JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。
    必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
kionawakaに今すぐ質問する
kionawaka
kionawaka, 行政書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 1355
経験:  中央大学法学部法律学科卒 行政書士事務所経営
62775484
ここに 法律 に関する質問を入力してください。
kionawakaがオンラインで質問受付中

お寺の修復工事の件での相談です。 修復工事において檀家から1件あたり100万円を寄付する趣意書を提出するよう指示さ

解決済みの質問:

お寺の修復工事の件での相談です。
修復工事において檀家から1件あたり100万円を寄付する趣意書を提出するよう指示されました。
現状、100万円のお金を趣意 書にて寄付することはできないため、そのままにしておりました。
そして修復工事が始まったのですが、工事現場に、どこの家がいくら寄付したかを一覧にした
看板が掲げてありました。この看板については修復委員会が決めたことで、総会での決議とうはとらず、
報告のみで反対者はいなかったと聞きました。
都会ではなく村のことです。誰がどこの家かは一目瞭然であり、だれが寄付していなかも一目瞭然です。
このような場合、どのような対応をしたらよいのでしょうか
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  kionawaka 返答済み 5 年 前.

一  民法710条は、「身体、自由若しくは名誉」の侵害も不法行為になるとしており、これは例示的列挙であり、「貞操、氏名、肖像」といったものも含まれるとするのがが近時の学説です(人格権)。

 

 その一環としてプライバシー権があります。プライバシー権とは、私生活をみだりに公開されないという法的保障ないし権利です。

 

 ほかに「ひとりでほうっておいてもらう権利」「個人が他人によって自分の氏名・肖像その他の徴表を取得・利用される程度を決定できる自由」「自己についての情報をコントロールする権利」とされています。

 

 プライバシー権の根拠は憲法13条の幸福追求権に求める見解が有力です。すなわち、憲法の人権宣言のカタログは、歴史的に認められた重要性のあるものを列挙したにとどまり、人権がそれに尽きるという趣旨ではありません。

 

 よって、憲法の条項で明文で保障されていなくても、社会の変革に伴い、個人の人格的生存に不可欠な権利・自由として、保護に値すると考えられるものは、新しい人権として、13条により憲法上保障されます。

 

二  権利侵害の要件として、「宴のあと」事件(東京地判昭39.9.28)が、

 

「プライバシー権の侵害に対し、法的な救済が与えられるためには、公開された内容が(イ)私生活上の事実又は私生活上の事実らしく受け取られるおそれがあることがらであること、

 

(ロ)一般人の感受性を基準にして当該私人の立場に立った場合、公開を欲しないであろうと認められることがらであること、

 

(ハ)一般の人々に未だ知られていないことがらであること、

 

(ニ)このような公開によって当該私人が実際に不快・不安の念を覚えたこと、

 

を必要とする。」としています。

 

 本件では、(イ)に該当するか否か問題ですが、寄付をすることは公の義務ないし役務とまではいえず、金員の出捐の公開は個人の家計の公開に準ずるものであることからして、自生活上の事実に該当すると考えられます。

 

三 法的テクニックとしては、不法行為による損害賠償請求になります。

 

四 同様の事例を掲げます。

 

 「大学が講演会の主催者として参加者を募る際に収集した参加申込者としての学生の学籍番号、氏名、住所及び電話番号に係る情報は、参加申込者のプライバシーに係る情報として法的保護の対象となる。

 

 大学がこの情報を参加申込者に無断で警察に開示した行為は、大学が開示についてあらかじめ参加申込者の承諾を求めることが困難であった特別の事情がうかがわれないという事実関係の下では、参加申込者のプライバシーを侵害するものとして不法行為を構成する」(最判平15.9.12)

 

 

 

檀家システム

http://ywc.com/yes/danka.html

個人情報保護法

http://www.atmarkit.co.jp/aig/02security/protectionofpersonaldata.html

 

 

 

質問者: 返答済み 5 年 前.
上記の内容の書き方では、裁判として扱えるのかがわかりません。
もう少し、法律に詳しくない人にもわかるような回答を願います。
専門家:  kionawaka 返答済み 5 年 前.

 

一 プライバシー権の侵害として不法行為損害賠償請求訴訟(民709条)です。

 

>この看板については修復委員会が決めたことで、総会での決議とうはとらず、
報告のみで反対者はいなかったと聞きました。

 

二 >>修復委員会の決議無効確認の訴が考えられます。しかしこれは訴えの利益なしとして却下される可能性もあります。

 

三 一、二 の回答は理論上の可能性を示したに過ぎず、本件が裁判による解決になじむものか否かは疑問があります。

 

 寺では事実たる慣習(民92条)として行っている場合があり、これが強行法規に触れない限り、適法とされるからです。

kionawakaをはじめその他名の法律カテゴリの専門家が質問受付中

法律 についての関連する質問