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kionawaka
kionawaka, 行政書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 1355
経験:  中央大学法学部法律学科卒 行政書士事務所経営
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先日、飲食店で泥酔い状態の客に襲われ揉みあいになりました。 その際殴られた後に押えこもうとしお互い倒れてしまい相手も

解決済みの質問:

先日、飲食店で泥酔い状態の客に襲われ揉みあいになりました。 その際殴られた後に押えこもうとしお互い倒れてしまい相手も怪我をしたらしいです。 警察署に行き事情を話しましたが喧嘩両成敗とつたえられました。 私は怪我は軽傷でしたが 衣類等が破損してしまい相手の会社先まで話し合いをしましたが反省の様子は一切なしでした。  こんな事が本当に喧嘩両成敗なのでしょうか?  やられ損で悔しいです。   それが法律ならば暴力をふるう悪人が減ることがないでしょう。   本当に警察の言う事が正しいのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  kionawaka 返答済み 5 年 前.

 一 喧嘩闘争、すなわち闘争者の双方が互いに攻撃・防御を繰り返す、一連の行為について、正当防衛又は過剰防衛が成立するか否かについては、争いがあります。

 

 正当防衛の条文:

「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない」(刑36条)

 

 戦前の学説・判例は、いわゆる喧嘩両成敗の考え方(喧嘩はその原因や形態を問わず一切容認されない)を前提として、喧嘩闘争には、正当防衛したがって過剰防衛を認める余地はないとしていました。

 

 しかし、最判昭23.6.23、最判昭23.7.7を通して、喧嘩闘争にも正当防衛や過剰防衛が成立する余地があるとされ、学説も肯定しています。

 

 否定説は、イ 攻撃的意思を伴う限り、相手方の侵害は挑発によるか予期できる侵害であるから、「急迫性」を失うし、ロ また相手方に対する反撃は、防御の意思があったとしても、防衛的反撃ではなく、攻撃的反撃であるから、「防衛行為」となる余地がないという理由です。

 

 これに対し、肯定説は、喧嘩そのものは、相互に攻撃的意思を伴う闘争行為として捉えられても、相手方の侵害が予想されたからといって直ちに急迫性を失わないし(最判昭46.11.16)、また攻撃的意思があるからといって防衛行為とならないわけではない(最判昭50.11.28)としています。

 

二 では、肯定説に立つとして、どのような場合に、いかなる論拠で正当防衛や過剰防衛を認めるのでしょうか。

 

 喧嘩の原因、力関係、喧嘩の発展過程など諸般の事情を考慮しつつ、36条の要件との関連で個別具体的に判断されることになります。

 

 例えば、イ 闘争者の一方が闘争意思を放棄し、かつそれを相手方に通告したにもかかわらず、相手方が依然として攻撃を加えようとする場合(甲府地判昭36.7.19)、ロ 闘争者双方が素手で闘争していたところ、一方が突然殺人的凶器を用いるに至ったような場合(闘争の過程において、それまでの同等の立場における攻撃・防御が明らかに断絶したとみられる場合)には肯定してよいと解されます。

 

 けだし、これらの場合には、正当防衛や過剰防衛が前提とする「急迫不正の侵害」が損害するものと認めうるから、相手方に対して防衛行為をなしうると考えられるからです。

 

 参考文献:大塚刑法概説総論、刑法判例百選、平野Ⅱ234~235p

 

 参考になりましたでしょうか。

質問者: 返答済み 5 年 前.

難しい文章なので 簡単に説明していただければ、ありがたいです。 

宜しくおねがいします。  

専門家:  kionawaka 返答済み 5 年 前.

 

一 本事案の分析 

 

>先日、飲食店で泥酔い状態の客に襲われ揉みあいになりました。 その際殴られた後に押えこもうとしお互い倒れてしまい相手も怪我をしたらしいです。

 

>>これは、急迫不正の侵害を避けるためやむことを出でざる行為ですから、本来なら正当防衛のはずです。

 

 しかし、「急迫不正の侵害」が去った後「押さえ込もうとした」ところ、勢い余って相手にケガをさせてしまったということから、過剰防衛になるのではないでしょうか

 

 「急迫不正の侵害」を避けるため、ポンと払いのけたにとどめておけば、完全な正当防衛です。とどめをさすために叩いたりすると、過剰防衛で、「その刑を減軽又は免除することができる」(刑36条2項)(正当防衛は「罰しない」(刑36条1項)のですから、限りない特典です)。

 

 

 

二 正当防衛の原則と例外

 殴り合いのケンカ闘争は、原則、攻撃・防御しあうので、当たっても何しても、正当防衛は成立しないのが原則です(これは警察のいうとおり)。

 

 ところが、片一方が匕首を取り出したとか、鉄パイプを取り出して殴りかかってきた、というそれまでの攻撃・防御が断絶した場合は、正当防衛が成立する余地がある、ということです。

 

 一でみたように、本事案は正当防衛の事例ではありません。訂正します。

質問者は過剰防衛になると思います。

 

 

三 民事上の賠償

 

>私は怪我は軽傷でしたが 衣類等が破損してしまい相手の会社先まで話し合いをしましたが反省の様子は一切なしでした。  こんな事が本当に喧嘩両成敗なのでしょうか?  やられ損で悔しいです。   それが法律ならば暴力をふるう悪人が減ることがないでしょう。 

 

 >>刑法上は、一、二のようになり、よほど不均衡なくらいに片方がやられた場合(片方が空手の達人で本気でやった)はともかく、両方傷害罪には問わない、痛み分けということになります。

 

 民事上の責任はまた別です。衣服が破損した場合は、新しく同等の衣服を買うのに要した費用の請求は可能でしょう。これは警察は関係ありません(民事不介入)。

 

 ただ相手がケガしているとなると、その質問者の反撃行為(一でみたように過剰防衛となる可能性が高い)で被った損害賠償と相殺される可能性があります。

 

 法律的には以上で終わりです。いっそ、無抵抗で殴られっぱなしのほうが、ゼニをとれるということですね

 

 昔から「先に手だしたほうが悪い」イヤ「ケガさしたほうが悪い」の水掛け論です。

私も子供の頃いつもこれでソンしたものです。

 

>それが法律ならば暴力をふるう悪人が減ることがないでしょう。

 

>>繁華街に行くときは、注意に注意をしてください。どこでこわいベンツと接触するか知れませんし、どんなうからやからが店に出入りしているか知れません。正に魔窟です。

 

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