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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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専門学校に通っています。単元毎にテストが実施されるのですが、テスト終了後に問題用紙・解答用紙とも回収され返却されません。

解決済みの質問:

専門学校に通っています。単元毎にテストが実施されるのですが、テスト終了後に問題用紙・解答用紙とも回収され返却されません。教務に理由を訊ねたところ「著作権が発生するから…。」とのこと。「コピーが過去問として流出することを防ぐため」とも。
テストは、問題を解くことよりもその後の振り返りが大切だと思います。出題内容も再確認出来ず、正解なのか不正解なのかもわからず、点数のみが知らされます。これは普通のことですか?
成績の指標にしかならず、知識を深めることには繋がらないですよね。専門学校生として基礎固めをしっかりしたいので学校の上層部に意見することも考えているのですが、客観的意見をお願いします。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

知的財産権を専門とする者です。

著作権の観点から回答させていただきますと、著作権は「著作物」に生じます。

著作物でなければ著作権は生じません。

著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(同法2条1項1号)と規定されています。

すなわち、著作物といえるためには、「創作的な表現」であることを必要とします。

例えば、死亡記事や人事異動、「東京タワーの高さは333メートルです」など単なる事実を述べたに過ぎない文章ですとか、

「暑中見舞い申し上げます」やそれに続く「猛暑が続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。」などのような暑中見舞いの挨拶や季節の挨拶に使われる文言、通常の表現による契約書など、定型的な文章といったもの、などは創作的な表現とは認められず、「著作物」とはなりません。

要するに、その文章や問題を作成するに当たり、作者において独自の表現の選択の幅が少ない場合において創作した文章や問題等は、創作性が低く著作物にはならない可能性が高まります。

ただし、著作物における「創作性」とは、高度な芸術的、文芸的なものである必要はなく、上述した事実のみや定型的なものではく、また、先行する他人の表現と似ていなければいいという程度のものですので、創作性について高度な芸術性まで要求しているものではありません。

極端な例としましては、幼児が描いたお母さんの絵ですとか、さらに申しますと、人間が猿に指示して描かせた絵であっても「著作物」となりえます

(この場合は、猿が描いていますが、実質的には指示を出した人間が描いた絵ということになります)。

上の例で申しますと、「米国の空母 ロナルド・レーガンの全長は、東京タワーと同じ333メートルと非常に巨大な大きさです」のような表現ですと、創作的な表現として「著作物」であると認められ、著作権が発生する可能性がでてきます。

以上が著作物についての一般論ですが、本件のような問題文におきましても、ありふれたものでなく、他人の模倣でもなければ、著作物となる可能性があります。

そのため、問題文やその解答文の全てが必然的に著作物となるわけではないということになりますので、教務の「著作権が発生するから…。」という理由は、すべての場合にが当てはまらないということになります。

また、「コピーが過去問として流出することを防ぐため」という理由を挙げておりますが、そのようなことは確かに起こり得ると思いますが、その場合には、もしそのコピーされた過去問が著作物であれば、著作権が生じていますので、法に基づき適切に対処すればいいわけです。

過去問の流出を防止するというのは、学校側の都合によるものですが、問題文や解答用紙を生徒さんに渡すのは、質問者様もおっしゃるように、知識を深めることに繋がり、基礎固めをしっかりできるという生徒さんの利益にかなうものです。

にもかかわらず、学校側が問題と解答を渡さないのは、生徒さんの利益より学校側の利益を優先しているものと思われます。

これは本末転倒であり、公立学校ではなく、専門学校という私的な学校におきましては、高額な学費を支払うお客である生徒がいてこそ存続できるのであり、そのお客である生徒に対して学費に見合ったサービスを提供するのが専門学校の努めであるはずです。

これは通常のビジネスと何ら変わるものではありません。

当方もかつては法律の専門学校に通っていましたが、そこでは当然に過去問や解答は返却されます。しかも返却された解答用紙には当然に先生による添削がなされており、自己の長所短所が客観的に分かり、以後その対策を練るというのは当然のことです。それができないというのは全くもって不合理であり、不誠実な対応であると思います。

そのため、質問者様は堂々と問題文および解答用紙の返却を要求できるものと思われます。

ただ、一つ気になりますのは、学校との契約で、問題文および解答用紙は返却されない旨の合意がある場合には、学校側には返却義務は生じないことになりますので、この点をご確認の上で、返却請求をしてみていはいかがでしょうか。

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