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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 内科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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父(88歳)が一昨年からめまい、そしてひどい時には失神するようになりました。大学病院に二週間入院して検査を受けたとこ

解決済みの質問:

父(88歳)が一昨年からめまい、そしてひどい時には失神するようになりました。大学病院に二週間入院して検査を受けたところ、原因は不明で、自律神経の失調による血圧の不安定に起因すると説明があり、昇圧剤を処方されました。しかし、とりわけ食後、外出先で転倒することが 最近頻繁におこり、本人も生活に不安をおぼえるようになりました。食後は安静に、急に起立しないなどの注意をしているものの、突然めまいが襲ってきて、ひどい時には20分を超えて失神が続くなど、日常生活に支障をきたしています。主治医は、いまのところ治療法は昇圧剤と糖尿の薬だけで、これといった治療の決め手はないとのことです。しかし、家族としては、この状態をなんとか改善したいと思っています。別の薬やセカンドオピニオンをご提案いただけたらと思います。昨年秋から、頻尿で泌尿器科、下半身のしびれ、痛みで整形外科を受診していますが、関係はあるのでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 内科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。神経内科医です。

お父様が呈されている病態は、比較的典型的な食後低血圧だと思われます。
病因はご説明を受けた通り、血管の収縮をコントロールする自律神経の働きが加齢によって衰えるためで、糖尿病に合併する神経障害やパーキンソン病、高血圧などがリスクファクターとして知られています。
頻尿や下半身のしびれが自律神経性のものであるならば、食後低血圧と無関係ではないかもしれません。

胃腸が食物を消化・吸収するために、食後、血液が内臓に集まります。この際、正常ならば、全身の血圧を維持するために自律神経の働きで自動的に血圧と心拍数が上昇し、体の他の部位の血管は収縮します。
しか し、高齢者ではこの機能が十分には働かず、食後に血液が内臓に集まりはしますが、心拍数は増加せず、血管も収縮しなくなってしまうことがあります。結果として血圧は低下します。
これが食後低血圧で、目まいやふらつきといった症状が起こりやすく、脳への血流が低下すると、失神することもあります。

残念ながら特効薬はありません。
糖尿病のお薬が食後低血圧に効果があることは最近の知見で、これ以降、新しい薬物療法は発案されていません。
薬物療法以外での有効な予防策・改善方法としては、ゆっくり食べる、食事を少量に分けて回数を増やす、 コーヒーや緑茶を食前に飲む(カフェインが食事による血圧低下を抑えると言われています)、規則正しい生活と適度な運動を心がけて自律神経機能を改善する、禁酒、禁煙、減塩、1日350g以上の野菜を摂取、などが知られています。

食後低血圧は脳梗塞や心筋梗塞のリスクファクターでもありますので、こうした努力で、何とか血圧のコントロールを目指す必要があります。

以上、ご参考になれば幸いです。
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専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございました。
もし、回答の内容にご不明な点がございましたら、可能な範囲で対応いたしますのでご質問をご追加いただけますと幸いです。

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