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yo-shi
yo-shi, 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
カテゴリ: 特許・商標・著作権
満足したユーザー: 233
経験:  中央大学法学部・文学部卒業。出版社にて校正・編集業務に10年以上従事。書籍の著作権問題に詳しい。
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初めて利用させて頂きます。 現在、フリーでイラストレーター兼グラフィックデザイナーとして活動している者です。 こ

質問者の質問

初めて利用させて頂きます。
現在、フリーでイラストレーター兼グラフィックデザイナーとして活動している者です。
この度、著作権に関して相談させて頂きます。
10年以上毎月、某月刊誌に広告を掲載すべく、そのデザインを広告代理店から依頼されて受けてきました。
ところが、この数ヶ月その依頼がありません。
実は過去にこの代理店のクライアント、つまり大元の発注元の会社(A社とします)には、今案件とは別に、依頼した使用目的と異なる媒体でデータを二次使用するということを繰り返していました。
私が代理店に納品したデータが、A社に渡っているのです。
無断使用が発覚する度、代理店を通じて掲載を取りやめるようお願いしてきました。その時は直ぐに対応はしてくれます。
そのような経緯から、もしかしたら、無断で過去に納品したデータを使用しているのではないかと不審に思い、掲載誌を取り寄せて確認したところ、案の定、過去のデータに手を加えた状態で掲載されていました。(商品などの内容に大きな差がないので、2014年10月号掲載用に作成したデータを、2015年8月号に掲載するために一部価格や体裁を変更して使用する、ということがよくあります。ただし、変更は代理店より依頼を受けて、私自身が行っていました)
確認はしていませんが、おそらく依頼が無かったこの数ヶ月間にも過去データを使っていたと思われます。
ちなみに、毎月、広告代理店からはA社の「○○誌×月号掲載用広告デザイン」として依頼を受けています。
これまでも著作権譲渡の話は一切していません。
他社でのイラスト制作の仕事於いて、二次使用する場合は事前にクライアントが過去に使用したイラストを使いたい旨の連絡を下さり、二次使用料もご提示下さいます。
しかし、今案件のクライアントから確信犯的なことを繰り返されると、却ってこちらが「著作権」に関する概念が間違っているのではないかと思い始めてしまう状況に陥っています。
クライアントに話すとしても言い方もありますし、今回の件で、完全に仕事を切られるという不安があります。
また、先述したとおり、この手のデザイン業務に関しては著作権侵害には当たらないのかもしれないと、判断がつきかねています。
今案件が著作権侵害となるのか否か、もし、著作権侵害となるのならば、クライアントへの巧い対応の仕方などの教えを請いたいと思っております。
何卒よろしくお願いいたします。
投稿: 1 年 前.
カテゴリ: 特許・商標・著作権
専門家:  yo-shi 返答済み 1 年 前.
ご質問にお答えいたします。
ご質問を読む限り、質問者様は、著作権の基本的な知識はお持ちの方と拝察いたします。
おっしゃるとおり、A社の行為は、質問者様の著作権を侵害していると考えられます。
相手方は、もしかしたら、著作権のことをよく知らないのかもしれません。
「自分がお金を出して、デザインを納品してもらっているのだから、別の機会に使えるのは当然だろう」と……。
絵画でも、購入したならば著作権も自分のものになる、と考えている人は多いです。
所有権は自分のものになるけれども、著作権は作者のまま、というのは、一般には分かりにくいことだと思います。
ですから、相手方に話をする時も、決めつけるのではなく、資料を作って持っていき、
「実は、著作権法では、こういう仕組みになっていまして……」
と、やんわりと説明するのがいいのかな、と思います。
(著作権法の理解がなくても、所定の号以外に使うのは、そもそも契約違反なのですが、「自分のものになった」と考えていると、違反の認識すらないかもしれません)
もし、著作権法を知ったうえで確信的に行っているとなると、やっかいです。
まず確認すべきは、質問者様のデザインが、「著作物」に当たるかどうか。
すなわち、著作権があるものであるかどうか。
「著作物」とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」(2条1項1号)
と定められているとおり、創作的な表現である必要があります。
この点は、おそらく、問題ないとは思いますが、仮に「著作物」に当たらず、著作権がなければ、誰がどのように使っても自由なので、文句は言えません。
著作権がある、という前提で話を進めます。
著作権者は、その著作物について、「複製権」「譲渡権」「翻案権」等を持ちます。
雑誌に掲載するのは、「複製権」を持っている人(もしくはその許諾を受けた人)しかできません。
販売するのは、「譲渡権」を持っている人(もしくはその許諾を受けた人)しかできません。
デザインを加工するのは、「翻案権」を持っている人(もしくはその許諾を受けた人)しかできません。
ですので、これらの行為を無断で行うのは、著作権侵害に当たる行為です。
