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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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メールで企業に送った個人的な問い合わせに対し、もらった返信メールの文面をそのまま(社名や担当者個人名は匿名で)SNS上で

解決済みの質問:

メールで企業に送った個人的な問い合わせに対し、もらった返信メールの文面をそのまま(社名や担当者個人名は匿名で)SNS上で報告として伝えてもよいものでしょうか?
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
知的財産権を専門とする者です。
結論から申しますと、文面の内容次第ということになります。
文面の内容が著作物に該当するようなある程度の創作性を有するものかどうかによります。
と申しますのは、著作権は著作物に生じます。
文面が著作物であるとすれば、著作権は文面を作成した企業ないし、その企業で文章を作成した従業員に生じます。
そのため、その文面を著作権者である企業等の承諾を得ずにSNSに投稿すれば、著作権のうちの複製権(著作権法21条)および公衆送信権(同法23条)を侵害することになります。
ここに著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」をいいます(著作権法2条1項1号)。
端的に申しますと、著作物とは「創作的な表現」であることが必要です。
例えば、「東京タワーの高さは333メートルである」とか、人事異動や死亡記事などのような単なる事実を述べたに過ぎない表現、「暑中見舞い申し上げます」やそれに続く「猛暑が続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。」などのような暑中見舞いの挨拶や季節の挨拶に使われる文言、通常の表現による契約書など、定型的な文章といったもの、などは創作的な表現とは認められず、「著作物」とはなりません。
ただし、著作物における「創作性」とは、高度な芸術的、文芸的なものである必要はなく、上述した事実のみや定型的なものではく、また、先行する他人の表現と似ていなければいいという程度のものですので、創作が高度であるか否かは関係がありません。
極端な例としましては、人間が猿に指示して描かせた絵であっても「著作物」となりえます
(この場合は、猿が描いていますが、実質的には指示を出した人間が描いた絵ということになります)。
そのため、その文面が創作的なものであれば、著作物となり著作権は生じますので、無断でSNSに投稿すると企業等の著作権と抵触し、一方、その文章が創作的でない場合には、著作物といえず著作権は生じませんので、無断で投稿しても問題はないということになります。
質問者: 返答済み 1 年 前.
お返事ありがとうございます。オリジナリティは見受けられません。企業としての形式的な説明や内容であれば問題ないということでしょうか?
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
問題はないということになります。
ありきたりの表現しか用いていないようですと著作物とはいえませんので、著作権は生じていないということになります。
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