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patent777
patent777, 弁理士資格を取得
カテゴリ: 特許・商標・著作権
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本やインターネットで見た折り紙作品をアレンジして、イヤリングやピアス、ブローチ、インテリア作品に仕立て、販売したいと思っ

解決済みの質問:

本やインターネットで見た折り紙作品をアレンジして、イヤリングやピアス、ブローチ、インテリア作品に仕立て、販売したいと思っています。
鶴など伝統作品以外の本などで、個人で発表している作品をアレンジすると著作権違反になりますか?
紙、色合い、構図などを真似るのではなく、折り方を利用するだけです。
著作権違反なのであれば、どの程度までなら、似ていても大丈夫なのでしょうか?
伝統作品とのラインもよくわかりません。
投稿: 6 ヶ月 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 6 ヶ月 前.

著作権を専門とする者です。

結論から先に申しますと、アレンジの程度によります。

アレンジの度合がどの程度進んでいるかによって結論が異なってきます。

詳しいご説明は明日の昼頃までにさせていただきますことご容赦くださいませ。

質問者: 返答済み 6 ヶ月 前.
25240;り図を見て作った花をスプレーニスやレジンで固めて、アクセサリー金具を付けます。
パーツになっている花の折り方は変えていません。幾つか作って合わせて、ブローチにしたり、色紙やリースにつけたりします。今は、知り合いにあげたりしてます。結構、喜ばれ売ったらいいのにと言われるので販売可能か教えて下さい。ひとつひとつ、作家さんか出版元と販売交渉をする必要がありますか?一部写真を添付しますので、よろしくお願い致します。
専門家:  patent777 返答済み 6 ヶ月 前.

昨日の者です。

添付の写真を拝見しましたが、バラの折り紙の完成作品が「著作物」になるか否かによって結論が異なってくると推察されます。

そこで、著作権は「著作物」に発生します。「著作物」でなければ著作権は生じません。

ここで「著作物」とは著作権法上、次のように定義されています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(同法2条1項1号)。

「著作物」であるか否かの判断で特に重要となりますのは「創作的な表現」であるか否かということになります。

この「創作性」につきましては、高度な芸術性や文芸的なものである必要はなく、先行する他人の表現と似ていなければいいとか、ありふれたものでなければいい、という程度のものですので、創作が高度であるかどうか、創作するのに困難を伴うかどうかということは無関係となります。

極端な例としましては、人間が猿に指示して描かせた絵であっても同一のものが存在しない場合には「著作物」となる可能性があります(この場合は、猿が描いていますが、実質的には指示を出した人間が描いた絵ということになります)。

折り紙を例にとりますと、すでに多くの方に知られている折り鶴のようなものは「創作性」はなく「著作物」には該当しませんが、今までにない「折りカラス」のようなものを独自で考えたのであれば創作性は認められ、「著作物」として著作権が生じることになります。

たとえば、正方形の折り紙を1回折って直角三角形にし、直角の部分の頂点を折り返して白い面を出して「富士山」云々・・・という方法に従って製作された富士山の折り紙の完成品については、「著作物」とは認められないと思われます。

また、折り紙は、その折り方を示した説明書(文章と図や写真などで表現されたもの)及びその折り紙の完成作品がありますが、これらに創作性が認められる場合には、説明者と完成作品のそれぞれが「著作物」となり、それぞれに別個の著作権が生じることになります。

ただし、「著作物」は、先のご説明しましたように、「創作的な表現」をいいますので、「表現」ではない、アイデア(頭の中で考えただけで知覚できないもの)は含まれません。そのため、折り紙の作品を「作る方法」自体につきましては、その手順が文章や図などで表現されており、それらの表現に「創作性」が認められる場合には「著作物」となり得ますが、表現されていない場合には、著作物とはなりませんので、著作権は生じないということになります。

そこで、本件のバラの折り紙ですが、まず、添付された写真にありますその折り方の説明書につきましては、同じものが認められないようであれば創作性が認められて「著作物」に該当する可能性が高いと思われます。

一方、バラの完成品ですが、これの判断は難しいですが、このようなバラの花の折り紙の完成品やその類似品が他に存在しないのであれば、創作性が認められて「著作物」に該当するのではないかと予想されます。

例えば、当方が本回答に添付したドラゴンの折り紙のように、他に同じようなものが存在しないと思える程度の高い独創性があるものでしたら、「著作物」に該当すると断定的にいえるのですが、本件におけるバラの花のような自然物につきましては、「同じようなものが存在しないのであれば」という条件付きで、存在しないのであれば「著作物」となり、存在する場合には「著作物」ではないという判断もなし得るのではないかと想定されます。

