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sakurabito
sakurabito, 行政書士
カテゴリ: 法律
満足したユーザー: 250
経験:  行政書士事務所代表。
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妻子ある男性と交際をはじめ、交際後、離婚したと言われ付き合いを続けた。先日、その男性の子供を妊娠したことが解り男性に

解決済みの質問:

妻子ある男性と交際をはじめ、交際後、離婚したと言われ付き合いを続けた 。先日、その男性の子供を妊娠したことが解り男性に事実を告げたところ、結婚し一緒に育てて行こうと言われたました。が、それと同時に男性の奥さんからの連絡により離婚をしていない事を告げられ騙されていた事実を知りました。不倫関係に激怒した奥さんは、私に1.堕胎手術 2.堕胎の手術費用、慰謝料は請求しない事 3.旦那との連絡を今後一切しない事 この3つの誓約書に同意を求めてきました。
同意しなければ、私への慰謝料の請求をしてくるとのことです。私は、この男性との交際を続けることは考えてませんし、お腹の子供は中絶します。でも、騙されていたのは私も同じです。私がこの男性に慰謝料 もしくは中絶手術費用だけでも請求することは出来ないのですか?私だけが婚姻関係のある男性と付き合い、関係を持ち、不倫したことを問われていますが どうなのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 法律
専門家:  sakurabito 返答済み 5 年 前.

こんにちは、行政書士のyorozuyaです。質問を投稿いただき誠にありがとうございます。ご質問への回答は下記の通りになります。わかりやすい回答を心がけておりますが。ご不明な点などありましたら、お気軽にご返信ください。

 

不貞の慰謝料は、故意または過失より夫婦の一方の配偶者と肉体関係を持った場合に精神的苦痛を慰謝すべき義務が生じます。

 

相談者様と男性の肉体的な関係が、彼から離婚したと聞いた後であり、信じたことに落ち度がないのであれば、相談者さまが相手方奥様に慰謝料を支払う責任はないと考えます。

 

次に堕胎したことに対する慰謝料、手術費用についてですが。

 

大きな額ではありませんが、これを総合的に判断して認めた例はあります。

 

平成21年10月15日東京高裁判決(判時2108号57頁)では、妊娠・中絶自体で、それに伴う損害賠償請求として女性が男性に対し治療費・慰謝料等合計905万円を請求し、114万円の請求が認められた一審平成21年5月27日東京地裁判決が維持され、控訴が棄却されました。

 

今回の問題を考える参考になるとおもいますので、以下に事案等を紹介します。

A女(昭和49年生まれ)とB男(昭和44年生まれ)は、結婚相談所の紹介で平成19年2月3日初めて会って交際を決め、同月12日初デートをして、B男宅でA女が贈ったチョコレートを食べ、同月16日と23日に夕食後、B男宅に宿泊し合意の上性行為をしたが、いずれの際もB男は避妊具を使用せず膣外射精をし、3月10日夜にB男宅に宿泊したA女は洗濯機内部屋着からB男の二股交際を疑い、性行為はせず、同月11日にはA女は他の男性と見合いをしB男は、同月12日結婚相談所にA女との交際終了を報告した。

Aは、同年5月24日病院で妊娠を確認し、Bに連絡し同月26日A・B面談して連名の人工妊娠中絶同意書を作成し、BはAに30万円を手渡し、Aは同月29日中絶手術を受け、9月16日に中絶した子の納骨をした。この間、Aは度々Bに対し連絡メールを送ったがBは無視することが多かった。

訴えを提起したAのBに対する請求は以下の通りでした。
Aの被った損害
中絶選択経過における精神的苦痛慰謝料200万円
中絶手術に伴う肉体的苦痛慰謝料200万円
中絶手術に伴う精神的苦痛慰謝料200万円
後遺症による損害300万円(Aは中絶手術によって心身症を発症し,不眠・うつ状態、適応障害等通院中)
診療等による損害約68万円
逸失利益約155万円
弁護士費用約83万円
の損害の内B負担部分は905万円

これらの損害をAがBに請求する根拠としては、
①妊娠は男女の性行為によって生じるもので,その結果について男女共同責任がある
②妊娠・中絶で女性の身体・精神に打撃を与えるところ、B男は確実な避妊方法をとらず性行為をして、且つ、妊娠判明後、Aと真摯な協議を行わなかったこと
③男性が妊娠・出産にたいする周到な配慮と準備をしないまま避妊せず性行為を行うことは男性の女性に対する暴力に等しいこと
④性行為を行う際男性は、原則として女性が妊娠を望んでいないことを前提に避妊義務があるところその義務を怠ったこと
等々を上げました。

これに対しBは、
①中絶はあくまでA自らの意思で決めたことで、男性は意思は介在する余地が無い
②Aは自ら妊娠可能時期を知っているのにBに対し避妊を求めなかったのでBを非難する資格はない
③合意に基づく性行為が暴力になることはありえない
等々の理由で、損害賠償義務はないと主張していました。

ここまで。

 

今まで中絶は双方の合意で行われることであるから、治療費の負担はあっても慰謝料は発生しないという考えが多かったのですが、この判決では手術代金以上の支払いを男性に認めていることになります。

 

判例は一つの事例ですので、同様の事例に同じく当てはまるとは限りません。

 

最低でも中絶にかかった費用の半分、後遺症残っている場合は、後遺症の治療に掛かる費用の半分も請求してもよいと思います。

 

ご自身の慰謝料については、貞操権を侵害されたとして、慰謝料請求をすることが考えられます(民法709条・710条)。

 貞操権とは、性的自由に対する不当な干渉を受けない権利、つまり純潔を侵害されない権利のことをいいます。 今回は、個人の権利の側面での貞操権侵害を主張することになります。

 

相談者としては、相手方男性に妻がいると知っていれば性交渉をしなかったとして、性的自由が侵害されたとして慰謝料請求を求めるということになります。

 

 しかし、判例において貞操権侵害が認められたケースでは、(1)男性が結婚をほのめかしていた、(2)女性が若年(未成年)で思慮が十分でない、(3)男性から積極的に交際を持ちかけた、(4)男性にとっていわゆる「遊び」であったなどの男性側の違法性が判断要素となっています(最判昭和44年9月26日)。

 

相談者様が思慮が十分な成人女性であるなら、相談者様の請求が裁判で認められる可能性は低いかもしれません。

 

以上、お答えできる範囲でお答えいたします。

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