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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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約2年前の母の日に行われたライブで、とある音楽ユニットにオリジナルの造語をつけたフラワーアレンジメントを作りプレゼントし

解決済みの質問:

約2年前の母の日に行われたライブで、とある音楽ユニットにオリジナルの造語をつけたフラワーアレンジメントを作りプレゼントしました。
その後、そのユニットとはいざこざがあり険悪な雰囲気になりました。
そのユニットが近日アルバムをだすのですがですが
コンセプトは私の送った造語をそのまま使い
イメージは母の日、感謝の花束
と公言しており造語はホームページにも記されております。
プレゼントした当時は音楽ユニットのプロデューサーや関係者もおみそれしましたなどの言葉をいただいており、覚えていないという事はないと思います。
これを営利目的で堂々と販売されるのは私としては嫌なのです。
この事を相手方にメールでお伝えしたのですが無視をされてしまいました。
泣き寝入りをするしかないのでしょうか?
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

知的財産権を専門とする者です。

事情は分かりました。

造語につきましては、著作権の保護対象となる可能性がありますので、その造語が「著作物」に該当する場合には、著作権に基づきその使用を差し止めることが可能となります。

詳しいご説明は後ほどいたしますので、もう少しお待ちください。

質問者: 返答済み 1 年 前.
12354;りがとうございます。
お待ちしております。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

先ほどの者です。

造語につきましては、先ほどもご説明しましたように、それが「著作物」に該当するものであれば、その造語に著作権が生じます。

「著作物」であれば著作権が生じ、「著作物」でなければ著作権は生じないことになります。

そこで、この「著作物」とは、著作権法上、以下のように規定されています。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(著作権法2条1項1号)。

すなわち、著作物といえるためには、「創作的な表現」であることを必要とします。

例えば、死亡記事や人事異動、「東京タワーの高さは333メートルです」など単なる事実を述べたに過ぎない文章は著作物とはなりません。

また、「暑中見舞い申し上げます」やそれに続く「猛暑が続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。」などのような暑中見舞いの挨拶や季節の挨拶に使われる文言、通常の表現による契約書など、定型的な文章といったもの、などは創作的な表現とは認められず、「著作物」とはなりません。

要するに、その文章を作成するに当たり、作者において独自の表現の選択の幅が少ない場合において創作した文章等は、創作性が低く著作物にはならない可能性が高まります。

ただし、著作物における「創作性」とは、高度な芸術的、文芸的なものである必要はなく、上述した事実のみや定型的なものではく、また、先行する他人の表現と似ていなければいいという程度のものですので、創作性について高度な芸術性まで要求しているものではありません。

極端な例としましては、幼児が描いたお母さんの絵ですとか、さらに申しますと、人間が猿に指示して描かせた絵であっても「著作物」となりえます

(この場合は、猿が描いていますが、実質的には指示を出した人間が描いた絵ということになります)。

上の例で申しますと、「米国の空母 ロナルド・レーガンの全長は、東京タワーと同じ333メートルと非常に巨大な大きさです」のような表現ですと、創作的な表現として「著作物」であると認められ、著作権が発生する可能性がでてきます。

以上が著作物についての一般論ですが、このような考え方に基づいて「造語」が「著作物」となるか否かにつきましては、質問者様が作成された造語に「創作性」が認められれば著作物となり、著作権が生じることになります。

造語ですので、あまり長くない文章構成であろうかと思われますが、短文でも俳句や短歌につきましては著作物性が認められていますが、内容が平凡でありふれたような短い文章につきましては創作性を欠くとして著作物性が否定される傾向にあります(古語語呂合せ事件)。

例えば、キャッチフレーズ、スローガン、交通標語などは、短い語数で創作的な表現をしなくてはなりませんので、多くの場合、選択の幅が狭くなって創作性を欠くとされます。

しかし、過去には、交通標語のような短い文章であっても創作性があり著作物として認められたものもあります。例えば「ボク安心ん、ママの膝よりチャイルドシート」との交通標語について東京地方裁判所の判例(平成13.5.30)では、3句構成からなる5・7・5調を用いてリズミカルに表現されていることや「ボク」「ママ」という語が対句的に用いられ、車内の情景が効果的かつ的確に描かれていることなどの点から創作性が認められるとされました。

したがいまして、質問者様の造語に創作性があり著作物と認められると想定される場合には、著作権が生じますので、質問者様は自己の著作権に基づいて、相手方に対し、ホームページその他への造語の使用を差し止めることができます(著作権法112条)。

この場合、いきなり訴訟を提起するのではなく、まずは、相手方に対し、法的根拠を記載した警告書を内容証明郵便などで送付するのが一般的となります。

それでも相手方が造語の使用を止めないのであれば、司法的解決ということになろうかと思われます。

なお、質問者様において創作された造語が創作性を有するか否かの確定的な判断は難しいと思われますので、警告または訴えに際しましては、著作権に詳しい専門家のご意見を窺った方がよろしいかもしれません。

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