そのため、このような考え方に基づきますと、バラの折り紙の完成品が著作物でない場合には、ご質問にあるようなアレンジをして販売することについて問題はありませんが、これが著作物に該当する場合には、著作権と抵触することになろうかと思われます。

具体的には、バラの折り紙の完成品を私的使用の目的(著作権法30条)ではない目的で製作する行為について複製権(同法21条)または翻案権(同法23条)の抵触となり、それを販売する行為について譲渡権(同法26条の2)と抵触することになろうかと思われます。

ここで、「複製」とは、著作権法では「印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製することをいい・・・」と規定されています(同法2条1項15号)。

また、複製概念を確立した有名な最高裁の判例では、複製とは「既存の著作物に依拠し、その内容及び形式を覚知させるに足りるもの」と判示しています。

一方、「翻案」につきましては、先に創作された著作物(バラの折り紙の完成品)に修正増減を施し、新たに創作性のある表現を付加しても、新たな創作物(質問者様の製作したインテリア作品等)が、原著作物である「バラの折り紙の完成品」に依拠し、かつ、原著作物の表現上の本質的な特徴を直接感得することができる場合をいいます。そして、そのように翻案されたのであれば、質問者様のインテリア作品等は「バラの折り紙の完成品」の二次的著作物(翻案)となります。

すこし、ややこしい表現で理解し難いかもしれませんが、大雑把に言いますと、複製といえるほどには原著作物であるバラの折り紙の完成品」と近似していないが、全く別の著作物ともいえない著作物。あるいは、複製といえるほどではないが、それでもなお、二次的著作物である「インテリア作品等」から原著作物である「バラの折り紙の完成品」を直接想起させるほどに似ているといったようなものです。

実際には、どのような行為が翻案に該当するかは、著作物の種類や表現態様などによって異なり、確定的な基準は存在せず、ケース・バイ・ケースで判断せざるをえません。また、複製と翻案の厳密な境界も存在しないのが実情です。

しかし、添付された写真を見る限りでは、アレンジしているとはいえ、そのアレンジ作品から原著作物であるバラの折り紙の完成品を直接想起されるように見えますので、その作品はバラの折り紙の完成品の複製ないし翻案に該当するのではないかと想定されます。

従いまして、質問者様がアレンジした作品を製作し、販売する場合には、事前にその折り紙の著作権者の承諾を得る必要があろうかと想定されます。

質問者: 返答済み 6 ヶ月 前.
12354;りがとうございます。
作っている作品は翻案、または複製ですね。
すみません。付随していろいろと疑問になっていましたので教えて下さい。①先の本で提示した川崎ローズなどは、はっきりと作者がわかるから良いのですが、ブローチにしているバラは、他の本にもにも載っていて、明確に作者が明記されていないので、作者がわからないです。それぞれ、出版元に問い合わせて作者を特定する必要があるということですかね?②前回の回答を踏まえますと川崎ローズなども作り方がビデオでたくさんありますが、もし作者が許可していなければ、全て違法ということでしょうか?③作った作品をブログやホームページに掲載するのは、個人的なら良い?
お店など公の場となるものは違法?④本を見て、著作物の作り方を公共の場で、人に教えることは、違法ではありませんか?
サークルなどで、皆さんやっていますが。⑤本の勝手なコピー配布は違法だと思いますが、作り方を自分で作って、配布することは違法?
自分で考えた新たな表現、一般的な説明なら合法?
専門家:  patent777 返答済み 6 ヶ月 前.

①について

そうですね、出版元に問い合わせるのがいいと思われます。

②について

作り方自体は「著作物」ではないため、教える行為自体は問題はないと思われます。

しかし、折り方の手順を表した説明書、図、図解などの表現物は創作性がある限りは「著作物」となり、また完成品であるバラも他に同じようなものがない限り「著作物」になり得ますので、ビデオにそれらの著作物や、若干の改変はしているものの翻案といえる程度のものが映し出されている場合には、それら著作物のサーバーへの複製による複製権(著作権法21条)およびネットでの不特定者がアクセスできる状態ですので公衆送信権(同法23条)と抵触することになると思われます(なお、前回の回答で翻案権(同法23条)とご説明しましたが、翻案権(同法27条)が正しいです、失礼しました)。

