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カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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他社の既存の製品に少し改良を加えた製品を、自社で製作販売すると法律的にはどのような問題があるのでしょうか。

解決済みの質問:

他社の既存の製品に少し改良を加えた製品を、自社で製作販売すると法律的にはどのような問題があるのでしょうか。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
知的財産権を専門とする者です。 既存の製品について技術的な構造等に関する特許権、実用新案権が存在している場合には、その構造等をそっくり取り入れて形状等だけ変えただけとか、その構造等に他の要素を付加しただけですとか、一部を変えたがその変えた部分が既存の製品にとって特徴的な部分でないといった程度の改良に過ぎないものでしたら、そのような改良品を製造販売する行為は、その既存製品の特許権ないし実用新案権の侵害となります(特許法2条3項、同68条、実用新案法2条3項、同16条)。 また、その既存製品について外観のデザインを保護する意匠権が存在している場合、そのデザインをそのまま利用したり、または類似するようなデザインにして製造販売する行為はその既存製品の意匠権を侵害することになります(意匠法2条3項、同23条)。 さらには、その既存製品が特許権、実用新案権ないし意匠権のいずれも有していない場合であっても、その改良が不正競争防止法の不正競争行為となる場合にも、違法となります。 この不正競争行為となる場合とは、既存製品の形態を実質的に模倣したにすぎないような改良品を販売等することをいいます(不正競争防止法2条1項3号)。 単に製造するだけでしたら不正競争行為とはなりません。 また、「形態」とは、需要者が知覚によって認識できる形状、模様、色彩、質感、光沢をいいます(同2条4項)が、既存商品の機能を確保するために不可欠な形態を模倣する行為は不正競争行為とはなりません(同法2条1項3号かっこ書)。例えば、既存製品がテレビである場合、画面を横長の長方形にするといったことは、テレビの機能を確保するために不可欠な形態(この場合は形状)といえるので、改良したテレビの画面も横長の長方形としても、それだけでは不正競争行為とななりません。 さらに、日本国内において最初に販売された日から3年を経過した商品については、その形態を模倣しても不正競争行為とはなりません(同19条1項5号)。 一方、この「模倣」とは既存製品の形態をそっくりそのまま取り入れるだけではなく、多少形態を改良をしても「実質的に」同一の形態といえるほどに似ているようなものについても、形態の模倣であるとして不正競争行為となります(同2条5項)。 したがいまして、既存製品について特許権、実用新案権、意匠権が存在しておらず、かつ、その既存製品が日本国内で最初に販売された日から3年を経過しているのであれば、問題はないということになります。 また、これらの権利が存在する場合には、その権利の範囲外となる程度にまで改良をしなければならないということになります。
質問者: 返答済み 1 年 前.
回答ありがとうございます。
詳しく書いておけばよかったのですが、この度の案件は最近フィットネス等ではやっている、ハンモックやハンドル付きトランポリンの改良型の依頼でハンモック、トランポリンの機能はそのままで形状や取り付け方法の改良をしたいとのことでした。
この場合は回答にあったどれに該当する可能性があるでしょうか。
お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
厳密に申しますと、その改良をしようとしているハンモックやトランポリンについて、特許権、実用新案権、意匠権が存在しているか否かを調査する必要があります。 調査をするには特許庁のウェブサイトからJ-Plat Patという無料のデータベースにアクセスして検索することができます。 ただし、当該データベースを用いて検索するにはある程度の熟練が必要となり、初めて利用する場合には検索漏れといったことが生じ、権利が存在していることを見過ごしてしまう可能性がでてきます。 そのため、有償となりますが、特許事務所に依頼して権利の存在を調べてもらうのが一番確実な方法といえます。 とは言いましても、ハンモックやトランポリンのような複雑な構造をしたものでないような物につきましては、特殊な機能を有しているとか、特徴的なデザインであるといったようなものでなければ、一般的に考えて、特許権等は存在しないと思います。 そのため、質問者様が見た感じとしまして、一般的にあるような形状、構造のハンモックやトランポリンでしたら、特許権等は存在しないと考えて問題はないと思います。また、そのような特徴のないハンモックやトランポリンでしたら、何年も前から日本に存在しているはずですから、不正競争行為のいうところの日本国内で最初に販売した日から3年は優に経過していると考えてまず間違いはないと思います。 そして、既製品であるそのような特徴のないハンモックやトランポリンであるならば、特許権、実用新案権、意匠権は存在せず、また不正競争行為にも該当しないので、そのような既成品を改良しても問題はないと考えて問題はないと思われます。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
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