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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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ウイリアムモリスの壁紙の一部を参照にグラスに彫刻してハンドメイドマーケットに出品して売りたいのですが著作権とかに違法しま

解決済みの質問:

ウイリアムモリスの壁紙の一部を参照にグラスに彫刻してハンドメイドマーケットに出品して売りたいのですが著作権とかに違法しますかお尋ねします。
投稿: 1 月 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 月 前.

知的財産権を専門とする者です。

ウィリアムモリスは1896年に亡くなられている(ウィキペディアより)ということですので、すでに著作権の保護期間は切れているということになります。

著作権の保護期間は、著作権法上は以下のように規定されています。

「(保護期間の原則)
 第51条
  著作権の存続期間は、著作物の創作の時に始まる。
 2 著作権は、この節に別段の定めがある場合を除き、著作者の死後・・・50年を経過するまでの間、存続する。」

「(無名又は変名の著作物の保護期間)
 第五52条
  無名又は変名の著作物の著作権は、その著作物の公表後50年を経過するまでの間、存続する。ただし、その存続期間の満了前にその著作者の死後50年を経過していると認められる無名又は変名の著作物の著作権は、その著作者の死後50年を経過したと認められる時において、消滅したものとする。

2 省略」

「(団体名義の著作物の保護期間)
 第53条
  法人その他の団体が著作の名義を有する著作物の著作権は、その著作物の公表後50年(その著作物がその創作後50年以内に公表されなかったときは、その創作後50年)を経過するまでの間、存続する。
 2.省略」

著作権の保護期間は著作者の死後50年まで又は公表後50年までとなりますため、いずれの場合であってもすでに著作権の保護期間は切れているため、ご質問にあるように、作品をグラスに彫刻してハンドメイドマーケットに出品しても問題は生じないこととなります。

ただし、著作者人格権(公表権(同法18条)、氏名表示権(同法19条)、同一性保持権(同法20条))に関しましては著作者の死後も保護されることとなってしまいます(同法60条)ので、作品を改変したり、トリミングしたり、氏名表示がされている場合にその表示を削除したり、といったようなことを致しますと、著作者人格権と抵触する可能性が出てくることになってしまいます。

そのため、特にこの同一性保持権との関係におきまして、一部の彫刻をする行為が抵触する可能性があるものと推測されます。ちなみに、著作権法におきましてこの同一性保持権は以下のように規定されています。

「(同一性保持権)
第20条
 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
2 省略」

「(著作者が存しなくなつた後における人格的利益の保護)

第60条
 著作物を公衆に提供し、又は提示する者は、その著作物の著作者が存しなくなつた後においても、著作者が存しているとしたならばその著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。ただし、その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該著作者の意を害しないと認められる場合は、この限りでない。」

質問者: 返答済み 1 月 前.

早速ご返信ありがとうございます。 ************************* 著作権に触れないのであれば制作したいと思います。 ウイリアムモリスの画集からガラスにサンドブラスト技法で彫刻します。細かいところははぶいたり、彫刻しやすいようになりますが如何でしょうか? その際にモリスの壁紙参照と作品の説明文に書いたりしない方が良いのでしょうか?

専門家:  patent777 返答済み 1 月 前.

著作権の問題はないのですが、ご質問にもありますよう「細かいところをはぶいたり」のよう多少なりとも原作品に改変を加えるような場合には、先に申しましたように著作者人格権のうちの同一性保持権と抵触する可能性がでてきます。

60条但書では、「・・・ただし、その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該著作者の意を害しないと認められる場合は、この限りでない。」とあります。これは遺族から承諾を得ているのかどうか、改変をする必要性の程度、改変の度合い、販売数量、営利目的か非営利目的か、善意なのかまたは悪意なのか等の一切の事情を考慮して、その改変が著作者の意に反しているか否かが判断されることになります。はっきり申しまして、ケースバイケースで判断されることになるものです。

できることであれば、ウィリアムモリスの絵を参考としつつも、それをガラスに彫刻した作品から原作品を直接感得させない(直観させない)くらいにデザインを変えてしまえば、その作品は、原作品の改変ではなく、原作品とは別個の作品となりますので、そこまで思い切って改変されるのであれば、この同一性保持権とは抵触しないものと思われます。

一方で、原作品に多少の改変を加えた程度であり、その改変後の作品から原作品を直接感得できるようでしたら、それは同一性保持権と抵触してしまう可能性がでてきます。そのため、技術的に可能であれば、細部も含めて改変せずにそっくりそのまま彫刻を施すか、それが無理であれば安全策をとって、ウィリアムモリスの作品をベースとしつつ、それとは直接感得されないくらいに変更の度合を高めて彫刻されることをお勧めします。

質問者: 返答済み 1 月 前.
30003;し訳けありません 、とてもわかりやすく説明をいただいているのに、早とちりして低評価をしてしまいました
専門家:  patent777 返答済み 1 月 前.

回答に際して何かご不明な点がございましたらご質問してください。

特にないようでしたら、プラス評価をしていただきますようお願いします。

質問者: 返答済み 1 月 前.
12514;リスのデザインの中にいくつかそのまま変更しないで使えるものがありました。その場合(モリスのデザインを使う)と入れた方がよいのですか?売買数量に関しては多くて10点以内だと思います。
モリス商会は考えないで良いのですか?
専門家:  patent777 返答済み 1 月 前.

著作者名の表示につきましては、著作権法の氏名表示権におきまして「著作物の利用の目的及び態様に照らし著作者が創作者であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるときは、公正な慣行に反しない限り省略できる」と規定されています(19条3項)。

一般的に彫刻を施したグラスにその著作者名を入れるということが慣行としてあるようでしたら、モリスの氏名を入れないと氏名表示権と抵触してしまいますし、そのような慣行がないようでしたら氏名を表示しなくても抵触することにはならないと思われます。

また、一番無難な方法としましてはモリス商会から許諾を得ることですが、先にご説明しましたように、著作権は切れていますので、人格権である同一性保持権と抵触しないように改変せずに彫刻するのであれば、許諾を得る必要はないと思われます。

質問者: 返答済み 1 月 前.
26377;難うございます。ウイリアムモリスの名はグラスにいれるのではなく,作品説明文に
ウイリアムモリスのデザイン名を書き入れたいのですが
専門家:  patent777 返答済み 1 月 前.

大変失礼しました。

ウィリアムモリスの名は著作物にはなりません。、また、宣伝広告など顧客吸引力を利用するような態様とはいえないと思われますので、説明文に入れることに関しましては、著作権や肖像権と抵触することはないものと思われます。

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質問者: 返答済み 1 月 前.
20309;も分からない私に何度も丁寧に分かりやすくご説明下さいまして有難うございました
専門家:  patent777 返答済み 1 月 前.

評価していただきましてありがとうございます。

ご活躍をお祈り申し上げます。

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