代金の返還をする必要がなくなっていた可能性がありますが,残念ながら,送る前に相手からの別の注文(10)に応じてしまったために,同時履行であるはずの代金を先にもらっている関係となってしまって(かつ超過分を含め貴殿が代金を負担すると約束),貴殿のみが履行義務を負うという3番目の契約(10)が成立してしまいました。

3番目の契約(10)において,貴殿が調達したものが不良品であったことは,種類物売買においては貴殿が依然として負うべき危険であるため,欠陥のない商品を調達する義務があるといえます。それゆえ,現在要求されている10の取り寄せに応じるか,貴殿において調達する必要があると思われます。

貴殿としては,なるべくお客さんである相手の希望に添うよう努力をした結果であって,非常に残念ですが,お客さんのむちゃな要求をのんでしまったことがあだとなってしまったようです。今のままでいくと,10を取り寄せなければならないというのが原則論です。
しかしながら,裁判をすれば,相手方の不当性(信義則違反,権利濫用:民法1条2項,3項)を主張して,貴殿は既に売り主としての義務を果たしたものと認められる可能性があります。裁判で通るとすれば,裁判外でもそう主張できるともいえますから,(全額の返還義務があるかどうかは疑問の余地がありますが)受け取った代金を返還して,契約関係から脱することができると思います。あなたの気が済むかどうかの問題ですので,取り寄せるか代金返還するかはあなたの自由にお決めになると良いと思います。

法律的にどこまで応じれば良いかについては上記のとおりです。
下請法のような法律の問題というわけではなく,上述の通り,民法上の問題と考えて良いと思います。民法は売主(債務者)寄りの法律ではありませんが,民法の問題だとしても,本来は,貴殿のような売主は,無限の調達義務からは解放されていたものなのです。そして,信義則などの民法上の一般条項を使うことにはなりますが,本件のようにむちゃくちゃな状態になっていても,貴殿が救済される可能性は十分にあります。
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