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patent777, 弁理士資格を取得
カテゴリ: 特許・商標・著作権
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経験:  特に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約に精通しています。
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JustAnswer 御中 いつも大変お世話になっております。 宮城県の青柳と申します。 Google検索広告からこのページに辿り着きました。 よろしくお願い致します。

質問者の質問

JustAnswer 御中
いつも大変お世話になっております。
宮城県の青柳と申します。
Google検索広告からこのページに辿り着きました。
よろしくお願い致します。
突然で恐れ入りますが、
日本国内における著作権の扱いについて、
質問がございます。
企業や公共団体等のお問い合わせフォーム等の注意書きに、
「弊社からの回答内容の転用、二次利用は固くお断りいたします」
「当社からの回答の一部または全部の転用、および二次利用は禁止とさせていただきます」
と言った記述が見られます。
一方、CRIC様の下記ページによりますと、
著作権法第32条の規定によって
引用の目的上正当な範囲内で引用して利用できるとあります。
http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html
このケースの場合、
どちらが優先されるのでしょうか。
また、
「回答内容の全部または一部をインターネットで公開することを禁止します」
と言った旨の注意書きがあった場合でも、
ブログやSNS等で回答内容を引用することは可能なのでしょうか。
ご多忙のところ恐れ入りますが、
よろしくお願い致します。
青柳 拝
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
知的財産権を専門とする者です。 ご質問の容は著作権法の内容と契約のどちらが優先されるのかという問題に関するものとなります。 本件におきましては著作権法の引用規定(同法32条)を朝日新聞社の利用規約で変えることができるのか否かということになります。 すなわち、著作権法上の引用に該当する場合には、著作権者の承諾を得ずに新聞社からの回答内容を転載したり、二次利用ができるはずであるのに、それを利用規約によって禁止することができるのか否かということです。 このような場合には民法91条に従って処理することになります。 「民法91条(任意規定と異なる意思表示) 法律行為の当事者が法令中の公の秩序に関しない規定と異なる意思を表示したときは、その意思に従う。」 法律の規定を契約で変えることを「オーバーライド」といいますが、法令中の規定と異なる意思(利用規約)を表示したら、その意思に従う」というのがこの条文の骨子となっています。 つまり、利用規約で交わされたルール(意思)が著作権法等の法律のルール(規定→本件では著作権法32条)と異なる場合は、利用規約が優先されるというのが「原則」となります。 ただし、この民法91条には例外があります。それが「公の秩序に関しない規定」という部分です。 この「公の秩序に関しない規定」については、利用規約が優先されるのですが、反対に「公の秩序に関する規定」(強行規定)との間では、利用規約(契約)で法律内容を変更することはできないということになります。 一般的に公序良俗違反や弱者保護の規定はこれに該当するといわれており、規定の立法趣旨からいって、これに反する規定を有効にすることは、社会公平上、望ましくないというような規定のことをいいます。 それでは、著作権法32条における引用の規定が強行規定であるのか否かということにつきましては、裁判例などが存在せず、断定はできないのですが、知的財産権の世界では最も権威ある学者さんといわれている中山信弘氏の説によりますと、『32条1項の「引用」の規定は強行規定であり、「禁無断引用」「禁転載」という一方的規定は、著作権法が著作権の制限規定を強行規定として決めている「引用」との関係では、法的に意味をもたない(中山信弘『著作権法』[2007]262頁)』。と述べています。 この説に従うならば本件において、企業や公共団体等のお問い合わせフォーム等の注意書きに、 「弊社からの回答内容の転用、二次利用は固くお断りいたします」、「当社からの回答の一部または全部の転用、および二次利用は禁止とさせていただきます」、「回答内容の全部または一部をインターネットで公開することを禁止します」 といった注意書きがあっても、著作権法32条1項の引用に該当する場合には、回答内容を利用することができることになります。もちろんブログやSNS等で回答内容を引用することも可能ということになります。​
質問者: 返答済み 1 年 前.
patent777先生迅速なご回答、誠にありがとうございました!
非常に明快、かつ詳細なご説明で、
法律門外漢の私にも非常に分かりやすいものでした。また、民間の利用規約と法律の条文が相対した場合に
民法91条で処理されるというプロセスも、
今回初めて知ることが出来ましたので、
今後の法解釈を考える上でもとても参考になるご説明を頂きました。中山信弘『著作権法』[2007]をネットで検索したところ、
安く購入できることが分かりましたので早速注文しました。
昨年第2版が出たようですが、そちらは高価ですので、
白血病治療が終わりましたら図書館で閲覧することに致します。この度は大変ありがとうございました。
今後もまたご相談させて頂くかもしれませんが、
その際はよろしくお願い致します。青柳 拝
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
お役に立つことができましてなによりです。
また、何かございましたらご質問してください。
早ご病気から回復なされることを願っております。
patent777をはじめその他名の特許・商標・著作権カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 1 年 前.
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
専門家:  patent777 返答済み 1 年 前.
こちらこそよろしくお願いします。

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