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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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国語問題集に乗っている問題をベースに、その文章の前からの文章を取り入れて入試問題を作ろうとしたら、著作権に引っかかり

解決済みの質問:

国語問題集に乗っている問題をベースに、その文章の前からの文章を取り入れて入試問題を作ろうとしたら、著作権に引っかかりますか。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
知的財産権を専門とする者です。 まず、モラルの問題は別にしまして、著作権について回答したいと思います。 そこで、著作権は「著作物」について発生します。 「著作物」でなければそもそも著作権は生じません。 ここに「著作物」とは、著作権法上次のように定義されています。 「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(同法2条1項1号)。 そのため、その国語問題集に乗っている問題文のうち、質問者が利用されようとした文章が、「創作的な表現」であれば、その利用されようとしていた文章は「著作物」となり、著作権が生じます。 ここでいう「創作性」は、高度な芸術性までは必要とされておらず、他人の模倣でなかったり、定型的な挨拶文、契約書、単なる事実の羅列でなければ創作性はあることになります(例えば、挨拶文だからとか、契約書だからというだけで創作性がないということではなく、通常使われるような表現だけによるものには創作性は認められませんが、独自の表現によるものであれば、レベルが低いものであっても創作性は認められることになります。)。 おそらくは、質問者様が利用しようとしていた国語問題集の当該部分の文章についても、他人の模倣でない限りは、作成者の何らかの個性が表れていると予想されますので、「著作物」に該当し、著作権が生じていたのではないかと想像されます。 そうしますと、質問者様が利用されようとしていた箇所の前の場面からの文章を読んで答える形式の入試問題とする場合であっても、著作物であると考えられるそのご利用されようとしていた部分の文章を「そのまま」利用する限りは、著作権のうち複製権と抵触するおそれがでてきます(同法21条)。 また、国語問題集のその利用しようとしている個所の文章に多少の加筆修正などを施して新たな文章としても、その修正した文章から原著作物(国語問題集の当該箇所)を直接感得(いわゆる直感のようなもの)しうる程度の改変にすぎない場合には、翻案権と抵触する可能性がでてきます(同法27条)。また、著作者人格権である同一性保持権とも抵触する可能性がでてきます(同法20条)。 そのため、その国語問題集の利用しようとしていた個所の文章を相当程度に改変して、改変した文書から元の文章を直接感得することができない程度にまで改変の度合いを高めた場合には、著作権とは抵触せず、そのような文章は元の文章とは別個の新たな著作物として著作権が生じます。 以上が著作権に関する回答です。 続きまして同僚の方がいわれるモラルにつきましては、当方はその方面の専門ではないので、確固たることはお答えすることができませんが、著作権の視点からお答えしますと、先行する著作物(他人の創作物)をベースにして、新たな著作物を作ることは通常行われることですので、何ら法上の問題はなく、モラルに関しても全く問題のないところだと思われます。 また、著作権はアイデアを保護するものではなく、創作的な「表現」を保護するものです。そのため、アイデアは同じであっても、「表現」が異なっていれば何ら問題はないということです。 たとえば、映画の著作物でいいますと、黒澤明監督の「七人の侍」のアイデアを用いて「荒野の七人」という洋画が制作されたというエピソードは多くの人が知るところですし、また、「スター・ウォーズ」に出てくるC3POやR2D2のロボットは、「隠し砦の三悪人」に出てくるコンビを基にしたとされています。 また、同人誌が盛んな日本では、オリジナルのマンガ家は自身のマンガをパロディ化することを放置しています。そのような模倣を容認することで日本の漫画界は世界に通じるくらいに発展しています。 創作活動におきましては、ある程度の模倣がなされることはよくあることです。 これは、本件のような文章でも同じでことがいえます。すなわち創作活動の場においては先行する著作物を参考にして新たな著作物を作ることはよく行われていることであり、あとは程度の問題ということになろうかと思われます。 そのため、先行する著作物を基にして新たな問題を作成すること自体が直接的にモラルに反するとはいえないということになろうかと思われます。
質問者: 返答済み 1 年 前.
結論として、著作権に関する問題は発生するがモラルに反することではなかった、という理解で宜しいでしょうか。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
そのような理解になろうかと思われます。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
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