侵害行為に対して、著作権者は、差し止め(利用の中止を求めること)と、損害賠償の請求ができます。
これは、裁判所に請求します。
ただし、このように裁判所に請求するということは、正当な権利ではありますが、相手にけんかを売る、ということでもあります。
継続して仕事をしていきたいなら、いきなり訴訟提起という方法は望ましくありません。
やはり、納品したデザインには著作権があり、その著作権はあくまで質問者様が持っていること、所定の号以外で使うのは契約違反であること、一部改変も著作権侵害に当たるので変更の際は質問者様に依頼して欲しいこと、等を、丁寧に説明するのがよいと考えられます。
また、今後は、当該デザインを使うのはその号に限ることや、他に流用しないこと、改変しないこと、変更するには質問者様に依頼すること等を盛り込んだ契約書を、しっかり交わすことだと思います。
契約書のひな形を作って、持っていくのも一案です。
「今後は、この契約書に従って、仕事をしていきたい」と。
それでも、相手がいい顔をせず、そんなに言うのなら発注をやめる、と言われるかもしれません。
こうなると、質問者様ご自身の判断になります。
金銭的な見返りのないままでも、とにかく仕事を増やすために受け続けるか、無茶を言うクライアントとの仕事はあきらめて、他の仕事を探すか……
相手がどのようなタイプかによって、変わってくると思います。
==============================
書籍の著作権問題には特に精通しています。「著作権は怖いモノ」という意識が少しでも軽くなるお手伝いができれば、と思います。
ご質問の解決につながりましたら、評価を入力していただきますよう、お願いいたします。
質問者: 返答済み 1 年 前.
早々のご返信、ありがとうございます。
依頼されて制作した場合、雑誌に掲載できる権利を有するのは発注元だと思っていました。勉強になりました。実は、「著作権」の定義が「高尚」過ぎて、自分の仕事内容では「著作物」として認められないのではないかという懸念がありました。
今案件に限って言えば、紙面の半分は価格表で埋められます。見栄えを考慮しなければ、素人にも「デザイン」は出来ます。しかし、全体的なイメージを考慮して、その価格表一つを取っても、自分なりにアイデアを捻り出し、工夫して作っていますから、今案件の仕事も「創作的表現」が成された「著作物」であると思いたいです。そのことを前提に、ご提案頂いた通り、「複製権」「譲渡権」「翻案権」についてと、「変更の際は質問者様に依頼して欲しいこと」を話してみようかと思います。
契約書については、ご提案頂いた通りにすることがベストだと思います。ただ、初めて仕事を受ける相手ならともかく、10年以上仕事を依頼してくれる相手に対するには、フリーランスにとって諸刃の剣になるのではという懸念が拭えない、というより気が引けるというのが正直なところです。(そんなだから、いつまで経っても日本は権利に関する概念が未熟なままなのでしょうが)ですから、相手の反応を見て契約書作成の提案をしようかと思いますが、それでは考えが甘いでしょうか。まずは、先述しましたとおり、クライアントに著作権がこちら側にあることから話してみようと思います。
ありがとうございました。
専門家:  yo-shi 返答済み 1 年 前.
ご返信ありがとうございました。
少し補足しますと、著作権のルールは前に書いたとおりですが、契約次第である意味どうにでもなる部分があります。
この場合の「契約」とは、契約書に書かれている内容に限らず、口頭での申し合わせも含みます。
口約束でも、書面に表した約束でも、法的な効果は変わりません。
ただ、争いになった時に、口約束では「言った、言わない」の水掛け論になりますが、書面にしておけば証拠になる、それだけの違いです。
ですから、デザインの仕事を受けた際、相手がどういう条件で発注してきたか、が大きな意味を持ちます。
雑誌に掲載すること自体は、当然、そのつもりで発注してきていているでしょうから、よいとしても、「○月号に掲載する」と言っておいて、□月号に掲載するのは、契約違反です。
「○月号に掲載する」と言っている以上、相手には、○月号に掲載する権利しかありません。
(著作権譲渡がないという前提)
「著作権」の定義は、「創作的な表現」がキモです。
ですから、小学生の作文でも、著作権があります。
しかし、誰が作っても同じ内容になるようなものは、著作権がありません。
その代表は、新聞のベタ記事です。
「○月×日、A交差点で、車と歩行者がぶつかって、歩行者が大けがをした」というような記事は、誰が書いても差が出ないので、著作権がない、と考えられています。
ですから、質問者様のデザインも、オリジナリティがあれば著作物、そうでなければ著作権がない、ということで、ご理解くださいませ。
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質問者: 返答済み 1 年 前.
お忙しいところ、ご返信ありがとうございます。
契約に関しましては、言った言わないの水掛け論に発展しないよう、慎重に話を進めていこうと思います。
ありがとうございました。
専門家:  yo-shi 返答済み 1 年 前.
評価を頂きまして、ありがとうございました。
質問者様のお力になれましたこと、うれしく思います。
またお困りのことがございましたら、ご質問くださいませ。

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