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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 内科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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血液検査の結果、中性脂肪値・コレステロール値に関して医師により投薬治療の方針が異なり、患者として困っています。どう考

解決済みの質問:

血液検査の結果、中性脂肪値・コレステロール値に関して医師により投薬治療の方針が異なり、患者として困っています。どう考えれば良いのか教えてください。検査機関によって値が異なるのも困っています。特に中性脂肪値のばらつきが大きいです。
鎌倉市 中村
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 内科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

こんにちは。猫山と申します。

 

コレステロールに比べて、中性脂肪は1日の中でも、週の中でも変動しやすい検査値ですから、109~170程度のばらつきであれば検査方法に問題があるわけでも、相談者様に何か特別な病気があるわけでもありません。

 

治療方針に関しては、私としては値を拝見する限り、2の「投薬の必要なし」に近い意見なのですが、1つだけ確認させて下さい。

コレステロールにはHDLコレステロールとLDLコレステロールという項目があるはずですが、LDLの方の値はいくつでしょう?

質問者: 返答済み 5 年 前.

LDL-Cは、おおよそ最小値が70程度、最高値が170程度と数カ月で変化しています。

平均すると130~140と言う値です。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

ご返信ありがとうございます。

 

治療の流儀が個々の医師によって異なることはどの疾患においてもありえますが、近年では、どの患者様に対しても過不足のない治療を行えるよう、医学的根拠に基づいて、治療ガイドラインが策定されています。これに則って治療を行うことで、患者様はどこの病院にかかっても「標準治療」を受けられることになっています。

 

例えば、コレステロールの正常上限が220と定められているのも、それより値が高い人は、低い人に比べて予後が悪い、という、研究に基づいて定められているわけです。

 

高脂血症診療にもガイドラインがございます。

最新のガイドラインに関しては、総コレステロールよりもLDLコレステロールが指標として重視されていることが特徴です。高コレステロール血症の治療適応基準は以下の通りです。

 

1. 冠動脈疾患の合併がなく、高コレステロール血症以外の動脈硬化危険因子がない場合、まず生活指導、食事療法を行う。少なくとも数ヶ月間、食事療法を励行しても、LDLコレステロール>160(血清総コレステロール値>240)の症例では薬物療法の適応となる。


2. 冠動脈疾患の合併はないが高コレステロール血症以外の動脈硬化危険因子(表1)があり、LDLコレステロール>140(血清総コレステロール値>220l)の時は薬物療法の適応を考慮する。


3. すでに冠動脈疾患を発生している場合は、食事療法後でもLDLコレステロール>120(総コレステロール>200)の時には薬物療法を開始する。治療目標はLDLコレステロール<100(総コレステロール<180)

 

相談者様の場合、1に相当すると思われますから、薬物療法の適応とはなりません。

 

中性脂肪に関しても、「採血前日のアルコール飲用を避け、10時間以上の絶食後に測定された値が150mg/dl以上の時、高中性脂肪(トリグリセライド)血症と診断されます」とされていますから、こちらでもやはり薬物療法の対象とはならないでしょう。

 

よって、私としては「医師2.まったく心配しなくて良い。投薬処方なし」と指示しますが(運動と食事は気をつけられた方がいいとは思いますが)、ガイドラインは金科玉条ではなく、個々の患者様ごとに適切な治療を工夫することもまた大事ですから(そうでなければ医師の存在価値が無くなってしまいます)、「医師1.正常範囲を超えると投薬処方」に薬物療法の根拠を尋ね、それが納得のいくものであれば服薬を開始されるのもひとつの考え方だとは思います。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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