よって、その場合には、権利者の許可が必要になると思われますので、許可のない利用は違法ということになろうかと思われます。

③について

個人的に利用する場合には問題ないのですが(同法30条)、ネットに掲載しますと、例えそれが個人的なブログやSNSであっても不特定者がアクセスできる状態に置く以上は私的使用目的とはならず、著作権と抵触することになります。

④について

これも②のビデオと同じ考え方となります。すなわち、権利者が創作した本は創作性がある限り著作物となり得ます。そうしますと、教える際にその本の全部ないし一部を複製して配布すると、複製権や譲渡権と抵触することになります。また、本の一部をホワイトボードなどに描いて説明する場合にも、描いた部分が創作性のある部分であるならばそれも複製や翻案となる可能性があるということになります。

ただし、折り方自他には著作権は生じませんので、質問者様が独自に製作した折り方の手順を示した図や解説書を配布したりして、教える場合には問題はありません。

この場合でも、質問者様のオリジナルの手順書などが元の著作物たる本の翻案に該当しないほどに改変したものである必要はあります。

⑤について

④で述べたように、本の翻案とならない程度に改変したものであれば、問題はないということになります。すなわち、元の著作物たる本の内容を相当程度変えて、質問者様の製作したものから原著作物を直接想起させないほどに改変されているのであれば、問題はないということになります。

折り紙の作成図につきましては、裁判所の判例がありますので、参考までにその概要を添付しておきますので、個人的にご利用してください。

質問者: 返答済み 6 ヶ月 前.
12354;りがとうございます。
かなり、厳しいですね。
個人的なブログに掲載する場合も許可が必要なのですね。
日常的に世間で行なわれている利用の仕方が本当は違法か心配になってきました。
本で折り方を見て、著作権がある作品下記のように使用した場合を教えてください。⑥サークルなどの学習成果や活動を発表するための展示会も許可が必要?⑦幼稚園や公民館、老人ホーム、お店、イベント会場などの飾りつけも職員が作って飾るのは許可が必要?⑧上記へ個人的なプレゼントとして貰ったものを職員が飾るのはOK?
例えば、老人ホームに地域の人が好意で作っきたものを飾るなど。⑨イベントで来場者にお土産としてプレゼントするのは?
講座やサークルの会員数名へ
不特定多数が来るイベント
誕生日会など個人的なイベント⑩個人的に楽しむというのは、イヤリングやブローチにして、身につけて外出する程度ならOK?
身につけると不特定多数が目にしますが?以上のことは、一般的な利用状況ではありますが、本当は許可がないと違法?
だとしたら、多くの人に折り紙を楽しむというチャンスを奪ってしまいそうですね。
専門家:  patent777 返答済み 6 ヶ月 前.

⑥と⑦について

折り紙の完成品を美術作品とみた場合、その著作物を飾るという行為は、著作権法上は著作物の展示に該当するかと思われますが、美術の著作物の原作品でなければ、その展示権とは抵触しないことになります(25条)。

折り紙が美術の著作物であり、かつ、本で折り方を見て作成した完成品が「原作品」ではなく、複製品であると考えられる場合には、それを展示する行為は、展示権と抵触しないこととなります。

折り紙については、美術の著作物と考えるのは間違いではないと思われますが、本の折り方を見て作成した折り紙の完成品が「原作品」となるか、又は「複製品」となるかは、はっきりしていませんが、本で折り方を見て作成した完成品は原作品とはいえないのではないかと当方は考えていますので、それを飾り付けても問題はなかろうかと思われます。

ただし、展示したり飾り付けする前段行為である折り紙の完成品を作成する行為は、私的使用の目的とはいえないと思われますので、複製権と抵触すると考えられます。

⑧も⑦と同様で、プレゼントでもらったものが、原作品でなければ、それを飾る行為は問題はないということになります。

⑨は複製権と譲渡権に抵触します。理由は私的使用の目的を超えて複製しているからです。

私的使用の目的の複製とは、個人的または家庭内その他これらに準ずる極めて限られた範囲内で複製する場合をいいます(30条1項)。また、そのよう私的使用目的で複製したものを譲渡すると、複製権の侵害となります(49条1項1号)。

サークル会員数名や誕生日会は私的使用目的とはならないと思われます。

以上、ご説明させていただきましたが、当初のご質問内容から徐々にかけ離れてきていますので、できればこの辺でご評価していただきますようお願い申し上げます。

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質問者: 返答済み 6 ヶ月 前.
12356;ろいろと丁寧にご回答頂きありがとうございました。
大変、助かりました。

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