JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
patent777に今すぐ質問する
patent777
patent777, 弁理士資格を取得
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 497
経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
61167350
ここに 特許・商標・著作権 に関する質問を入力してください。
patent777がオンラインで質問受付中

ネットに掲載されているダイエット方法などをまとめた有償の書籍を出そうと思っているのですが、掲載者とはどのような交渉が必要でしょうか? また、ネット掲載物を勝手に書籍化した判例

質問者の質問

ネットに掲載されているダイエット方法などをまとめた有償の書籍を出そうと思っているのですが、掲載者とはどのような交渉が必要でしょうか?
また、ネット掲載物を勝手に書籍化した判例があれば教えて下さい。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
知的財産権を専門とする者です。 ネットに掲載されている文章、ブログなどにつきましては、それが「創作的な表現」であるならば、「著作物」となり、著作権が生じます。 「著作物」でなければ著作権は生ません。「創作的な表現」とは、単なる事実を述べているに過ぎないものやありふれた表現によるものは著作物とはなりませんが、かといって特段、高度な芸術性までは必要としておらず、他人の著作物の模倣でなければいいという程度のものです。 そのため、質問者様がご利用されようとしているネット掲載のダイエット方法の「文章や図、写真など」に創作性がある場合には著作物となりますので、それを無断に複製すると著作権のうちの複製権(著作権法21条)と抵触し、また若干の改変をした場合には翻案権(同法27条)と抵触します。そしてそのように複製や翻案して製作した書籍を出版しますと譲渡権(同法26条の2)と抵触することとなります。 ただし、著作権法では「著作物」=「創作的な表現」を保護対象としているため、ダイエットの「方法」そのものは保護対象とはなりません。あくまでも「表現」を保護対象としているため、ダイエットの「方法」は保護されず、方法を表した「文章、図、写真など」に創作性があればそれを保護対象としています。 したがって、ご利用されようとしているダイエットの方法であっても、それと同じ方法を質問者様の独自の表現方法で別個に創作した文章、図、写真などによって書籍を制作して販売することにつきましては何ら著作権を侵害することになりませんので、著作権者の承諾は不要ということになります。 一方、著作物と認められる当該ダイエット方法の文章等を使用する場合であっても、当該ダイエット方法の文章等を使用した質問者様の書籍が著作権法32条でいうところの「引用」に該当する場合には、著作権者の承諾は不要となります。 しかし、ご質問内容を伺う限りでは、この「引用」に該当するための1要件である「報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるもの」を満たしていないと思われますので、この「引用」とはならず、その利用につきましてはやはり著作権者の承諾が必要になってくると思われます。 少し前置きが長くなってしまいましたが、そこで著作権者との交渉についてですが、相手方と利用許諾の契約を結ぶような交渉をするのがよろしいのではないかと思われます。著作権法におきましても、著作物の利用許諾が規定されています(同法63条)。 利用許諾契約を結ぶための交渉としましては、著作物であるダイエット方法の文章等を、どのような態様で書籍に掲載するのか、その書籍をどの地域・国で、どのくらいの期間販売する予定なのか、紙媒体のみかあるいは電子書籍などにもするのかといった販売方法、著作者氏名の掲載の有無、販売価格、独占的な契約とするか否か、著作権者に支払う金額・支払方法(一括か、歩合制とするか)などといったことを決めるための交渉をすることになろうかと思われます。 契約をできるだけ文章にしておいた方が後々の紛争が生じた場合の証拠となりますのでお勧めします。 なお、ネット掲載物を書籍化した判例として以下の判例をご紹介します。●【事件名】風俗記事の漫画化事件●【年月日】平成27年5月21日●知財高裁 平成26年(ネ)第10003号 著作権侵害損害賠償等本訴、ブログ記事抹消等反訴請求控訴事件 (原審・東京地裁平成24年(ワ)第3677号、同年(ワ)第7461号) (口頭弁論終結日 平成27年2月12日)この判例の概要を簡単にご説明しますと、フリーライターX(一審原告)がブログに掲載した風俗記事を元に、出版社Y1(二審被告)が編集プロダクションY2(被告)に依頼して漫画を作画した上で、Y1発行の雑誌に掲載した。Xはこれを著作権および著作者人格権の侵害だとして、Y1およびY2に損害賠償金131万円の連帯支払いと、Y1に謝罪広告の掲載を求めた(本訴)事件の控訴審です。  一審東京地裁は本訴に関して、記事と漫画を対比の上、一部について表現上の本質的特徴を直接感得できるとして、翻案権の侵害を認め、著作者人格権の侵害も認めて損害額6万6000円の支払いをY1およびY2に命じ、謝罪広告の掲載は認めなかった。原被告双方が一審判決を不服として控訴した。  知財高裁は、一審同様著作権・著作者人格権の侵害を認めたが、被告らの支払うべき損害額を55万円とする増額の変更をした。というものです。
patent777をはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中

特許・商標・著作権 についての関連する質問