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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 内科
満足したユーザー: 14356
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私は4、5年前ぐらいから 脳貧血のような症状に 襲われるときがあります。 (現在24歳の会社員です) 電

解決済みの質問:

私は4、5年前ぐらいから
脳貧血のような症状に
襲われるときがあります。
(現在24歳の会社員です)
電車に乗っていて
いきなり気持ち悪くなり、
冷や汗が止まらず、
腹痛や吐き気が一度に
来て、酷い時には
気を失ってしまった時も
ありました。
1、2ヶ月前までは
半年に1回ぐらいのペースで
上記のような症状になって
しまっていたのですが、
ここ最近、気を失うほどでは
ないですが、腹痛、吐き気、
冷や汗、などの症状に
1ヶ月に何回も襲われるように
なってしまいました。
脳貧血の原因の一つに
飲酒があり、上記のような症状の
ときは必ず飲酒していたので
最近は飲酒するのを
制限していたのですが、
最近は制限していても
症状に襲われるように
なってしまいました。
脳貧血に関わってくるのか
わかりませんが、
ここ1週間ほど、胃のむかつきを
感じるようになってきました。
(嗚咽をするような気持ち悪さ)
市販の薬を飲んでますが
やはり薬の効き目がきれると
また胃がむかつき始めます。
いつ、またこの脳貧血などに
襲われるだろうかと
考えてしまって
電車に乗ることや友達、彼氏と
出かけたりするのも
不安で仕方ない状態です。
この不安を解消させたいと思い、
相談した次第です。
わかりづらい文章で
申し訳ありません。
私の身に起きてる症状は
何か病気なのでしょうか。
それとも精神的な問題
なのでしょうか。
アドバイス等、
宜しくお願い致します。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 内科
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。
「色んな検査をしてみて、 身体に異常なければ、精神的な病として 治療を行うことが出来る」というのはその通りです。
実際に相談者様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為を行うことはできません。
「仕事柄、たくさんの検査を 受けられるほどの時間が とれない」ということですと話が先に進みませんが、ここではどのような回答を希望されているのでしょうか?
相談者様がパニック障害を患われているという前提のもとで、治療方法について述べればよろしいですか?
まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミングによって回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】
質問者: 返答済み 2 年 前.

パニック障害であるかどうかも

わからないので

ご相談させて頂きました。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

では、どのような回答を期待なさっているのでしょうか?
質問者: 返答済み 2 年 前.

ごめんなさい。

私が勘違いしました。

質問の答えとしては

パニック障害だとしたら

どのような対処法があるかなど

お聞きしたいです。

パニック障害以外の

病の可能性もあるのであれば

どのような病なのかも

お聞きしたいです。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

「脳貧血」という言葉は人口に膾炙していますが、貧血とは血液中の背血球の数が足りない、もしくは個々の赤血球の機能が低下して脳を含む全身の臓器に十分な酸素を送り届けられなくなる症状のことです。
ご記載を拝読する限り、相談者様の場合はそれには当てはまらないでしょう。

鑑別すべき疾患としては、ある種の発作性不整脈(http://www.geocities.jp/pinpinkorori100/0106fuseimyaku.html)、自律神経性失神(http://health.goo.ne.jp/medical/10611100)、自律神経発作を伴うてんかんなどでしょう。

パニック障害で合ったとした場合、相談者様には、 「広場恐怖を伴うパニック障害」という診断が付くでしょう。
この場合の広場とは、広い場所、という意味ではなく、「発作が起きてもすぐには逃げ出せない、助けを求められない場所」という程度の意味です。飛行機などは典型ですし、電車、バス、地下鉄、人ごみなどもこれに当てはまります。

治療は薬物療法が主体になりますが、それだけでは広場恐怖が治りきらないこともあります。

相談者様の場合も、まず薬物療法でパニック発作を一定以上までコントロールした後に、行動療法を用いて行動範囲を広げていく必要があると思います。

パニック障害の薬物療法の定石は、まずSSRIと呼ばれるカテゴリーの薬剤と安定剤を適切に用いて発作をコントロールすることです。

平素は発作が起こらなくなってきたあたりで、行動療法を並行して行います。

ここでは、もっとも多く見られ、説明もしやすいので、「1人で電車に乗れるようになる」ことを目標とした例をあげますが、これを患者様ごとにアレンジしたものが行われます。

具体的には、以下のように行います。

安定剤を飲んだ30分後に空いている時間帯に各駅停車に1駅分、誰かと一緒に乗る。
⇒これで発作が起こらなければ、同じ条件で2駅分乗る
⇒やはり発作が起こらなければ、安定剤を飲んだ30分後に各駅停車に2駅分、1人で乗る
⇒安定剤は飲まず、しかし持参して(水なしでも安定剤を飲めるようにしておくと便利です。できなければペットボトル持参)、発作の予兆があったら服用することにして各駅停車に2駅分、1人で乗る
……というふうにステップアップしていきます。

元も子のない、というか、ある意味わかりやすいアプローチではないでしょうか。
このサイトの説明もわかりやすいです:http://thinkdr.jp/?p=2805

これを行動療法的アプローチといいます。行動療法で大切なのは「成功し続けること」です。

電車に乗ってパニック発作が起こると、次に乗るときも「また発作が起きるのではないか?」と無意識に思ってしまうでしょう。

これを「予期不安」といいます。

予期不安はパニック発作の呼び水となり、発作を起こしやすくします。そのような状態で電車に乗れば、またパニック発作が起きてしまいます。
すると、「やはり電車に乗ると発作が起きるんだ」という確信が深まってしまい、その次に電車に乗る時の予期不安をより強いものにし、より発作が起こりやすくなります。
このようにして条件反射の悪循環が生じ、電車に乗るのが怖くなってしまうのです。

行動療法はこの循環を逆に回し、電車に乗っても発作が起きない経験を積むことで予期不安を小さくしていきます。

薬物療法だけではなく、行動療法も指導してくれるような心療内科/精神科に通われるのがベストと考えます。
そうした医療機関が見つからなければ、ご自分で行動療法的に行動範囲を広げていく努力をされるようにすべきだと考えます。

くれぐれも失敗しないように、ですが。

パニック障害のような病気は、治療が進むにつれて医者や薬の果たす役割は減っていき、患者様自身の病気との向き合い方が重要な要素になっていきます。

パニック障害の行動療法の本はたくさん出版されていますので、相談者様に関してはお役に立つと思います。

例えば以下の書籍などはお勧めです。

不安障害の認知行動療法〈1〉パニック障害と広場恐怖―患者さん向けマニュアル
http://amzn.to/1qtdYbo
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