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bengoshimailme, 弁護士
カテゴリ: 法律
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動物病院に務めているものです。 元飼い主様の身内の方から脅迫ともとれるメールが送られてきました。 内容は

質問者の質問

動物病院に務めているものです。

元飼い主様の身内の方から脅迫ともとれるメールが送られてきました。

内容は手術の様子を勝手にブログに載せられ飼い主様が寝込んでしまっているとのことで、
①オーナーの了解得ずして載せたオペの写真の全削除
②了解得ずして載せてしまった子のオーナーさんへの謝罪の手紙の送付
③ホームページでの一言謝罪

とのことです。

こちら側の返信によっては上記の事全てをフェイスブック・ツイッターへの拡散、マスコミへのリーク、獣医師会への報告、市内やその近郊の散歩仲間へも言いふらすとのことでした。

この飼い主様に対する診断や手術等に問題はありませんでしたし(この飼い主様が飼っていた子は年末の手術で骨肉腫と診断され年明けに他院で安楽死をされています)、この飼い主様もブログを書いていらっしゃるのですがこちらの病院に関する事も了承なしに記載されていますし、他院に行ってからはこちらに対する誹謗中傷とも捉えられる内容を記載されています。
当院の手術ブログに関しては、手術した子のお名前(苗字は記載しておりません)とお写真、手術の様子の写真を掲載しております。

一先ず、先方には貴重なご意見をくださったことに対する感謝と手術ブログに関しては随時飼い主様と連絡を取り削除希望があれば削除するといったことをメールで連絡してあります。
ただ、あくまで「身内の方」からのご連絡で飼い主様は匿名ということになっています。身内の方のお名前の記載はありました。今後どのように対処すべきか苦悶しております。

ご意見よろしくお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  bengoshimailme 返答済み 5 年 前.
弁護士です。こんにちは。

1.手術ブログに記事として掲載すべき内容として妥当か,という点を検討します。
1)患者(ペット)の名前と写真を掲載することは,明らかにプライバシーの侵害となると思います。これらは,「症例」の紹介としても完全に不要な要素だからです。
  この点に関して,医師・歯科医師に関する厚労省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針」(医療広告ガイドライン)についての,厚生労働省:医療広告ガイドラインに関するQ&A(事例集)Q2-13・Q2-19・Q2-28をご参照下さい。このガイドラインは,プライバシーとは観点が異なりますが,手術前,手術後の写真を掲載することは治療の効果に関する表現とみられ,広告できないとされています。
  また,たとえば日本病理学会近畿支部「検討症例の掲載については、患者のプライヴァシー保護のために以下のような措置を講じた。
  症例のプログラムは演題名のみとし、出題者名・所属を割愛した。
  抄録については、i) 施設名・地域名等の固有名詞を記載しない、ii) 年月日を絶対年代で表記せず、初診時を基準とした相対時間で示す、iii) 年齢は「20 歳台後半」などのように幅を持たせて表記する等の改訂を加えた。
  更に、抄録の閲覧についてはセキュリティ確保のため、パスワードによるチェックをかけている」
  このように,学会での症例報告においてさえ,このような配慮がなされています。
2)また,ブログで,症例の紹介として,病名を掲載したり,手術中の写真等を掲載することも,原則として,手術前の同意書で同意を得ずに,無断でそれを行うことは,飼い主に対してプライバシーの観点から問題となり,場合により守秘義務にも違反するのではないか思います。
3)以上 により,あなたが手術ブログで書かれている内容は,手術したペットの飼い主の同意を得ていない限り,今回の相手の身内のみならず,すべての飼い主との間で,同様の問題を含んでいると思われます。また,この点については,「飼い主の削除希望があれば削除します」ではなく,原則,事前の明示の掲載許可(同意)を得ない限り問題だと解されます。今からでは遅いため,削除希望について個別に問い合わせるしかありませんが。しかしながら,削除に関する意思表示をされていない記事においても,少なくとも写真と名前については削除なさるべきと思います。
 
2.今回の相手方に対して,どのように対応すべきかについて検討します。
1)相手の要求の①については,上記のとおり,対応すべきと考えます。
2)相手が飼い主の身内であるに過ぎない,つまり第三者であることは,本件ではそれほどには影響しないと思います。なぜなら,飼い主本人が寝込んでいるためこの方が連絡してきているという形ですので,飼い主本人と同視して良いと思われるからです。病床でそのように言っているのでしょう。
3)①への対応,すなわち,ブログの記事の削除にあたっては,一旦,それらを掲載した責任として,飼い主に対して直接謝罪すること(②に相当),掲載がプライバシー侵害であった旨とその対応としての削除について表明すること(③に相当。しかしブログとは別に,ホームページ上でそれを行うべきかは疑問)は必要ではないでしょうか。ホームページ上で行えと要求しているのは相手方ですが,この点は②の謝罪時に,ホームページ上では行うことはできない旨,添えておかれてはいかがでしょう。
4)飼い主側が,あなた側の病院のことをブログに書いていることについては,責めることはできないと思います。消費者の立場で,売り手(この場合は動物病院)に関する感想をブログで公開することは,例えば,近所のレストランで食事をしたけどおいしくなかったとかウェイトレスから残念な扱いを受けた,というような記事と同様ではないでしょうか。それが全くの事実無根で完全な言い掛かりであれば別ですが,受けた印象については,単純に誹謗中傷とはいえない気がします。
5)フェイスブック・ツイッターへの掲載や,散歩仲間に話すことを止めることも,同様にできないのではないかと思いますし,これは脅迫にはあたらないのではないかと思います。獣医師会に報告されることも,獣医師が配慮すべきプライバシー,守秘義務の観点からの適切さを考えると,やむを得ないでしょう。マスコミへのリークは,あなた側が,今回の件を是正しなかった場合は,社会問題とするという意思の表明でしょうから,これも脅迫とまでは言い切れないように思います。きちんと対応すれば良いだけの話です。
6)身内の方の実名しかなく,飼い主は匿名ということは,あなたは飼い主を特定すること,記事を特定することもできないということでしょうか?違いますよね?飼い主が匿名=ペットがどれのことを指しているのかわからないというわけでなければ,①〜③の要求に対応することに支障はないように思います。

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