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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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1、他のネイルサロンがネット上で公開しているネイルデザインを、そのまま自分のネイルサロンでメニューとして提供するのは問題

解決済みの質問:

1、他のネイルサロンがネット上で公開しているネイルデザインを、そのまま自分のネイルサロンでメニューとして提供するのは問題がありますか?
2、自社でネイルデザインの情報提供WEBサイトを作る予定をしています。
<サイト内で予定している特集>
・2016秋におすすめのシンプルオフィスネイル7選
・周りの人が「うわ」っと引いちゃうジェルネイルの特徴
などのような内容を、ネイリストがネイルチップにデザインを施し、その写真をたくさん掲載していくサイトにしたいと思っています。
このネイルチップのデザインを行う際、他のネイルサロンがネット上で公開しているネイルデザイン・ネイルの雑誌内にあるネイルデザインを、そのまま真似するのは問題があるのでしょうか?
ネイリストに、ネット上・雑誌内のネイルデザイン例を見せて、「こんな感じで作ってください。」という指示を出そうと思っているのですが。よろしくお願いいたします。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

知的財産権を専門とする者です。

結論から先に申しますと、

1の他のネイルサロンがネット上で公開しているネイルデザインを、そのまま自分のネイルサロンでメニューとして提供する行為及び2の他のネイルサロンがネット上で公開しているネイルデザイン・ネイルの雑誌内にあるネイルデザインを、そのまま真似する行為は、そのネイルデザインの種類によって結論が異なってきます。

デザインが創作性のあるものであれば著作権が生じますが、創作性のないものであれば著作権が生じないので、創作性のないデザインを利用しても問題はありません。

しかし、創作性のあるデザインを利用しますと著作権のうち複製権と抵触してしまいます(著作権法21条)。

とりあえず結論だけ申しますが、その理由、根拠についてのご説明につきましてはもう少しお待ちください。必ずご説明します。

質問者: 返答済み 1 年 前.
12372;回答ありがとうございました。「創作性のあるデザイン」と「創作性のないデザイン」の線引きがいまいち分からないのですが、そのあたり、詳しく解説していただけると助かります。また、追加の質問で恐れ入りますが、https://twitter.com/rebirth_nailでサロンのお客さまのネイルを公開しているのですが、この場合にも、「創作性のあるデザイン」の施術の写真は、ツイッターやホームページなどへ写真を載せるのは、止めておいたほうが良いものなのでしょうか?下のほうへスクロールしてもらい、30枚目あたりにアンパンマンのキャラクターのネイルがありますが、こういうキャラクターのデザインは「創作性のあるデザイン」にあたるのでしょうか?その他のものについてはどうでしょうか?すみませんが、よろしくお願いいたします。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

昨日、回答した者です。

昨日もご説明しましたが、ネイルデザインに創作性があり「著作物」に該当するか、または創作性がなく「著作物」に該当しないかによります。

著作権は「著作物」に生じます。「著作物」でなければ著作権は生じません。

著作権法では「著作物」を以下のように規定しています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(同法2条1項1号)。

ここでいう「創作性」とは、高度な芸術性や創作の困難性は不要であって、ありふれたものや他人の模倣でなければ「創作性」があるとされ、「著作物」となります。

ネイルデザインには、色々な模様、色などを組み合わせた装飾が施されているので、そのようなデザインがありふれたものや他人の模倣でない限りは「創作性」が認められて「著作物」になると思われます。

具体的にどのようなネイルデザインがこの「著作物」に該当するか又は該当しないのかの判断は難しい面があり、ケースバイケースで判断せざるを得ないのですが、あえて申しますと以下のようになるのではないかと思われます(断定できませんことご了承ください)。

​ 例えば、①単一色だけ、②二色で交互に塗り分けただけ、③オランダやフランスなどの国旗ような3色の長方形の組合せといった程度のありふれた模様、④ありふれた花柄模様、星模様などだけのものや、それに色彩を施したにすぎないもの、などは創作性がなく、「著作物」には該当しないと判断される可能性が高いと推察します。

一方、①高度な芸術性がなくてもオリジナリティのある模様や色彩またはその組合せ、②単純な模様だけれども、今までに見たことがないようなもの、ネイルのデザインとしてみたことがないだけでなく、他の分野・物品などでも見たことがないようなもの、については創作性が認められ、「著作物」に該当すると思われます。

また、キャラクターにつきましては、アニメであれ映画であれゆるキャラ等であれキャラクターそれ自体が著作物ですので、著作権が生じています。キャラクターのネイルデザインは、キャラクターそのものの著作権と、キャラクターをベースにしてそれに多少のアレンジを施したネイルデザインの著作権の二つの著作権が生じている可能性があります。この場合、キャラクターそのものは原著作物となり、それを利用したネイルデザインは二次的著作物となります。もっとも、ネイルデザインのデザイナーが無断でキャラクターをネイルデザインに利用している場合には、そのデザイナーはキャラクターの著作権を侵害していることになります。

さらに、ロゴ(有名・無名を問わず)につきましては、デザイン文字(ロゴタイプ)と図案(ロゴマーク)がありますが、ロゴタイプのような字体には一般に著作権は認められることはほとんどありませんので、これをネイルデザインに利用しても著作権とは抵触しないと思われます。一方、ロゴマークについては、一概にはいえませんが、創作性が認められるものであれば、著作権が生じます。そのため、ロゴもありふれたものであるか、それとも多少なりともオリジナリティが発揮されているかによりますが、安全策としましては、ロゴマークは利用しないに越したことがないといえます。

なお、ロゴ、キャラクター、その他の文字・図形・記号などについて、商標登録がされている場合には、商標権との関係を考える必要がありますが、仮にこれらに商標権があったとしても、登録商標は、登録時に指定している商品やサービスまたはこれらに類似する商品やサービスに利用する場合にのみ商標権の侵害となりますので、仮に登録商標「シャネル」であって、指定商品が「被服」であれば、シャネルを被服やそれに類似する商品である履物に使用すると商標権の侵害になりますが、非類似の商品・サービスであるネイルデザインに使用しても商標権とは抵触しません。

また、登録商標を出所表示機能として使用しなければ、登録商標を指定商品や指定サービスに使用しても商標権とは抵触しませんので、仮に指定商品・サービスがネイルないしネイルサービスであったとしても、登録商標をネイルデザインとしてのみ利用する場合には商標権との関係では問題は生じないことになります。

したがいまして、仮にネイルデザインに著作権が生じている場合であって、その写真を無断でホームページやツイッターに載せますと、著作権のうちの複製権(著作権法21条)や公衆送信権(同法27条)と抵触することになりますので、これらの行為は違法ということになってしまいます。

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