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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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音楽の著作権に関する質問です。 1年前までバンドを組み、音楽事務所(実態は個人が運営、書面状の契約は何も交わしていない。

解決済みの質問:

音楽の著作権に関する質問です。
1年前までバンドを組み、音楽事務所(実態は個人が運営、書面状の契約は何も交わしていない。
しかし、マネージメントをしてもらっていた事実と、収入をもらっていた事実もある)に所属していたのですが、
所属していた時に、私が制作、あるいは共作した楽曲(CDは販売されているが、ジャスラックや、音楽出版社に著作権を預けていない、過去には預けている楽曲もある。)を 今も現メンバーがライブなどで使用しているのですが、
私の許諾もなく演奏できるものなのでしょうか?
また私がライブでの使用を現メンバーに拒否すれば、使用されないように
できるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

知的財産権を専門とする者です。

結論から先に申しますと、質問者様が創作した楽曲につきましては、その楽曲の演奏を止めさせることができます。

詳しいご説明は明日の午前中にさせていただきますことお許しください。

専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

ご説明させていただきます。

まず、著作権は、著作物(本件では楽曲に当たります)を創作した者に原始的に発生します。

すなわち、質問者様が楽曲を創作したのであれば、その楽曲が完成した時点で、いかなる手続をも要することなく、自動的に創作者である質問者様に著作権が発生します。

これを無方式主義といいます(著作権法17条2項)。

この著作権には、楽曲をCDなどの媒体に録音することができる権利である複製権(同法21条)、その楽曲を公衆に対して演奏することができる権利である演奏権(同法22条)、その楽曲をインターネットにアップロードすることができる権利である公衆送信権(同法23条)、その楽曲を販売することができる権利である譲渡権(同法26条の2)、その楽曲をレンタルすることができる権利である貸与権(26条の3)、その楽曲を編曲したりといった改変することができる権利である翻案権(27条)等の権利が含まれます。

この著作権は財産権ですが、この財産権である著作権の他に質問者様には、著作者人格権も自動的に発生しています。

この著作者人格権と申しますものには、以下の3つの権利を含んでいます。

①未公表の楽曲を公表するかしないかを決める権利である公表権(同法18条)。

②その氏名や変名などを公表するかしないかを決める権利である氏名表示権(同法19条)。

③そして、楽曲を意に反して改変されない権利である同一性保持権(同法20条)。

これらは人格権ですので、財産権である著作権とは異なり、創作者に一身に専属し譲渡することができません(同法59条)。

この著作権と著作者人格権が楽曲の創作者である質問者様に原始的に帰属していることになります。

ご質問には「共作」した楽曲もあるようですので、その場合には、その楽曲についての著作権や著作人格権は共作した各人に発生することになります。

また、「原始的に」帰属する、こととなりますので、楽曲を創作した後に、財産権である著作権につき第三者に譲渡した場合には、その譲受人が著作権者となります。

ご質問を見る限りでは、原始的に質問者様に帰属している著作権を、その後に音楽事務所等の第三者に譲渡したような事情がないようですので、現在もなお著作権は質問者様が有していることになります。

また、JASRAC等の著作権管理事業者や音楽出版社には著作権の管理を委託していないということですので、その楽曲の使用(演奏)に関する許可権限をお持ちなのは著作権者(演奏権者)である質問者様(共作の楽曲についてはその複数の創作者)が有していることになります。

従いまして、質問者様が創作した楽曲を第三者が演奏したり、録音してCDを販売したり、ネットに公開したり、といったことを行うには、著作権者である質問者様から承諾を得なければできません。

共作に楽曲について利用する場合には、その著作権者全員の承諾が必要になります。

したがいまして、著作権である質問者様は、許諾なく演奏している者や社に対して、自己の著作権に基づいてその演奏を中止させる差止請求権を行使することできます(同法112条)。

共同の楽曲の差止につきましては、著作権の共有者全員で行使する必要があります(同法65条)。

また、他人による無断演奏により、質問者様に損害が生じた場合には、損害賠償請求をすることも可能となります(民法719条)。

質問者: 返答済み 1 年 前.
12372;回答ありがとうございます。ご回答の最後から2段目に、『共同の楽曲の差止につきましては、著作権の共有者全員で行使する必要があります(同法65条)。』との内容ですが、共作に限り、著作権を持つ全メンバーの意見が一致しなければ
楽曲のライブでの使用を差し止めることはできないということで
よろしいでしょうか?私は辞めたメンバーのため、事実上、共作のものに関しては
使用差し止めはできないという考え方でよろしいでしょうか?
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.

先ほど説明につきましては、共有者全員の合意を得ないでした著作権の行使は無効になるという意味です。大変失礼いたしました。

ここでいう「著作権の行使」と申しますのは、著作物を共有者自らが利用することや他人に利用の許諾をすることをいいます。このような場合には共有者全員の合意が必要になるということです(著作権法65条2項)。

一方、著作権の侵害行為を差止め等する行為は、ここでいう著作権の行為に含まれませんので、共同の楽曲の演奏等を差し止めることは、共有者の一人が単独で行うことができます(同法117条)。

そのため、質問者様が共有者の一人である限りは、質問者様が単独でも共同の楽曲の演奏等の差止めを請求することができます。

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