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patent777, 弁理士資格を取得
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 486
経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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初めて質問させていただきます。イラストを描き、安価ではありますが、販売している者です。その際の衣服のデザインについて

解決済みの質問:

初めて質問させていただきます。イラストを描き、安価ではありますが、販売している者です。その際の衣服のデザインについての質問となります。
1.過去の名画の衣服のデザイン
2.軍服等実在の制服(歴史上実際に使用されていた制服等)のデザイン
3.博物館などに展示されている服飾のデザイン
4.世界の民族衣装
上記のデザインを自分の描くキャラクターの衣装に流用することは何らかの違法行為となるかお教えいただきたく存じます。
どうぞよろしくお願いします。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
知的財産権を専門とする者です。 本件の場合において考慮しなければならない知的財産法としましては、著作権法、意匠法、商標法となります。 そこで、まず、意匠法で保護される意匠権との関係をご説明しますと、仮に、これらのデザインについて日本において意匠権を取得しているとした場合、意匠権の存続期間は、登録から20年ですので(意匠法21条1項)、この期間を経過している場合には、意匠権の問題は生じません(日本で意匠権を取得していなければ、そもそも問題はありません)。 意匠権の対象となるのは、実用品のデザインですので、1は対象外となり、2の軍服のデザイン、3の服飾のデザイン、4の民族衣装のデザインが、対象となりそうですが、そのいずれもが、仮に日本で意匠登録されていたとしても、既に登録から20年以上経過していると思われるので、意匠権の問題は生じないと予想されます。 また、質問者様が描かれたキャラクターの衣装に使用するとのことですが、そのキャラクターがあくまでイラスト上のもの(絵として)である限り、意匠権とは抵触しません。ただし、ゆるキャラのような立体的(3次元的)なキャラクターに実際に着せる衣装として、これらの衣服を用いる場合には、存続期間が満了していなければ、意匠権と抵触することになります。 そのため、イラスト(絵)の中で衣服のデザインを描いているだけであれば、全く問題は生じないことになります。 続きまして、商標法で保護される商標権との関係ですが、商標権は更新登録を繰り返すことで半永久的に存続する権利です(商標法19条)。 そのため、1を除く2~4の衣服のデザインについて、日本において商標権を取得し、更新登録を続けていれば、現在でも商標権は存続している可能性はあります。 しかし、意匠権と同様に、キャラクターをイラスト(絵)として描いたものに、2~4の衣服のデザインを使用しても、それは商標権の侵害にはなりません。 商標を衣服に使用しているのではなく、イラストに使用していることになるので、商標登録された指定商品(衣服)とは別の商品(イラスト)に商標を使用していることになるからです。 また、そのような使用は、そもそも出所表示や品質保証としての商標の使用でもありません。 そのため、商標権との関係においても問題はありません。 問題があるとすれば、著作権ということになります。 著作権は、著作物(本件では衣服のデザイン)を創作した時点で、自動的に発生します。何らの手続は必要としません(著作権法17条2項)。 そして、外国の著作物であっても、著作権に関する条約(例えば、「ベルヌ条約」~ほとんどの先進国が加盟しています)に加盟している国などのものについても日本が保護義務を負うことになります(著作権法6条)。 一方、著作権の保護期間は、原則として、著作者の死後50年まで、または公表後50年までとなっています(同法51条~53条)。 更に、我が国と太平洋戦争をした国に対しては、その保護期間に戦時加算という期間が加えられた期間までが保護期間となります。 戦時加算の期間は、国によってまた、著作物の創作時期によって異なるのですが、アメリカ、イギリス、フランスなどでは、最長で約10年と5か月となり、この期間が先の50年の保護期間に加えた期間まで保護する義務を負います。 したがいまして、保護期間が超えているデザインであれば、キャラクターのデザインに利用しても問題はありません。 おそらく、1~4のすべてについて、相当古くに創作された感じですので、すでに保護期間が切れているのではないでしょうか。 いずれもが、著作者の死後50年ないし公表後50年は優に経過しており、戦時加算の期間を加えても、保護期間は経過していると予想されますので、これをキャラクターに使用しても、著作権法上の問題は生じないと思われます。
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