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sakurabito
sakurabito, 行政書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 250
経験:  行政書士事務所代表。
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彼氏との間に子供ができました。私は出産したいのですが、彼から中絶するように頼まれました。後日、彼氏とも別れました。中

質問者の質問

彼氏との間に子供ができました。私は出産したいのですが、彼から中絶するように頼まれました。後日、彼氏とも別れました。中絶費用及び精神的、肉体的慰謝料は、いくら請求できますか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  sakurabito 返答済み 5 年 前.

こんにちは、行政書士のyorozuyaです。質問を投稿いただき誠にありがとうございます。ご質問への回答は下記の通りになります。わかりやすい回答を心がけておりますが。ご不明な点などありましたら、お気軽にご返信ください。

 

中絶にかかる費用や仕事を休んだ場合の休業損害については、その半分は請求できます。

 

精神的・肉体的慰謝料についてですが。

 

これについては今まで、強姦とか、避妊を拒絶されたりした場合以外は、性交渉も中絶も双方の合意で行われるものであるから慰謝料は発生しないという考えが大多数でした。

 

しかし、平成21年10月15日に東京高等裁判所で行われた中絶訴訟で、合意による中絶でも男性に責任を認め慰謝料を命じる判決が出ました。

 

この判決の中で裁判官は

 

中絶という直接的に身体的及び精神的苦痛を受け、経済的負担を負う被控訴人(女性)としては、性行為という共同行為の結果として、母体外に排出させられる胎児の父親となった控訴人(男性)から、それらの不利益を軽減し、解消するための行為の提供を受け、あるいは、被控訴人と等しく不利益を分担する行為の提供を受ける法的権利を有し、この利益は生殖の場において母性たる被控訴人の父性たる控訴人に対して有する法律上保護される利益といって妨げなく、控訴人は母性に対し上記の行為を行う父性としての義務を負うものというべきであり、それらの不利益を軽減し、解消するための行為をせず、あるいは、被控訴人と等しく不利益を分担することしないという行為は、上記法律上保護される利益を違法に害するものとして、被控訴人に対する不法行為としての評価を受けるものというべきであり、これによる損害賠償責任を免れないものと解するのが相当である。

 

と判断し、本件に関する中絶の慰謝料を200万円と評価したうえでその半分の100万円と中絶に掛かった治療費用の半分と弁護士費用10万円の支払いを男性に命じました。

 

この裁判の事件例では、男性が妊娠発覚後の女性からの今後の相談に対し、具体的な話し合いをせず、中絶するかどうかを女性の判断に任せるのみで、この義務を履行せず、よって女性の法的利益を侵害したと認定されました。

 

請求額は慰謝料など含めて約905万円で、実際に認められた額が慰謝料100万円と治療費などの負担を含めて約144万円でした。

 

相談者様の事例が、紹介したケースと同じと限りませんが、相手男性があまりにも誠意のない配慮を欠いた言動を行っているのであれば、裁判においても慰謝料が認められる余地はあると思います。

 

ただ、中絶手術によって身体に後遺障害が残るようなケースでないと高額の慰謝料は認められないと考えられます。

 

慰謝料は心の痛みですので、請求の段階ではいくらの額でもできます。

中絶を余儀なくされることも痛みだと思います。

 

相談者様が納得できる額を提示し、相手男性の回答を聞いて、譲歩できるところがあれば互いに譲歩しあって示談に進めてゆくと良いと思います。

 

中絶に掛かる費用も、彼が全額出すというなら出してもらっても構いません。

 

結婚の約束が不当に破棄されたような事情があれば、別に婚約破棄の慰謝料を請求する余地はあります。

 

ご自身で判断されて相手方と直接交渉して決めてもよいでしょうし、弁護士さんや司法書士さんに交渉を依頼する、あるいは、請求書面や示談書面を作ってもらう方法もあります。

 

法テラス(司法支援センター)でも、無料相談や弁護士・司法書士の紹介をしていますので、いろいろな情報を得るために活用されると良いと思います。

 

以上、お答えします。

 

不足がありましたら返信でご質問ください。

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